マイホームの中庭で、バーベキューを楽しみたいと考えている方もいるでしょう。一方で、中庭であっても近隣への配慮は欠かせません。
そこで本記事では、バーベキューをするときのポイントを紹介します。使い勝手の良い中庭にするための設計時のポイントや最適な広さなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
<このような方におすすめ>
●バーベキューに向いている中庭の大きさは?必要な広さや形が知りたい方
●中庭でバーベキューはしていい?近隣トラブルを避けて楽しみたい方
●バーベキューできる中庭はどんな間取り?実際の建築実例を見たい方
<この記事のまとめ>
●バーベキューに最適な中庭のサイズは、4人程度であれば4.5帖以上を確保するとよい
●中庭でバーベキューをする場合は、目隠しや日除け、照明計画を事前にしておくと快適に過ごせる
●煙やニオイの対策として、煙のでにくい炭や鉄板の使用、風向きなどを考慮する
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バーベキューに向いている中庭のサイズ

中庭でバーベキューをする場合の広さは、使う人数によっても異なります。ここでは、バーベキューに向いている中庭のサイズを紹介します。
4.5帖以上の広さを確保する
バーベキューをするだけであれば、そこまで大きなスペースは必要ありません。4人程度であれば、4.5帖程度確保すれば十分といえます。
ただし大型のバーベキューコンロやテーブルを設置したい場合は、6帖あるとよいでしょう。
バーベキュー以外の用途で中庭を使用するケースがあるか想定して、中庭のサイズを検討することが大切です。
中庭の広さについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
近隣への配慮をするならロの字型にする
中庭は「L字型」「コの字型」「ロの字型」の3種類があります。L字型は二方向ずつ建物と面している形、コの字型は三方を壁で囲んでいる形、そしてロの字型は四方を建物の壁で囲んでいる形です。
このなかで、バーベキューに向いているのはロの字型です。四方が壁に囲まれているため、周りの視線を気にせずに過ごせます。バーベキューの煙は壁をつたって上空へ抜けやすく、近隣への配慮もしやすいでしょう。
中庭でバーベキューをするときの注意点

中庭でバーベキューをする際は、近隣への配慮が欠かせません。ここでは、中庭でバーベキューをするときの注意点を紹介します。
近隣へ事前に挨拶をする
中庭でバーベキューをすること自体に、法律上問題はありません。一方で、煙や音を迷惑に感じる方も少なからずいることを理解しておくことが大切です。
近隣トラブルを避けるためにも、バーベキューをする数日前に挨拶をしておきましょう。「〇月〇日の〇時頃から、中庭でバーベキューをする予定です。煙などの対策をしておりますが、気になる点があればお知らせください」など日時と対策内容、配慮の言葉を伝えるとトラブルを防ぎやすくなります。
煙やニオイを抑える対策をする
バーベキューをする際は、煙やニオイの対策もしましょう。以下のような対策をすると、煙やニオイを最小限に抑えられます。
- 風向きを意識する
- 煙がでにくい炭を使う
- 脂の少ない肉を選ぶ
- 鉄板を使用する
煙が室内や近隣に流れて行かないよう、風向きを考えてバーベキューコンロの位置を決めます。また、備長炭やオガ炭、黒炭など煙がでにくい炭を選ぶことも大切です。
お肉を選ぶ際も脂が少ない肉を選ぶと、煙だけでなくニオイも抑えられます。網にこだわりがないのであれば、鉄板に変えるのも効果的です。
音や時間帯に気をつける
隣家がある場合は、音量や時間帯にも注意しましょう。
特に夜間は、お酒を飲みながら音楽を流したり、大きな声で話したりすると近隣への迷惑になりかねません。就寝の準備をしている家庭もあるため、配慮が必要です。
基本的には深夜を避けて撤収するなどの心掛けが、トラブル防止につながります。
中庭で快適に楽しむための設計時のポイント

中庭でバーベキューを快適に楽しむためには、設計段階での工夫も欠かせません。ここでは、押さえておきたい設計時のポイントを紹介します。
中庭の設置にあたり、後悔しやすいポイントと対策について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
中庭のある家を建てた人の後悔することとは?原因と対策をポイント解説について詳しくはこちら
目隠しができるフェンスを設置する
中庭でバーベキューをする際、周りからの視線が気になって、落ち着かなかったり楽しめなかったりすることもあります。視線を遮るための目隠しフェンスを設置すると、居心地の良い空間をつくれます。
フェンスの設置が難しい場合は、植栽を目隠し代わりにする方法もよいでしょう。
高さは1.8〜2メートルほどあると、プライベートな空間を実現できます。
日除けなどの対策をする
夏にバーベキューをする場合、日差しが強く十分に楽しめないこともあるでしょう。日除けの対策として、パーゴラやサンシェードなどを設置しておくと、日差しが強くても快適に過ごせます。
またこうした設備は、日除けだけでなく、急な通り雨でもバーベキューを中断する必要がありません。
バーベキューに最適な床材を選ぶ
バーベキューでは火を扱うため、燃えにくく掃除がしやすい素材を選ぶことが大切です。掃除がしやすければ、後片付けの手間も減りハードルが下がります。
たとえば、コンクリートやタイル、モルタルなどの床材は、燃えにくく掃除もしやすいためおすすめです。
一方で、ウッドデッキや芝生などは油汚れや焦げ跡が残りやすく、片付けの手間もかかるため、火を扱う場所には不向きです。
照明を設置する
夕暮れ時にかけてバーベキューをすることもあるため、照明を設置しておくと安心です。足元灯や間接照明を取り入れれば、安全に過ごせるようになるほか、落ち着いた空間にすることもできます。
照明の位置や種類を工夫して、居心地の良い中庭をつくりましょう。
バーベキューを楽しめる建築実例3選

最後にバーベキューに最適な中庭のある建築実例を紹介します。イメージを掴みたい方は、ぜひ参考にしてください。
【実例紹介】中庭のある家づくり|おしゃれな間取りのポイントを紹介について詳しくはこちら
リビングとつながる動線の良い中庭

リビングの大開口窓を開ければ、中庭につながる建築実例です。バーベキューをする際、食材やバーベキュー用品を取りにキッチンへ向かうこともあるでしょう。
中庭がリビングなどとつながっていれば、直接取りに行けるので便利です。中庭は、プライバシーを守れるため、安心してお子さまが遊べるのも魅力の一つといえます。
塀で囲みプライベートを楽しめる中庭

塀で中庭を囲み、プライベートを楽しめる建築実例です。近隣の住宅を気にせずに愛犬と遊べるほか、プールやバーベキューなど幅広いレジャーでも活躍できます。
塀に囲まれた空間であれば、家族や友人とのバーベキューも満喫でき、特別なひとときを過ごせるでしょう。
休日を楽しめるコの字型の中庭

休日にバーベキューやキャンプのほか、趣味の時間を満喫できるコの字型の中庭です。中庭の床材にはタイルを使用しており、掃除がしやすい点もメリットです。
広々としたスペースは、洗濯物を干したり、椅子に座ってゆったりとしたりと、さまざまな用途で普段使いができます。
バーベキューを楽しめる中庭をつくろう
中庭でバーベキューを楽しむためには、人数に合わせた広さを確保し、ニオイや煙、音の対策をすることが大切です。あわせて、目隠しや日除け、床材、照明などを設計段階で考慮するとより使いやすい中庭になります。
キノエデザインでは、建築家と直接対話を重ね、暮らし方に合わせた住まいの提案をしています。敷地条件や光・風の取り入れ方、動線や収納計画に至るまで、細部に理由のある設計を追求するのが特長です。
中庭のある家づくりを検討されている方は、ぜひ無料相談会にお越しください。
中庭でのバーベキューに関するよくある質問
中庭に屋外用の水栓やシンクは必要ですか?
必須ではありませんが、中庭の近くに水栓があると、手洗いや道具の予洗い、使用後の清掃に便利です。屋外シンクを設ける場合は、洗う道具の大きさに合わせて深さや作業スペースを検討しましょう。調理器具の油汚れや洗剤を含む水を流す場合は、雨水用の排水設備と区別し、適切な排水先を設計段階で確認することが大切です。
電気式のバーベキューグリルを使う場合、どのような準備が必要ですか?
屋外で使用できる製品を選び、設置場所の近くに屋外用コンセントを計画しましょう。グリルの消費電力によっては専用回路の検討が必要になるため、使用予定の機器を設計担当者に伝えておくと安心です。コンセントは水がかかりにくく、コードが人の通り道を横切らない位置に設けると使いやすくなります。
バーベキュー用品はどこに収納すると便利ですか?
中庭に近い土間収納や屋外収納など、室内に汚れを持ち込みにくい場所が便利です。グリルや折り畳みテーブルの寸法に合わせて収納場所を確保し、重い道具は低い位置に置くと出し入れの負担を減らせます。使用後の道具は十分に冷まし、汚れを落として乾燥させてから収納しましょう。
中庭の排水計画では、どのような点に気をつければよいですか?
雨水や清掃時の水が建物側に流れ込まないよう、床の勾配と排水口の位置を計画することが大切です。また、テーブルや収納を置いた状態でも、排水口を点検・清掃できる配置にしましょう。食べ残しや油、炭の灰は排水口へ流さず、取り除いて処分することで詰まりを防ぎやすくなります。
バーベキュー用品を運び込むための屋外動線は必要ですか?
大型のグリルやクーラーボックスを使う場合は、室内を通らずに中庭へ運べる経路があると便利です。コの字型などで屋外通路を確保できる場合は、荷物を持って通れる幅や門扉の開口寸法を確認しましょう。屋外から直接入れない間取りでは、玄関から中庭までの扉の幅や曲がり角を確認し、道具を無理なく運べるように計画します。
友人を招いてバーベキューをする場合、間取りで工夫できることはありますか?
中庭から手洗い場やトイレへ移動する際に、寝室や脱衣室などの私的な空間を通らずに済む配置にすると便利です。来客が多い家庭では、洗面室と脱衣室を分ける方法も考えられます。家族の日常生活と来客時の使い方をあわせて検討すると、普段も使いやすい間取りになります。
中庭にテーブルや椅子を出したままにしてもよいですか?
屋外用の家具でも、雨や紫外線によって劣化するため、製品ごとの使用・保管方法を確認しましょう。クッションなど水分を含みやすいものは、使わないときに室内へ収納すると管理しやすくなります。折り畳み式や積み重ねられる家具を選び、収納場所まで確保しておくと、中庭を広く使いたいときにも便利です。
中庭に大きな窓を設ける場合、断熱性にも配慮が必要ですか?
中庭に面した窓は、採光や開放感だけでなく、室内の暑さ・寒さにも関わるため、断熱性能を確認することが大切です。窓の大きさや方角、ガラス・サッシの仕様を、建物全体の断熱計画とあわせて検討しましょう。屋外で過ごす楽しさと室内の快適さを両立できるよう、設計段階から相談することをおすすめします。
バーベキューができる中庭をつくる場合、どこまで予算に含めればよいですか?
中庭の床や外構工事だけでなく、給排水設備、電源、収納、家具なども含めて予算を考えましょう。建物と外構で見積もりが分かれる場合は、各工事に何が含まれているかを確認することが大切です。後から追加しにくい配管・配線を先に検討し、家具などは暮らし始めてからそろえる方法もあります。
中庭でバーベキューを楽しみたい場合、設計相談には何を準備すればよいですか?
参加する人数や開催頻度、使用したいグリル・家具の寸法、収納したい道具の量を整理しておくと相談が進めやすくなります。理想の過ごし方が伝わる写真に加え、準備や片付けで負担に感じることも共有しましょう。キノエデザインでは建築家と直接対話しながら住まいを検討できるため、バーベキューを楽しむ時間と日常の暮らしの両方を伝えることが大切です。