家づくりコラム
おしゃれな平屋住宅の実例10選!間取りアイデアや注意点を紹介
目次
おしゃれな平屋に住んでみたいものの、平屋に住んだことがなく、どのような間取りにすれば快適でおしゃれな家になるのかわからない方は多いかもしれません。平屋は動線がシンプルで暮らしやすい一方、間取りやデザインに工夫が必要です。
本記事では、おしゃれな平屋住宅の実例10選を紹介しながら、理想の住まいをつくるための間取りアイデアや注意点を解説します。これから平屋を建てたいとお考えの方や、具体的なイメージを持ちたい方は、ぜひ参考にしてください。
平屋の施工事例
暮らしやすさやデザイン性から、平屋の人気は高まっています。まずは、平屋の施工事例10選を紹介します。間取りの工夫やこだわりのポイントなど、理想の住まいづくりのアイデアとして参考にしてください。
2トーンカラーのスタイリッシュなモダン平屋
回遊性のある家事動線やゆとりのある玄関、光が差し込む広々としたLDKなど、家族が快適に過ごせる工夫が随所に散りばめられている平屋です。天井の高いリビングには、畳スペースやキャットタワーもあり、多様な過ごし方ができるのも魅力です。家族の気配が感じられる空間に仕上がっています。
家族が集まる採光設計と一直線家事動線のある平屋
家事のしやすさを追求した平屋の間取りは、キッチンから水回りへの動線が短く、毎日の家事をスムーズにしてくれます。リビングには家族で使えるカウンターを設置し、仕事や学習の場としても活用可能です。寝室と洗面動線を一直線につないだことで、朝晩の支度を効率化できます。浴室から洗う・干す・しまうが一箇所で完結する動線設計もポイントです。
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コの字型でのこぎり屋根の平屋
玄関と直結した土間収納が特徴の住宅で、土間にはベビーカーや外出用品をスムーズに収納でき、玄関まわりをすっきりと保っています。LDKには複数の小窓を設けて風通しと採光を確保し、隣接する部屋にはクローゼットを設置しました。生活感を抑え、整った空間を実現しています。キッチンからは室内全体を見渡せるため、家族との会話も自然に生まれるでしょう。
楽しさ広がる庭付きテラスがある平屋
開放感のあるオープンキッチンは、リビングやダイニングで過ごす家族を見守りながら料理ができ、自然な会話が生まれる設計になっています。配膳や片付けもスムーズに行える、効率的な家事動線を実現しました。庭付きのテラスでは、おうちピクニックや星空観賞ができるなど、家族の時間を楽しむための工夫が詰まった住まいです。
ピットリビングとデザインニッチがあるナチュラルテイストな平屋
こだわりが詰まった、木のぬくもりを感じるおしゃれな平屋です。開放感のある設計で、家族がゆったりと暮らせる空間が広がります。屋根付きの大きなデッキはリビングと自然につながり、外からの視線を遮る木製フェンスで囲まれた庭はくつろぎの場です。段差のあるピットリビングも特徴で、空間に変化をもたらしています。
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とことんセンスを感じさせるおしゃれな家
白と黒を基調にしたモダンシックなリビングは、開口部から光がたっぷり差し込む開放的な空間です。キッチンからはリビング全体を見渡すことができ、家事をしながら子どもの様子も確認できます。玄関横には大容量のシューズクロークを設け、靴やアウトドア用品などもしっかり収納可能です。
薪ストーブとログハウス風の内装が落ち着く居心地のよい平屋
のどかな自然に囲まれたスタイリッシュな平屋は、無垢材をふんだんに使い、木の温もりが感じられるログハウス風の内装が魅力です。見せる収納と隠す収納を上手に組み合わせ、機能性とデザイン性を両立しているのがポイントとなっています。玄関横のスライド扉を開けると大容量の収納スペースが広がり、暮らしやすさもしっかりと叶えています。
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開放的な土間と中庭のある平屋
家族が自然と集まれるようリビングとダイニングを一体化し、開放的な約20帖の大空間が特徴的な平屋です。間仕切りをなくすことで、視線が抜けてのびやかな暮らしを実現しています。子どもが安心して遊べるよう、中庭を囲むように住宅を配置しているのも特徴です。外からの視線を遮りつつ、室内から見守れる工夫も施しています。
ガーデニングを楽しめる洋風平屋のお家
洋風デザインと広い庭が印象的な平屋は、階段のない快適さと個性を両立した住まいです。「ほかとは違う洋風の平屋に住みたい」というご希望を実現しました。リビングには勾配天井を活かした吹き抜けを採用しています。屋根の形を活かした天井が空間に高さと開放感をもたらし、大開口の窓によって、明るく心地よい雰囲気をつくり出しています。
居心地のよいヌックとスキップフロアで家族が繋がる平屋住宅
隠れ家のようなヌックやスキップフロアを取り入れた住まいは、家族のつながりを感じながらも、それぞれの時間を大切にできる設計が魅力です。広々とした空間では子どもがのびのびと過ごすことができ、天井が高いため吹き抜けがなくても開放感のある心地よい雰囲気になっています。家事がスムーズに進むように配慮された動線も、この家ならではのポイントです。
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平屋のメリット・デメリット
ワンフロアで完結する平屋は、暮らしやすさや動線のよさが魅力です。一方で、敷地や間取りの工夫が必要な面もあります。ここでは、平屋のメリットとデメリットを紹介しますので、あらかじめ把握しておきましょう。
メリット
平屋は階段がなく、段差の少ないつくりにしやすいため、将来を見据えたバリアフリー設計に適しています。また、上下階の制約がない分間取りの自由度が高く、ライフスタイルに合わせた設計が可能です。
屋根の形状を活かして天井を高くすれば、より開放的な空間を演出でき、小屋裏収納やロフトを設けることで収納力もアップするでしょう。シンプルな構造の中に、快適さと機能性を両立しやすい点が魅力です。
デメリット
平屋はすべての生活空間をワンフロアに収めるため、十分な広さの敷地が必要となります。また、地面に近いため浸水のリスクがあり、災害時の備えが重要です。構造的に基礎や屋根の面積が大きくなる分、2階建てに比べて建築費が割高になることもあるでしょう。
さらに、外からの視線が入りやすいため、プライバシーや防犯への配慮も欠かせません。設計段階から、これらの課題に配慮した工夫が必要になります。
おしゃれな平屋になる間取りアイデア
平屋をよりおしゃれに仕上げるには、間取りの工夫が欠かせません。ここでは、おしゃれな平屋になる間取りのアイデアを3つ紹介します。
中庭
平屋は建物の高さがないため、部屋の位置によっては光や風が入りにくいことがあります。中庭を取り入れると、住まいの中心から自然光や風を取り込むことができ、家全体が明るく快適な空間になるでしょう。
また、中庭は外部の視線を気にせずにくつろげる、家族だけのプライベートな場所としても活躍します。室内とつながる屋外空間として、多目的に使えるのも魅力の一つです。
ウッドデッキ
リビングと続くようにウッドデッキを設けることで、屋外でもくつろげるアウトドアリビングが実現します。内と外のつながりが生まれ、空間に開放感が生まれるだけでなく、おしゃれな空間に仕上がるでしょう。
BBQやカフェタイムなど、多彩な楽しみ方ができるのも魅力です。第二のリビングとして活躍し、日常にちょっとした特別感をプラスしてくれるでしょう。
屋根勾配
屋根に勾配をつけることで、吹き抜けのような高さのある空間が生まれ、平屋でも開放感のある間取りが実現します。高い天井を活かしてロフトを設ければ、収納や趣味スペースとしても活用でき、限られた空間を有効に使えます。
また、勾配屋根は外観にも個性が出やすく、すっきりとしたスタイリッシュな印象を与えてくれる点も魅力です。
平屋を建てる際の注意点
平屋は快適さや暮らしやすさが魅力ですが、プライバシーや採光・通風の確保など、後悔しないためのポイントがあります。ここからは、平屋を建てる際の注意点を解説します。
プライバシーを確保する
平屋はすべての部屋が1階にあるため、外からの侵入リスクが高く、防犯対策が欠かせません。防犯カメラやセンサーライトを設置するほか、通行人の視線を遮るフェンスや植栽で窓まわりを工夫するのも効果的です。
また、玄関ドアの向きに配慮することで、外から室内が見えにくくなり、安心感が高まるでしょう。建物全体の設計と合わせて、安全性にも目を向けることが大切です。
採光・通風を確保する
平屋は構造上、家の中心部に光や風が届きにくいことがあります。そのため、風の流れを意識して窓の配置を工夫したり、中庭を設けたりして、採光や通風を補うための工夫が大切です。
また、周囲の建物が日当たりや風通しに影響を与えることもあるため、土地選びも慎重に進めましょう。
多数の実例を参考に平屋づくりを成功させよう
理想の平屋を実現するには、多くの実例を参考にすることが近道です。間取りやデザインの工夫、防犯や採光のアイデアなど、実際の住まいから得られるヒントを取り入れて、満足できる家づくりを目指しましょう。
キノエデザインは、健康的で快適に過ごせる「深呼吸する家」を提供しています。ご家族のライフスタイルや将来のライフプランまでをじっくりと伺い、しっかりと住まいづくりに反映していきます。理想の住まいをお考えの方は、ぜひモデルハウスでその魅力を体感してください。
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おしゃれな平屋の実例に関するよくある質問
平家やめた方がいい理由は何ですか?
平家にはいくつかのデメリットがあるため、選択を慎重に考える必要があります。まず、敷地面積が広く必要になることです。平家はすべての部屋が一つの階に配置されるため、同じ延床面積を確保するには、二階建て以上の住宅に比べて広い土地が必要です。これは特に都市部や土地の価格が高い地域では、コスト面での負担が大きくなる可能性があります。
また、プライバシーの確保が難しい場合があります。平家は窓や出入口が地面に近いため、外部からの視線を遮るための工夫が必要です。さらに、将来的に家族が増えたり、ライフスタイルが変わった場合に、増築やリフォームが難しいことも考慮する必要があります。これらの理由から、平家を選ぶ際には慎重な検討が必要です。
平屋は実際いくらしますか?
平屋の建築費用は、地域や使用する素材、デザインの複雑さ、建築業者によって大きく異なりますが、一般的な目安としては、1坪あたり50万円から80万円程度が多いです。たとえば、30坪の平屋を建てる場合、1500万円から2400万円程度の予算が必要になることがあります。ただし、設備や仕様のグレードを上げると、さらに費用が増加する可能性があります。土地代や諸費用も考慮に入れる必要がありますので、全体の予算をしっかりと計画することが重要です。
1,000万円で平家建てられますか?
1,000万円で平家を建てることは可能ですが、いくつかの要素に注意が必要です。まず、土地の費用は含まれていないため、土地を既に所有している場合や、土地費用を別途考慮する必要があります。また、建物の規模や仕様、使用する素材によってコストが変動します。シンプルなデザインや標準的な素材を選ぶことで、コストを抑えることができます。さらに、地域によって建築費用が異なるため、地元の建築業者と相談し、予算に合ったプランを検討することが重要です。
平屋の弱点は何ですか?
平屋にはいくつかの弱点があります。まず、土地の面積が必要になることです。平屋はすべての生活空間が1階に配置されるため、同じ延床面積を確保するためには、2階建て以上の住宅に比べて広い土地が必要です。これにより、都市部など土地が高価な地域ではコストが高くなる可能性があります。
また、プライバシーの確保が難しい場合があります。特に周囲に建物が密集している場合、窓や庭からの視線を遮る工夫が必要です。さらに、平屋は構造上、屋根や基礎の面積が大きくなるため、建設コストが上がることも考えられます。