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セルロースファイバーで後悔する理由は?失敗しないためのポイントも解説

セルロースファイバーで後悔する理由は?失敗しないためのポイントも解説

セルロースファイバーは、高い断熱性能に加え、防音性や調湿性など多くのメリットを備えた断熱材です。家づくり・リフォームの現場でよく採用されている注目の素材といえます。一方で、費用や施工方法、業者選びについては、後悔したといった声もあるため注意しなければいけません。

そこで本記事では、セルロースファイバーの特徴やデメリットを解説しつつ、後悔しないためのポイントを紹介します。

<このような方におすすめ>

●セルロースファイバーのデメリットは?主な欠点を知りたい方

●セルロースファイバーの沈下はなぜ起こる?防ぐ方法を知りたい方

●後悔しないためにはどうすべき?押さえておくべきポイントを知りたい方

<この記事のまとめ>

●セルロースファイバーは、高い断熱性能の他、防音・吸放湿性・防火・防虫性能にも優れている

●費用が高く、施工品質によっては問題になる、施工日数が長い、リフォームしにくい点などが注意点

●後悔しないためには、納得できる素材・予算を定めたうえで信頼できる施工業者を選ぶことが大切

INDEX

セルロースファイバーとは

セルロースファイバーとは

セルロースファイバーは、新聞紙などの古紙を再利用してつくられる木質繊維系の断熱材です。正式名称は「セルロースファイバー」ですが、日本では「セルロースファイバー」という呼び方が広く使われています。

細かな繊維の間に多くの空気を含む構造に加え、吹き込み施工によって壁や天井の隅々まで隙間なく充填できるため、高い断熱性能を発揮します。夏は外の熱が室内へ伝わりにくく、冬は暖房の熱を逃がしにくいため、冷暖房効率の向上や光熱費の削減も見込めるのが魅力です。

また、高密度に施工されることで外部の騒音を和らげ、防音性にも優れています。さらに、湿度に応じて水分を吸収・放出する吸放湿性があり、結露やカビの発生を抑えやすい点も特長です。加えて、素材に含まれるホウ酸によって燃え広がりを抑える防火性や、シロアリなどへの防虫効果も期待でき、住まいの耐久性向上にも役立ちます。

再生紙を主原料とした自然素材であることから、環境や住む人への配慮を重視したい方にも選ばれている断熱材です。

セルロースファイバーを採用して後悔する理由4つ

セルロースファイバーを採用して後悔する理由4つ

セルロースファイバーは、メリットの多い断熱材ではあるものの、なかには採用して後悔した方もいます。

どのような点に後悔するのか、主な理由をまとめました。

1.コストが高くなることがある

セルロースファイバーは、一般的な袋入りグラスウールと比べると施工費が高くなる傾向があります。

グラスウールは大工が施工できるケースが多い一方、セルロースファイバーは専用の機械を使ってホースで壁や天井の内部へ吹き込むため、専門業者による施工が必要です。隙間なく均一に充填するには高度な技術と手間が求められ、それらの作業費が施工価格に反映されることで、高くなります。

一方で、高い断熱性や気密性を確保しやすく、冷暖房費の削減や結露対策などによる長期的なメリットも期待できるため、初期費用だけでなく長期的な視点で判断する姿勢が大切です。

2.施工品質によってトラブルが起こることがある

セルロースファイバーは繊維状の断熱材のため、施工品質が十分でない場合には、自重によって壁の内部で沈下し、断熱材に隙間が生じることがあります。

また、充填が不十分な状態では湿気がたまりやすくなり、カビの発生につながる可能性もあります。さらに、天井断熱ではダウンライト周辺などに隙間があると、細かな繊維が室内へ落下するトラブルが起こるケースもあるでしょう。

ただし、いずれもセルロースファイバー自体の欠点ではなく、施工品質による問題です。専用機械で適切な密度まで吹き込み、隙間なく均一に充填できる施工業者に依頼すれば、沈下や断熱欠損のリスクを大きく抑えられます。

3.施工日数がかかる

セルロースファイバーは、一般的な断熱材と比べて施工期間が長くなる傾向があります。シートを設置してから専用機械を使って繊維を吹き込む工程が必要となるため、通常2日〜1週間程度はかかると見込んでおくとよいでしょう。

また、断熱材を充填すると壁内が埋まるため、配線や配管など壁の中を通す設備は事前に施工を済ませておく必要があります。

さらに、吹き込み作業中は他の工事と並行しにくくなるのも課題です。施工日数を延ばさない方法として、現場の状況に応じて作業対応箇所を区切るなど、調整しながら進めることが必要です。

セルロースファイバーの採用によって、工期全体に影響を及ぼす可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを立てておくとよいでしょう。

4.施工後のリフォームが困難になる

セルロースファイバーは、壁の内部へ繊維を吹き込んで隙間なく充填する必要があります。一度施工すると繊維が複雑に絡み合うため、後からリフォームしにくくなる場合が多いです。

たとえば、コンセント・照明スイッチの位置変更や、新たな配線を追加する場合には、壁の石膏ボードを取り外して断熱材を撤去する必要があります。また、配線工事後に再び断熱材を施工しなくてはなりません。

そのため、部分的な改修で済まずに、工事の規模や費用が大きくなる可能性があります。後からの変更を避けるためにも、新築やリフォームの段階で配線計画・将来的な設備の追加も十分に検討しながら設計しておくことが重要です。

後悔しないために!知っておきたいポイント4つ

後悔しないために!知っておきたいポイント4つ

先述した後悔を防ぐためには、導入する前に、必要なポイントを意識しながら検討を進めていくのが得策です。特によく確認すべき点をまとめましたので、ご活用ください。

1.信頼できる施工業者であるか

セルロースファイバーは施工品質によって性能が大きく変わってくるため、業者選びが重要です。

まずは実績が豊富で、セルロースファイバーの専用機械を使った施工や品質管理のノウハウを持っているかを確認しましょう。たとえば、メーカーの認定施工店、専門資格保有の記載がある業者がおすすめです。

また、施工密度を55kg/㎥以上など具体的な数値で提示しているかも重要な確認ポイントです。適切な密度で施工されることで、沈下や断熱性能の低下を防ぎやすくなります。

さらに、施工期間や費用、将来的なメンテナンスなどのデメリットも丁寧に説明してくれる業者は信頼しやすいでしょう。

2.予算に合った断熱材を選定する

セルロースファイバーは高い性能が期待できる一方で、施工費が比較的高めなのが気になるポイントです。そのため、予算とのバランスを考えながら断熱材を選ぶ姿勢を持つことが大切です。

費用面に不安がある場合は、他の断熱材とも比較してみましょう。初期費用だけでなく、光熱費やメンテナンス費用を含めた長期的なコストも踏まえて、無理のない予算で納得できるものを選定しましょう。

3.トラブルに対する保証制度の有無はあるか

施工後も安心して暮らすためには、保証制度の有無も確認しておきたいポイントです。信頼できる施工業者は、自社の施工品質に責任を持ち「壁内沈下は◯年間保証」など、保証内容や対象期間を具体的に示していることがあります。

保証内容や品質基準が明確な業者を選ぶことで、万が一のトラブルにも対応しやすくなり、長期にわたって断熱性能を維持しやすくなります。

4.打ち合わせで納得いくまで話し合う

セルロースファイバーに限らず、断熱工事では施工前の打ち合わせも気を配るべきポイントです。

施工内容やセルロースファイバーについて疑問や要望があれば遠慮せずに伝え、しっかりと納得してから工事を進めましょう。要望を丁寧に聞きとり、工事環境や予算も踏まえた現実的な提案をしてくれる相手であれば、信頼できます。

また、施工内容・充填方法・管理保証についても詳しく解説してくれるかどうかも確認しておくと安心です。入念に話し合うことで、トラブルを防ぎやすくなり、施工後の満足度もより一層高まります。

断熱性と調湿性に優れた「セルロースファイバー」

キノエデザインでは、木質繊維を原材料とした断熱材「セルロースファイバー」を標準採用しています。繊維の内部に含まれる空気の層が熱の移動を抑え、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を保ちやすくします。

また、湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥時には放出する調湿性も備えています。結露やカビの発生を抑えるほか、防音性にも優れているため、快適で静かな住空間づくりにつながります。

キノエデザインでは、セルロースファイバーと漆喰を組み合わせた「呼吸する壁」によって、家族が一年中快適に暮らせる住まいを実現しています。

セルロースファイバーで後悔しないための対策を知って納得できる家づくりをしよう

セルロースファイバーは、優れた断熱性や防音性、調湿性を備えた断熱材ではあるものの、施工品質によって性能が大きく左右される点に注意が必要です。

費用や工期、将来のメンテナンス性も含めてよく理解し、実績や保証が充実した信頼できる施工業者を選ぶことで、快適で安心できる住まいを実現できます。

キノエデザインでは、セルロースファイバーを標準採用した家づくりをご提案しています。人工的な空調システムに頼らず、自然素材で断熱性や調湿性を高められるのが強みです。

長く安心して暮らせる家づくりをご希望の方は、ぜひキノエデザインにご相談ください。

後悔しないために知っておきたいセルロースファイバーに関するよくある質問

Q. セルロースファイバーは時間が経つと沈下しますか?

適切な密度で施工されていない場合、セルロースファイバーが自重によって沈下し、壁の上部に隙間が生じる可能性があります。隙間ができると、断熱性能の低下や結露につながることもあるため注意が必要です。
沈下のリスクを抑えるには、セルロースファイバーの施工経験が豊富な会社を選び、適切な密度で隙間なく充填してもらうことが重要です。

Q. セルロースファイバーは湿気でカビが発生しませんか?

セルロースファイバーには、周囲の湿気を吸収・放出する吸放湿性があります。そのため、室内や壁の中の湿度変化を緩和し、結露やカビの発生を抑える効果が期待できます。
ただし、セルロースファイバーを使用すれば必ず結露を防げるわけではありません。断熱材だけでなく、気密性や換気計画、壁全体の構成を適切に設計することが大切です。キノエデザインでは、セルロースファイバーと漆喰を組み合わせた「呼吸する壁」を採用しています。

Q. セルロースファイバーはシロアリに弱いですか?

セルロースファイバーは木質繊維や再生紙を主原料としていますが、ホウ酸を配合した製品には防虫・防カビ性能があります。そのため、セルロースファイバーそのものがシロアリ被害を受けやすいとは限りません。
ただし、断熱材だけで住宅全体のシロアリ被害を防げるわけではないため、床下の湿気対策や構造材への防蟻処理、定期的な点検も必要です。

Q. セルロースファイバーはほかの断熱材より高いですか?

セルロースファイバーは、一般的なグラスウールなどと比較すると、材料費や施工費が高くなる傾向があります。隙間なく高密度に充填するために多くの材料を使用することや、専用の機械と専門的な施工技術が必要になることが主な理由です。
初期費用だけでなく、断熱性や調湿性、防音性など、住み始めてから得られる性能も含めて比較することが大切です。

Q. セルロースファイバーで後悔しないためには何を確認すればよいですか?

セルロースファイバーで後悔しないためには、断熱材の性能だけでなく、施工会社の実績や施工方法を確認することが重要です。特に、どの程度の密度で充填するのか、施工後に充填状況をどのように確認するのかを聞いておきましょう。
キノエデザインでは、吸放湿性を持つ木質繊維を原料としたセルロースファイバーを標準採用しています。セルロースファイバーと漆喰の特徴を生かし、住まい全体の断熱性・気密性・調湿性を高める家づくりを行っています。

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