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2024.06.13 コラム

注文住宅の書斎の間取り例!失敗しないためのポイントや施工事例をご紹介

注文住宅の書斎の間取り例!失敗しないためのポイントや施工事例をご紹介

自宅で仕事をする方や趣味に没頭する方など、多くの時間を自宅で過ごす方にとって、書斎は非常に重要な空間です。理想的な書斎は、使い勝手の良さや居心地の良さ、集中できる環境が求められます。静かな空間をつくるには、壁やドアの防音材料を選び、外部の騒音を遮る工夫が重要であるほか、家の中で書斎をどこに配置するかもポイントです。

ここでは、注文住宅における書斎設計のポイントと成功した施工事例を紹介します。書斎をつくるにはどのような間取りが良いのか知りたい方や、書斎づくりのポイントを押さえて注文住宅を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。

書斎の間取りは3つタイプ

書斎の間取りは3つのタイプに分類され、それぞれ独自の特徴を持っています。注文住宅を計画する際、理想的な働く環境をつくるためには、間取りタイプの選択肢を慎重に考えることが重要です。

個室タイプの間取り

個室タイプの間取り

個室タイプの書斎は、壁と扉によって他の居室から完全に独立した空間を提供します。特に自宅で集中が必要な業務やプライバシーを求める作業に適しています。個室タイプの最大の魅力は、外部の騒音を効果的に遮断し、静かな環境で集中力を保つことができる点です。静寂は創造性を高め、思索を深めるのに最適な条件を整えることができます。

しかし、個室タイプの書斎は空間を多く必要とするため、住宅の設計において初期段階での検討が推奨されます。部屋のサイズや位置、窓の有無・向きなどを考慮して、最適な書斎を設計することが重要です。家全体のバランスを考えながら、書斎の配置を計画することで、生活空間全体の快適さと機能性を高められるでしょう。

オープンタイプの間取り

オープンタイプの書斎は、リビングやダイニングなどの共有スペースに直接開放された設計で、最大の魅力は日常生活の中で家族との交流を保ちながら、自分の作業にも取り組める点です。特に子育て中の親にとっては、子どもの様子を目の届く範囲で確認しながら、効率的に仕事や趣味の時間を過ごせるでしょう。さらにオープンタイプであれば、生活感がありつつ各スペースがつながっているため、開放感や一体感を生み、空間を広く使えます。

ただし、家族の活動音や会話の声が気になり、集中力を保つことが難しい場合もあります。本棚やオープンシェルフを適度な空間の区切りとして活用することで、視覚的な遮断とインテリアのアクセントになるでしょう。また、必要に応じてポータブルの音声遮断機器を設置すれば、周囲の音を遮ることが可能です。

オープンタイプの書斎は家族とのコミュニケーションを重視し、活動的なライフスタイルを送りたい方に特におすすめのスタイルです。騒音をうまく管理すれば、各自の生活スペースとして機能し、豊かな家庭生活を送るための一助となります。

セミクローズドタイプの間取り

セミクローズドタイプの書斎は、オープンタイプの開放感と個室タイプのプライバシーを兼ね備えた設計です。パーティションや書棚で部屋を仕切り、視覚的には開放的な空間を保ちながら、音や目線を遮ることで適度な隔離と静けさを実現します。また、柔軟性に富み、家族の状況やライフスタイルの変化に応じてレイアウトの調整が簡単なのも魅力の一つです。例えば、子どもの成長に合わせて学習スペースとしても使用でき、趣味のスペースにもカスタマイズできます。

セミクローズドタイプは、自宅で効率的な仕事環境を整えたい方におすすめです。オープンタイプに比べて外部の騒音を抑えられるため、集中して作業が可能です。また、個室と比べて圧迫感が少なく、家の中で自然にコミュニケーションが取りやすい空間を保つことができます。在宅勤務が増える現代において、特に需要が高まっている間取りといえるでしょう。

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書斎を設ける上でのメリットとデメリット

書斎を設ける上でのメリットとデメリット

自宅に書斎を設けることには多くのメリットがあります。専用の空間を持つことで集中力を高め、仕事や趣味に没頭できるのは、日々の生活において非常に価値ある投資です。特に、リモートワークが常態化している現代には、プライベート空間と仕事空間とを明確に分けることで、仕事の効率も向上させられるでしょう。

一方、書斎の設置には検討すべきデメリットも存在します。主なものとして、追加の空間が必要となるため、住宅の広さや間取りに制限が生じることです。また、書斎の設計には費用もかかります。高品質な家具や適切な照明、静音性を考慮した建材など、快適な書斎を整えるためにはそれなりの予算が必要です。

しかし、より生産的で満足度の高い生活を実現するために、書斎の設計への投資を惜しまないことは、長期的に考えると大きなリターンにつながります。注文住宅をお考えの場合、初期段階で書斎の計画を煮詰め、自分のライフスタイルに合った最適な書斎を設計することで、使い勝手の良い快適な家づくりが可能です。

 

書斎のおすすめレイアウト

書斎のおすすめレイアウト

注文住宅では、自分の専用スペースを設計する楽しみがありますが、特に書斎の設計は重要です。今回は成功事例から学び、人気のある書斎のレイアウトを2つ紹介します。機能的で快適な書斎を自宅に取り入れられるよう、参考にしてみてください。

リビング隣のオープンタイプ

家族との時間を大切にしながら、自分の仕事や趣味に集中したい方に最適なのが、リビング隣に設けるオープンタイプの書斎です。リビングと書斎が一体となることで生じる開放感が魅力であるほか、リビングから書斎に直接アクセスできるため、家族の様子を見ながら仕事や読書をすることが可能です。

プライバシーと静けさを保つには、アコースティックパネルやデザイン性の高い間仕切りの使用が推奨されます。開放的な視線を遮らずに必要な静けさを保ち、音の問題を効果的に解決して作業効率も上げられるでしょう。間仕切りの選択にはインテリアとの調和を考慮するのがおすすめです。

リビング隣のオープンタイプの書斎は、見た目の美しさだけでなく機能性も兼ね備えているため、家族全員が快適に過ごせる空間となるでしょう。

本棚がある個室タイプ

注文住宅を検討している方の中で、特に集中して作業したい方や、価値のある本や資料を大切にしたい方におすすめなのが、本棚が備え付けられた個室タイプの書斎です。壁一面の本棚が特徴的で、書斎の本来の機能を最大限に活かすことができます。多くの書籍の整理や展示が楽しめるため、読書や研究、趣味の時間を充実させられるでしょう。

また、個室タイプの書斎では、ドアや遮音材を使用して周囲の騒音を遮断し、静かな空間を確保することが重要です。高い遮音効果の材料を選べば、家族がいても自分だけの静寂を保ちつつ、効率良く作業を進められます。

本棚を備えた個室タイプの書斎は、自分だけの特別な場所として家に設けることで、趣味や仕事、勉強などに没頭できる理想の環境を実現できるでしょう。

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書斎の間取り事例3選

ここでは、キノエデザインで建てた書斎の間取り事例を3つ紹介します。

廊下を利用したワーキングスペースのある注文住宅

廊下を利用したワーキングスペースのある注文住宅

ちょっとした休憩スペースとして、廊下を活用したワーキングスペースを設けた事例です。まだ小さいお子さまを持つご家庭であれば、将来はこのワーキングスペースで学校の宿題をする姿も目に浮かぶのではないでしょうか。また、廊下に設置されていることで家族との会話も楽しめます。生活音が聞こえやすく、孤独感の解消と安心感につながるでしょう。

廊下を利用したワーキングスペースのある注文住宅の施工事例はコチラ

リモートワークにも対応できる書斎エリアのある注文住宅

リモートワークにも対応できる書斎エリアのある注文住宅

「リモートワークにもできるスペースをつくりたい」との要望にお応えしてつくった書斎は、階段を上がってすぐのところに設置しました。オフィスチェアと机を置いても広々とした空間は、家族の気配を感じながらも、集中する空間として最適です。

後ろに備え付けた見せ棚は書類や本の収納だけでなく、ご家族の写真を並べるなど、多彩な使い方ができます。リビングでは家族団らん、仕事や趣味など没頭したい作業を行う際は書斎エリアを使うなど、スペースを分けてさまざまな楽しみ方ができる住まいになりました。

リモートワークにも対応できる書斎エリアのある注文住宅の施工事例はコチラ

廊下を利用した書斎スペースのある注文住宅

廊下を利用した書斎スペースのある注文住宅

最後に紹介するお家の特徴は、廊下を利用したワークスペースです。コンパクトながら、スペースを最大限に活用している点も、オーナー様ご夫婦のお家の特徴で、スケルトン階段を上がった二階にまず見えるのは、ワークスペースとなっています。

階段を上がる壁に設置された窓と目線が一緒になるように設計されたワークスペースなので、自然の光を感じながら調べ物ができるでしょう。他にも個室の収納をオープンスペースにするなど、空間を利用し、開放感を得られる工夫が施してあります。

廊下を利用した書斎スペースのある注文住宅の施工事例はコチラ

 

在宅ワークや趣味時間を快適に過ごせる書斎の間取りにしましょう!

在宅ワークや趣味の時間を快適に過ごすために、書斎は有効な間取りの一つです。書斎のタイプは3種類あるので、お客様のライフスタイルにあった書斎の間取りを検討してみてください。

キノエデザインは、兵庫県を中心に注文住宅の施工を行っています。お客様のご要望をしっかりとお伺いしたうえで、高性能で居心地の良い健康住宅をご提案いたしますので、家づくりの際はお気軽にご相談ください。

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書斎のある間取りに関するよくある質問

書斎の「DEN」とはどういう意味ですか?

書斎の「DEN」とは、家の中で個人の趣味や仕事を楽しむための小さな部屋やスペースのことを指します。英語で「獣の巣穴」を意味する「den」から転じて、プライベートな時間を過ごすための隠れ家的な空間を意味するようになりました。

書斎以外にも、趣味の部屋やリラックススペースとして利用されることがあります。

書斎スペースは何畳くらい必要ですか?

書斎スペースに必要な広さは、使用目的や収納するものの量によって異なりますが、一般的には4.5畳から6畳程度が適しているとされています。

コンパクトな作業スペースとしては3畳でも十分な場合がありますが、本棚やファイリングキャビネットなどの収納・家具を置く場合や、ゆったりとした作業スペースを確保したい場合は、6畳以上のスペースを確保すると良いでしょう。

また、書斎を趣味のスペースとしても活用する場合は、趣味の内容に応じてさらに広いスペースが必要になることもあります。

書斎と納戸の違いは何ですか?

書斎と納戸の違いは、主に使用目的と構造にあります。

書斎は、読書や勉強、仕事などを行うための個人的な空間として設計されています。デスクや書棚など、作業を快適に行うための家具が配置され、静かで集中できる環境が整えられていることが特徴です。また、書斎はしばしば家の中でも比較的静かな場所に設けられ、落ち着いた色合いやデザインが選ばれることが多いです。

一方、納戸は主に収納スペースとしての機能を持ちます。衣類、季節用品、家庭用品など、日常生活で使用するが常時出しておく必要のない物品を保管するための場所です。納戸は棚や引き出しなどが多く設けられ、効率的に物を収納できるようになっています。

また、納戸は家の構造上、居室とは異なり、生活空間からは少し離れた場所に設けられることが多いです。

要するに、書斎は個人の活動空間として、納戸は収納スペースとしてそれぞれ異なる目的で設計されています。

 

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