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2024.05.26 家の素材 コラム

壁をおしゃれに飾るニッチ収納とは?活用アイデアを事例と併せて紹介

壁をおしゃれに飾るニッチ収納とは?活用アイデアを事例と併せて紹介

家づくりを進めていると「ニッチ」という言葉を耳にすることがあります。ニッチはもともと隙間という意味ですが、住宅の場合、壁の厚みを活用した凹んでいるスペースのことを指します。ニッチは便利かつおしゃれになるため、家づくりの際に取り入れたいと考える方は多いですが、一方でどのように取り入れれば良いか活用方法がわからないと悩む方も少なくありません。この記事では、ニッチを活用するアイデアや活用事例、注意点などを解説します。おしゃれな家づくりの参考に、ぜひお役立てください。

ニッチとは?

ニッチとは?

ニッチとは、柱と柱の間の壁の厚みを利用して凹みをつくり、収納や飾り棚として活用するスペースです。雑貨や写真を飾ったり、インターホンや照明スイッチを一箇所にまとめたりするなど、アイデアによってさまざまな使い方ができます。

ニッチは新築だけでなく、リフォームの際に新しく造作できるほか、DIYでつくることも可能です。ただし、断熱材や筋交いがある場所にはつくれないため、DIYで造作する場合はある程度建築に関する知識や経験が必要です。

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ニッチの活用アイデア

ニッチの活用アイデア

ニッチは家の中のどの場所で、どのように活用するのが良いのでしょうか。以下では活用アイデアについて詳しく解説していきます。

活用場所

ニッチを取り入れる場所として、主に以下の6つのスペースがおすすめです。

玄関

玄関は、家族やお客様を最初に家の中に迎え入れる場所です。雑貨やお花など華やかなものを飾ると、人を迎え入れるのに適した雰囲気を演出できます。また、鍵やちょっとした小物など、失くしやすいものを整理して収納する場所としても重宝します。

階段

階段の壁はデッドスペースになりやすく見た目も殺風景になりがちなため、小さめのニッチを複数つくり、飾り棚として活用するのがおすすめです。階段はほかの空間と離れていることから、空間の統一感をあまり気にしなくて良い場所でもあります。カラフルな絵や作品を飾るなど、少し冒険してみるのも良いかもしれません。

リビング・ダイニング

家族が過ごすリビングやダイニングには、思い出の写真やお気に入りの雑貨などを飾るのがおすすめです。また、キッチンの壁を利用して、ダイニングテーブルの横にニッチをつくるのも良いでしょう。スマホを充電したり小物を置いたりするスペースとして役立ちます。

キッチン

キッチンには、砂糖や塩などの調味料を置ける「スパイスニッチ」を設けるプランが人気です。調味料をディスプレイのようにおしゃれに収納できることはもちろん、調理台が散らかることを防いで料理や掃除がしやすくなるというメリットもあります。

トイレ

トイレには、トイレットペーパーやタオルなどを収納する大きめのニッチをつくると便利です。収納が飛び出さないので、空間を広くスッキリ使うことができます。雑然となるのを防ぐため、雑貨や置物を飾りたいときは、収納スペースとは別にニッチをつくるようにしましょう。

洗面所

洗面所まわりは細かい日用品が散乱しがちな場所です。ミラー横や洗面所の下に収納スペースがあっても、家族で暮らしていると収納が足りないケースも多いでしょう。洗面所にニッチがあれば、歯ブラシや髭剃りなど、毎日使うものを便利に収納できます。

用途

ニッチの用途は、大きく分けて飾り棚と収納の2つに分けられます。それぞれどのように活用すると良いか紹介します。

飾り棚

季節の雑貨や植物、小物などを飾ってインテリアの一部として利用します。家族の思い出の写真や、子どもが学校や保育園から持ち帰った作品を飾っても良いでしょう。飾り棚として利用する場合、リビングや階段、廊下などに設置するケースが多いです。その場のインテリアになじむよう、配色や置き方などにもこだわるようにしましょう。

収納

トイレや洗面所の収納はもちろん、リビングの本棚や、玄関の鍵置き場などとして活用する方法もあります。また、収納とは少し異なりますが、廊下やキッチンの横などに照明スイッチやインターホン、コンセントなどの機器をまとめて配置するのも効果的です。ナチュラルなインテリアにこだわりたい場合は、機器を目立たなくさせる効果もあります。

 

【キノエデザイン】ニッチを壁に取り入れた事例

実際に、ニッチを壁に取り入れた事例をキノエデザインの施工事例から紹介します。家づくりでニッチを取り入れる際の参考にしてください。

事例①アーチ型で小物もかわいらしく、やらわかい雰囲気づくり

アーチ型で小物もかわいらしく、やらわかい雰囲気づくり

玄関に設けた、お花や小物を飾るためのニッチです。アーチ型にすることで、かわいらしくナチュラルな印象を与えます。奥に見える洗面所の入り口とも形状がリンクしています。広めの幅のニッチにすることで、壁をディスプレイ代わりにできることもポイントです。小物を三角形になるように配置し、まとまった雰囲気になっています。

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事例②エアコン・テレビ・収納をニッチ内に収めて圧迫感のないリビング空間

エアコン・テレビ・収納をニッチ内に収めて圧迫感のないリビング空間

リビングに広々とした奥行き深めのニッチをつくり、エアコンやテレビなどの大型家電や収納を設置している事例です。リビング全体の圧迫感を抑えて開放的な空間に仕上がっています。なにかと散らかりがちなリビングも、ちょっとした収納があるとスッキリ片付けられるので便利です。

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事例③スイッチ類をまとめてスッキリとした印象に

スイッチ類をまとめてスッキリとした印象に

写真の右奥に見えるニッチは、給湯器の電源やインターホン、各場所の照明スイッチなどの機器をまとめたスペースです。キッチンの横にあることで、家事をしながら確認しやすい点も魅力です。太陽光発電を採用している家なら、HEMを設置するのも良いでしょう。凹んでいるスペースにスイッチが集まっていることでインテリアの邪魔にもならず、スッキリとした印象になります。

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ニッチをおしゃれにつくるための4つのポイント

ニッチをおしゃれにつくるための4つのポイント

せっかくニッチをつくるなら、見た目もかわいくおしゃれにすると日常がより楽しくなります。おしゃれなニッチにするためには、以下の4つのポイントを意識してみると良いでしょう。

壁紙や照明にこだわる

ニッチは比較的面積が小さいため、好きな柄の壁紙やタイルを取り入れやすいスペースです。アクセントクロスやモロッカンタイルなど、インテリアになじむ範囲でおしゃれなデザインを取り入れてみましょう。また、ニッチの天井に照明を埋め込むと、見せる棚としても活用できます。タイルや石などは照明によって表情が変わるため、より印象的な空間に仕上がるでしょう。

形状・レイアウトにこだわる

ニッチは柱と柱の間の障害物がない空間であれば自由につくれるため、形状やレイアウトにこだわるのも一つの方法です。事例でも紹介したアーチ型のニッチや、小さめのニッチを2つ並べるなど、空間がおしゃれになるよう配置しましょう。また、階段の壁に採用するなら、傾斜に合わせて高さを変えてみるのも有効です。ニッチをつくる場所や部屋によって、最適な形やレイアウトを考えてみましょう。

色やテイストを統一する

用途に応じた色やテイストを選ぶことも大切です。例えば、リビングに収納としてニッチをつくる場合は、壁紙と同じ色、もしくは主張の強くない色を取り入れると、部屋全体の印象を統一できます。廊下や階段などに見せる棚としてニッチをつくる場合は、ほかの部屋とテイストが少々異なっていても気にならないため、好きな色や柄を思い切って取り入れてみるのもおすすめです。

小物類の置き方を工夫する

小物を飾る場合は、飾り方によっておしゃれに見えたり雑然として見えたりするため注意しましょう。小物を並べる際は、基本的に「3つ」を意識すると、まとまって見えやすいのでおすすめです。また、高さの違う置物を用意する場合は三角形になるよう意識して配置すると、バランス良く見せることができます。

効果的にニッチを取り入れて室内もおしゃれな空間にしよう

ニッチは部屋を広く見せたり、おしゃれに見せたりできる便利なスペースです。事前に施工会社に相談すれば、ニッチの奥行きや幅を調整できます。注文住宅を建てる際は、収納や飾り棚としてニッチを取り入れてみてください。

キノエデザインでは、施工事例で紹介したようなおしゃれで便利なニッチのご要望も承っています。注文住宅を検討している方や、自然素材をふんだんに使った家を建てたいとお考えの方は、ぜひ一度キノエデザインまでご相談ください。

 

ニッチ壁に関するよくある質問

壁のニッチとは何ですか?

ニッチとは、壁を凹状にくりぬいた飾り棚のことです。 草花や写真などを飾り、照明を当てるなどして、空間のアクセントとなり、多彩な表情を演出できます。 

廊下やホールに設けることが多いのですが、リビングなど居室に設けることもあります。

ニッチの壁の厚さは?

ニッチの壁の厚さは、一般的には壁の厚さと同じ90mm~100mmが一般的です。ただし、設置する場所や目的、または設置するアイテムの大きさによって、厚さは変わることもあります。

具体的な厚さは、設計段階で建築家や設計士と相談しながら決定することをおすすめします。

ニッチに何を飾ったらいいですか?

ニッチの飾り方は、その空間の目的やあなたの好みによります。以下にいくつかのアイデアを提案します。

  1. アートピース:絵画や彫刻、写真などのアートピースを飾ることで、ニッチを目立たせることができます。また、季節や気分に合わせてアートピースを変えることで、部屋の雰囲気を変えることも可能です。
  2. 本や雑誌:読書好きな方は、お気に入りの本や雑誌を飾るのもおすすめです。また、本の背表紙の色やデザインを統一することで、スタイリッシュな空間を作ることもできます。
  3. 植物:観葉植物や花を飾ることで、部屋に自然の要素を取り入れることができます。また、植物は空気を浄化する効果もあります。
  4. 照明:ニッチの中に照明を設置することで、部屋の雰囲気を変えることができます。また、照明はアートピースや植物を引き立てる効果もあります。
  5. 記念品やコレクション:旅行の思い出の品やコレクションを飾ることで、個性的な空間を作ることができます。

これらのアイデアを参考に、あなたの好みやライフスタイルに合ったニッチの飾り方を見つけてみてください。

ニッチとは家において何ですか?

ニッチとは、壁面に設けられた凹みのスペースのことを指します。装飾的な要素として利用されることが多く、花瓶や写真、アート作品などを展示するためのスペースとして活用されます。

また、収納スペースとして利用されることもあります。ニッチは、部屋の雰囲気を引き立てるだけでなく、空間を有効活用するための一つの手段ともなります。

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