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2024.05.27 コラム

【事例あり】吹き抜けのある平屋のメリットや後悔しないためのポイントを紹介!

【事例あり】吹き抜けのある平屋のメリットや後悔しないためのポイントを紹介!

平屋に吹き抜けを設けると、開放感を大幅に向上させることが可能です。吹き抜けは光と空気を家全体に行き渡らせ、居住空間をより快適に保つ効果があります。本記事では、吹き抜けのある平屋の住宅を考えている方に向けて、メリットとデメリットや、実用的な設計ポイントを詳しく解説します。実際に吹き抜けのある平屋を施工した事例もいくつか紹介しますので、平屋を建てたいと考えている方や、どのような間取りにしようか悩まれている方はぜひ参考にしてください。

吹き抜けのある平屋とは?

吹き抜けのある平屋とは?

吹き抜けのある平屋は、室内の開放感と自然光を最大限に活用する設計です。家の中心部に大空間を設け、屋根までの高さ全体を開放することで、外部や隣接する部屋からもその開放感が感じられます。特に、自然光が室内全体に届くことで、明るく広々とした感覚を提供し、視覚的魅力だけでなく、空間利用の利点も大きいでしょう。

自然光は健康に良いとされ、快適な居住空間の創出には不可欠です。しかし、設計を採用する際は、プライバシーの確保やエネルギー効率を考慮し、窓の位置やサイズ、ガラスの種類を慎重に選ぶ必要があります。

開放感たっぷりの間取りと高さのある勾配天井

吹き抜けのある平屋は広々とした空間を提供し、家全体に圧倒的な開放感をもたらします。特に高い勾配天井は、機能的要素を超え、空間の美学を高めるでしょう。勾配天井の設計によって自然光が室内にたっぷり入り、心地良い室内環境をつくり出します。視覚的にも魅力的で、空間に豊かな深みと高級感をもたらし、住宅の価値を向上させます。

また、勾配天井の形状が空気の流れを促進し、自然な換気がおこなわれるため、常に新鮮な空気の供給が可能です。

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吹き抜けのある平屋がもたらす3つの主なメリット

吹き抜けのある平屋のメリットは以下のとおりです。

明るく開放的な空間

先述のとおり、吹き抜けは自然光を室内深くまで取り入れるため、明るい室内環境をつくり出します。特に平屋の場合は全体の空間がつながるので、その分広がりを感じられるでしょう。

空気の流れを改善し、風通しが良くなる

平屋に限ったことではありませんが、一般的に吹き抜けをつくることによって、上部に暖かい空気が集まりやすくなります。しかし、適切な窓の配置や換気設計をおこなうことで、一年を通じて快適な空調環境を保てるようになるでしょう。

スタイリッシュなデザイン

吹き抜けのある平屋は見た目に美しく、モダンな印象を住宅に与えます。家に訪れる方を圧倒するような、洗練された空間を演出できるでしょう。

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注意すべき吹き抜けのある平屋のデメリット

注意すべき吹き抜けのある平屋のデメリット

吹き抜けのある平屋のデメリットは以下のとおりです。

冷暖房費の増加

平屋に吹き抜けを設けると、大きな空間を快適に保つために冷暖房費が増えることが予想されます。一年中快適に室内で過ごすには、冷暖房効率を上げるための工夫が必要です。建築前の計画段階から考慮し、屋根や壁に断熱材をしっかり入れる、窓はペアガラスの断熱サッシを使用するなどして断熱性を確保しましょう。

音の反響問題

吹き抜けのような開放的な空間は、音の反響も大きくなりがちです。家族間で生活時間が異なる場合、帰宅時の玄関の物音やテレビの音、話し声などが日々のストレスにもつながりかねません。音の反響を防ぐためには、吸音材の使用や家具の配置を工夫する必要があります。

プライバシーの確保

開放的な吹き抜けのある平屋では、個々の空間のプライバシーが確保しにくい場合があります。適切な間仕切りや家具の配置による空間づくりが重要です。

上記のポイントを踏まえて吹き抜けのある平屋を設計することで、後悔のない快適な住空間を実現できます。美しさと機能性を兼ね備えた家づくりを目指しましょう。

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吹き抜けのある平屋での工夫ポイント

ここからは、吹き抜けのある平屋の工夫ポイントをご紹介します。

天井が高いことによる窓の位置や素材を工夫する

天井が高いことによる窓の位置や素材を工夫する

建物の窓や素材を工夫することで、吹き抜けのある平屋をより良い快適な間取りにすることが可能です。

一方、吹き抜け部分に窓を設置する際は、位置や角度に配慮しましょう。部屋の換気が効率的におこなわれるよう、風が通りやすい向きや角度に窓を調整してください。プライバシーの確保にも考慮し、窓の設置は外から家の中が見えないところを選ぶことが大切です。

キノエデザインでは、断熱性や気密性の高い素材を使用しているため、夏は涼しく冬は暖かいといった快適な住まいを提供できます。詳しくはキノエデザインまで、お問い合わせ下さい。

ロフトやスキップフロアの設置

ロフトやスキップフロアの設置

吹き抜けの設計は、住宅の魅力を高めるだけでなく、機能性と多様性を兼ね備えた空間を創出します。特に、ロフトやスキップフロアを取り入れることで、限られた床面積を効率的に活用できます。ロフトやスキップフロアは床面積を増加させるだけでなく、各家族のニーズに対応した柔軟な生活空間を提供できるでしょう。

ロフトは子どもたちに人気のある遊び場として機能するほか、アトリエや書斎などの静かな作業スペースにも適しています。スキップフロアは空間にメリハリを与え、プライバシーを保ちながら、開放感と区分されたエリアを持つことが可能です。ロフトなどの追加空間は、生活への視野を広げ、豊かな暮らしに役立ちます。

外観の印象を左右する平屋の吹き抜け

平屋に吹き抜けを取り入れることは、外観と空間の印象を劇的に変える方法です。開放感と視覚的広がりを与える吹き抜けは、多くの人を魅了します。また、吹き抜けによる自然光の増加は、暖房費の節約に寄与し、明るい室内環境は生活の質を向上させます。吹き抜けを取り入れる際は、美しさだけでなく実用性も重要視するようにしましょう。

しかし、吹き抜けの設計には音の伝播やプライバシーの問題など、いくつかのデメリットが存在します。遮音材の使用や2階部分の工夫に加えて、耐震性に優れた素材の選定や、安全基準に準じた建築技術の適用にも配慮しましょう。美しさだけでなく、安全かつ機能的な平屋の吹き抜け住宅が実現可能です。

生活音やニオイを考慮した間取りを考える

家づくりの際に生活音やニオイが伝わりにくい間取り設計にすることも、重要なポイントです。たとえば、吹き抜けとほかの部屋を廊下で仕切ったり、吹き抜けのある部屋や水回りから寝室を離したりする方法があります。ほかにも、キッチンの換気扇の位置や空気の流れを考慮して窓を配置するなど、ひと手間加えるだけで、住みやすい間取りにできるでしょう。

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吹き抜けのある平屋の施工事例3選

ここでは、キノエデザインで建てた吹き抜けのある平屋の施工事例を3つ紹介します。

とことんセンスを感じさせるおしゃれな吹き抜けのある平屋

とことんセンスを感じさせるおしゃれな吹き抜けのある平屋

リビングダイニングは、白の壁に白と黒の大理石の床、吹き抜けには黒いシーリングファンを取り付けてモダンシックのイメージにこだわりました。開口部を大きく取っているので、外からの日差しがリビングにたっぷり降り注ぎます。

また、キッチンからリビングを見渡すことができ、子どもを見守りながら家事ができる点もこだわったポイントです。リビングダイニングはシックでスタイリッシュなデザインに統一したので、雰囲気を壊さないよう、洗濯物や新聞紙、雑誌など余計なものはできるだけ置かないように配慮しているそうです。

とことんセンスを感じさせるおしゃれな吹き抜けのある平屋の施工事例はコチラ

家族で過ごせる広々リビングが自慢の吹き抜けのある平屋

家族で過ごせる広々リビングが自慢の吹き抜けのある平屋

片流れ屋根を組み合わせたかのような外観で、ほかの住宅と差別化されています。スタイリッシュな外観の一方で、天井やドアなどの内装には、所々に木目を取り入れていることも、ご家族がこだわった点です。

リビングは天井を高く取り、大きな窓を2面設置しました。光がよく入り、明るい空間となるため家族団らんに最適の場所です。高い天井は空間を広く見せる効果がありますが、同時に空気循環が難しいデメリットも持っています。写真のようにシーリングファンを設置すれば、エアコン効率が良くなるためおすすめです。

家族で過ごせる広々リビングが自慢の吹き抜けのある平屋の施工事例はコチラ

勾配天井を利用した広々吹き抜けリビングの平屋

勾配天井を利用した広々吹き抜けリビングの平屋

ご家族やお友達が来た際にくつろいでもらうリビングは、勾配天井を利用した、吹き抜けのある広々空間となっています。平屋は2階部分がないため、吹き抜けがつくれないのではと思う方もいるかもしれませんが、平屋の吹き抜けは、屋根の形に沿ってつくった天井を指しています。勾配天井により縦の空間が広がるだけでなく、大開口の窓からは多くの光が取り込めるため、明るい雰囲気を演出してくれるでしょう。

ソファの後ろにはカフェスペースが面していて壁部分の面積が少ないため、見た目以上の開放感があります。

勾配天井を利用した広々吹き抜けリビングの平屋の施工事例はコチラ

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平屋で吹き抜けを取り入れる際は、ポイントをしっかり把握しましょう

吹き抜けのある平屋を建てる際は、メリットとデメリットを把握したうえで、ライフスタイルに合わせた住まいを検討することをおすすめします。工夫するポイントなどを考慮して、快適な住まいを実現しましょう。

キノエデザインは、兵庫県を中心に注文住宅の施工をおこなっています。お客様のご要望をしっかりとお伺いしたうえで、高性能で居心地の良い健康住宅をご提案いたします。家づくりの際は、キノエデザインまでお気軽にご相談ください。

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吹き抜けのある平屋に関するよくある質問

吹き抜けのある平屋とは?

吹き抜けのある平屋とは、屋根まで空間が開放されている設計のことを指します。この設計により、室内に自然光がたっぷりと入り、開放感やゆとりを感じさせる空間を作り出すことができます。また、吹き抜けを設けることで、空気の循環が良くなり、自然な換気が促されるため、室内の空気質を改善する効果も期待できます。

平屋建ての住宅では、リビングやダイニングなどの共有スペースに吹き抜けを設けることが多く、家族のコミュニケーションの場としても機能します。

平屋の吹き抜けは寒いですか?

吹き抜けのある平屋が寒く感じるかどうかは、断熱性能や暖房設備、さらには家の設計によって大きく異なります。吹き抜けは空間が広く、天井が高いため、暖かい空気が上に上がってしまいがちです。そのため、断熱性能が低いと冬場に寒く感じることがあります。

しかし、適切な断熱材の使用や床暖房などの暖房設備、さらには南向きの窓からの日射を利用するなど、設計段階で工夫することで、吹き抜けがあっても快適な室温を保つことが可能です。

平屋はなぜ高いのですか?

平屋建ての住宅が比較的高価になる理由は、以下の点にあります。

  1. 土地の利用効率
    平屋建ては一階だけで全ての生活空間を確保するため、同じ広さの家を建てる場合、二階建てや三階建ての家よりも多くの土地が必要になります。都市部や人気の住宅地では土地の価格が高いため、結果的に高価になります。
  1. 基礎工事のコスト
    平屋建ては広い範囲にわたって基礎を築く必要があるため、基礎工事のコストが高くなりがちです。特に、地盤が弱い場所では、より強固な基礎が必要となり、その分コストが上がります。
  1. 屋根と外壁の面積
    平屋建ては屋根や外壁の面積が多くなる傾向があります。これは、建物の高さが低い分、広がりを持たせる必要があるためです。屋根材や外壁材の量が増えると、それだけ材料費や施工費も高くなります。
  1. 設備投資
    平屋建てでは、生活空間が広がる分、配管や配線などの設備投資が増えることがあります。特に、エネルギー効率を高めるための設備や、快適な生活環境を実現するための設備には、それなりの投資が必要です。
  1. デザインとカスタマイズ
    平屋建ては、その構造上、デザインや間取りのカスタマイズがしやすいという利点があります。しかし、その分、設計や施工において特別な技術や配慮が必要となり、コストが上がることがあります。

これらの理由から、平屋建ては他の建物形態に比べて高価になる傾向がありますが、その分、利便性や快適性、プライバシーの確保など、多くのメリットも享受できます。

平屋と2階建てのどちらがいいですか?

平屋と2階建てのどちらが良いかは、ライフスタイルや家族構成、土地の広さ、予算などによって異なります。以下、それぞれの特徴を挙げてみます。

平屋のメリット:

  • 全ての部屋が同じ階にあるため、移動が楽で生活動線がシンプル。
  • 小さな子どもや高齢者がいる家庭では、階段の昇降がないため安全。
  • 外観が洗練され、開放感があるデザインを実現しやすい。
  • 屋根や基礎などの構造がシンプルなため、メンテナンスがしやすい。

平屋のデメリット:

  • 土地を広く使うため、土地の価格が高い地域ではコストがかかる。
  • 部屋数を増やすと敷地面積が必要になり、限られた土地では制約がある。

2階建てのメリット:

  • 土地の有効活用ができ、限られた敷地でも多くの部屋数を確保できる。
  • プライバシーが確保しやすく、1階と2階で生活空間を分けられる。
  • 屋上やバルコニーなど、屋外空間を楽しむ設計が可能。

2階建てのデメリット:

  • 階段の昇降が必要で、小さな子どもや高齢者には不便や危険が伴うことがある。
  • 構造が複雑になるため、建築コストが高くなりがち。
  •  熱の上昇により、2階が1階よりも暑くなりやすい。

最終的には、ご自身のライフスタイルや将来の家族構成の変化、予算などを総合的に考慮し、どちらのタイプが最適かを検討することが重要です。

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