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高気密高断熱住宅で後悔することは?メリット・デメリットと有効な対策6選をポイント解説

高気密高断熱の家で後悔すること|有効な対策6選をポイント解説

一年を通して快適に暮らしやすい高気密高断熱の家は、家づくりをする方に人気があります。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせると評判ですが、実際に暮らしてみて後悔するポイントはないのか気になるところです。

本記事では、高気密高断熱の家のメリットや後悔しやすいポイントなどについて解説します。高気密高断熱の家を検討中の方や、失敗しないか不安な方などはぜひ参考にしてください。

<このような方におすすめ>

・高気密高断熱住宅を検討している方

・快適性と光熱費のメリットだけでなく、後悔しないための注意点も知りたい方

・実際に住んだ後に後悔しやすいポイントを事前に把握しておきたい方

・高気密高断熱に向いている人や、暮らし方のポイントを知りたい方

<この記事のまとめ>

・高気密高断熱住宅で後悔する理由は、夏の暑さや乾燥、換気計画の不備

・後悔しないためには、日射遮蔽や換気システム、施工品質を事前に確認することが重要

・高気密高断熱は、正しい設計と暮らし方で快適性を最大限に活かせる

・住んだ後に乾燥や結露で悩まないための工夫や、費用対効果を考えた選択のポイントを解説

高気密高断熱住宅とは?

高気密高断熱の家とは?

「高気密」の家とは隙間が少ない住宅のことです。一般的に木造住宅には床や壁、窓枠などに隙間が空きやすく、気密性を維持するのが難しいとされています。高気密の家は気密テープや断熱材などの建材を使用して隙間をつくらないことで、住宅内を快適な温度に保つことができます。

また、「高断熱」の家とは室内の熱が逃げにくい住宅のことです。断熱材や断熱性の高い窓を設置することで、外気の影響を受けにくくできるのが特徴です。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるうえに空気の循環も効率良く行えて、省エネ効果にも期待できます。

気密性や断熱性は以下の数値で確認することが可能です。

  • C値(相当隙間面積率):気密性を表す数値
  • UA値(外皮平均熱貫流率):断熱性を表す数値

一般的にC値が1.0程度であれば高気密、UA値が0.46以下であれば高断熱とされています。

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高気密高断熱住宅のメリット・デメリット

高気密高断熱住宅は、家全体の隙間を減らし断熱材で包み込むことで、外気温の影響を最小限に抑える住まいです。一年を通じて室温を一定に保ちやすく、冷暖房効率が飛躍的に向上するため、光熱費を抑えた省エネな暮らしが実現します。

一方で、高性能な住宅ゆえのデメリットも正しく理解しなければなりません。建築コストが一般的な住宅より高くなる傾向があるほか、気密性の高さから内部に湿気や熱がこもりやすい側面があります。

快適な環境を維持するには、適切な換気計画や間取りの工夫が不可欠です。メリットだけでなく注意点も踏まえ、総合的な視点で検討することが後悔しない家づくりへの近道となります。

高気密高断熱住宅のメリット

高気密高断熱の家にはさまざまなメリットがあります。まずは、一年中快適な温度で過ごせる点です。高気密高断熱の家は夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごすことができ、冷暖房の使用を減らすことができます。省エネ住宅とも呼ばれ、光熱費を削減できるのも特徴です。

また、冬場に気をつけたいヒートショックを防ぐこともできます。ヒートショックとは温度の急激な変化によって体に負担がかかり、最悪の場合には脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす被害のことです。高気密高断熱の家では室内の温度差が少なくなり、ヒートショックのリスクが軽減されます。

さらに、高気密の家は隙間が少なく、外気やホコリの侵入も防げます。隙間が少ないことや吸音性のある断熱材の使用などにより、遮音性が高い点も特徴の一つです。

高気密高断熱住宅のデメリット

まず、一般的な住宅に比べて建築費用が高くなりやすい点です。断熱性能の高い建材や高性能な窓・サッシを使用するほか、隙間を少なくするために丁寧な施工が必要になるため、初期費用が上がる傾向があります。

また、気密性が高い住宅は、隙間風による自然な空気の入れ替えが少なくなります。そのため、換気計画が不十分だと室内に湿気やにおい、二酸化炭素などがこもりやすくなることがあります。快適に暮らすためには、換気システムを正しく計画し、室内の空気をきちんと入れ替えられる環境を整えることが大切です。

さらに、高気密高断熱住宅は施工会社の技術力によって仕上がりに差が出やすい点にも注意が必要です。気密性や断熱性をしっかり確保するには、設計だけでなく現場での施工精度も重要になります。施工の知識や実績が不足している会社に依頼すると、費用をかけたにもかかわらず、期待したほどの性能を得られない可能性があります。

よくある高気密高断熱の家で後悔する理由とは?

よくある高気密高断熱の家で後悔する理由とは?

高気密高断熱の家にはたくさんのメリットがありますが、その一方で「高気密高断熱の家にして後悔した」というケースもあります。ここでは、高気密高断熱の家に住んで感じる後悔しやすい点を紹介します。

窓が小さい・少ない

高気密高断熱の家では、気密性・断熱性を高めるために、窓を小さくしたり少なくしたりすることがあります。窓の面積が多くなるほど断熱性が下がるため、高気密高断熱の家は壁の面積が多くなる傾向にあり、室内が暗くなりがちです。そのため風通しが悪く、開放感のない印象を受けることもあります。

湿気があり結露やカビが発生しやすい

高気密であるために湿気が溜まりやすい点も、後悔しやすい理由の一つです。断熱性が高いと外気と室内の温度差が生じやすく、雨の多い時期には湿気がこもりやすくなります。しっかりと換気を行わないとカビやダニの温床となりやすいため注意が必要です。特に、窓がなく室内に日差しが入らない部屋は注意しましょう。

気密性の高い家とは?メリット・デメリットと湿度やカビなどの対策ポイントについて紹介

建築費用が高額になりがち

一般的な戸建住宅に比べて、高気密高断熱の家は特殊な断熱材や設備を利用して建てるため、高額になりやすいのが特徴です。十分な資金がないと、住宅ローンの返済や預貯金に余裕がなくなってしまう可能性があります。ローンを組む際には専門家に相談し、長期的な資金計画を立てるようにしましょう。

想像よりも寒い・暑い

気密性や断熱性が高い家のため空調設備が少なくても快適に過ごせる、といった考えから、冷暖房設備を十分に設置しないケースが見られます。思っていたよりも寒さや暑さを感じることで、温熱環境を裏切られた気分になる方もいます。

空気がこもりやすく息苦しい

高気密だと隙間が少なくなるため、空気がこもりやすくなるのが特徴です。換気が不十分だと息苦しさを感じることもあります。また、空気がこもっている状態が続くと湿気やホコリなども溜まりやすく、ハウスダストによる健康被害のリスクも高まります。シックハウス症候群を起こす原因にもなりやすいので注意が必要です。

音が反響しやすい

高気密な家は外からの音を遮断しやすく防音性に優れている反面、室内の音は反響しやすい傾向があります。例えば、ドアを閉める音がほかの部屋まで聞こえたり、リビングでの話し声が2階まで聞こえたりします。吹き抜けやロフト、中二階などの音が広がりやすい間取りの場合は、特に音が響きやすくなるので間取りを工夫しましょう。

高気密高断熱の家で後悔しないための対策

せっかく高気密高断熱の家を実現できても、後悔して暮らしに不満を抱えるのはもったいないことです。後悔しないためには、以下のような対策を講じるようにしましょう。

窓は必要に応じて大きく、高性能なものを選ぶ

窓はライフスタイルと断熱性能のバランスを考えて選ぶのがおすすめです。一般的に高気密高断熱の家では窓が小さかったり少なかったりしますが、部屋によっては窓を大きくすることを優先しても良いでしょう。特にリビングなど広い空間では、窓の大きさによって印象が大きく変わります。窓やサッシを断熱性が高められる複層ガラスなどにすれば、家全体の暑さ寒さ対策になるので安心です。

換気計画を立てる

換気計画を立てることで、カビや結露を防ぐことができます。吸気口や排気口の場所なども事前にしっかりと計画し、湿気が溜まりにくいつくりにすることが重要です。空気がうまく循環すれば息苦しさも感じにくくなるでしょう。また、十分に空気を入れ替えられる機械換気もおすすめです。

冷暖房器具の利用は必須と理解する

高気密高断熱の家では「エアコンなどの冷暖房器具がなくても快適に過ごせる」と考えがちです。しかし、あくまで「高気密高断熱の家=涼しさ・暖かさが持続しやすい家」であり、冷暖房器具を使用しなければ室温は徐々に外気温に近づいていきます。そのため、家の規模や部屋数に応じた、適切な大きさの冷暖房器具を設置することが必要です。

間取りを工夫する

高気密高断熱の家では、音が響きやすい吹き抜けやロフトなどの間取りはなるべくつくらないことをおすすめします。部屋の配置にも考慮し、トイレや洗濯機のある部屋などを寝室のすぐ隣に配置しないようにするなども意識しましょう。

また、ドアなどの建具を利用して空間を分割するのも効果的です。音が気になる際にはドアを閉めて音に対するストレスを軽減できます。さらに吸音性の高い建材や素材を選んだり、壁の間に空気の層を設けたりすることで、室内の反響音を抑えることも可能です。

モデルハウスで断熱性能を体感する

それぞれのハウスメーカーや工務店によって、性能や基準は異なります。まずはモデルハウスを訪れて、実際に性能を体感することをおすすめします。どの住宅が自分や家族にとって心地良いかが判断しやすくなるでしょう。満足する高気密高断熱の家を実現するための施工会社選びにも役立ちます。

補助金制度を活用する

高気密高断熱住宅を建てる際は、国や自治体の補助金制度を活用できる場合があります。住宅の省エネ性能や世帯条件、建築時期などによって対象となる制度や補助額が異なるため、家づくりを進める前に確認しておきましょう。

2026年の主な制度としては、「みらいエコ住宅2026事業」があります。この制度では、すべての世帯を対象としたGX志向型住宅の新築や、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象とした長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築、省エネリフォームなどが支援対象となっています。

新築住宅の場合、GX志向型住宅は1戸あたり110万円が補助されます。また、子育て世帯・若者夫婦世帯が長期優良住宅を建てる場合は75万円、ZEH水準住宅を建てる場合は35万円が基本の補助額です。建て替えに伴い、従前の住宅を除却する場合は、長期優良住宅で95万円、ZEH水準住宅で55万円まで補助額が上がります。

また、ZEH住宅を検討する場合は、令和8年度の「新築戸建住宅のZEH・ZEH+化等支援事業」も確認しておきたい制度です。ZEHの新築戸建住宅を建築・購入する個人などが対象で、地域区分に応じてZEHは45万〜55万円、ZEH+は80万〜90万円の補助が設定されています。

ただし、補助金は予算上限に達すると受付が終了する場合があります。また、制度によっては一般消費者が直接申請するのではなく、登録された住宅事業者が申請手続きを行う必要があります。補助金を前提に家づくりを進める場合は、対象となる住宅性能や申請時期、依頼する住宅会社が制度に対応しているかを早めに確認しておくことが大切です。

気密測定(C値測定)を実施する

キノエデザインでは、すべての住宅で気密測定(C値測定)を実施。設計通りの高気密性能が確保されているかを確認し、数値で「快適性と省エネ性能」を証明します。住んでからの空調効率や断熱効果を高めるためにも、測定は欠かせません。

【注文住宅】気密測定とは?C値って何?費用や方法、タイミングなどを紹介

結露対策をする

高気密高断熱の住宅では、結露対策も重要です。キノエデザインでは、断熱性の高い窓や計画換気、室内湿度のコントロールを通じて、目に見える結露だけでなく壁内結露のリスクも抑えた安心の住まいを提供しています。

施工会社選びのポイント

施工会社選びのポイント

施工会社選びは高気密高断熱住宅をつくるだけでなく、家づくりにおいてとても重要です。ここからは、施工会社を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

高気密高断熱住宅の施工実績が豊富な会社を選ぶ

高気密高断熱住宅の性能を十分に発揮するには、施工実績が豊富な会社を選ぶことが大切です。気密性能は設計だけでなく、コンセントまわりや配管の貫通部など、細かな部分まで丁寧に処理する施工精度によって左右されます。

実績のある会社であれば、施工基準や気密測定の体制が整っていることが多く、断熱材や工法についても適切な提案を受けやすくなります。また、過去の施工事例をもとに、予算や暮らし方に合った住まいを検討しやすい点もメリットです。

会社選びでは、C値やUA値の実績、施工事例、口コミ、完成見学会での仕上がりなどを確認しましょう。性能だけでなく、細部まで丁寧に施工しているかを見極めることが、後悔しない家づくりにつながります。

施工事例が好みの会社を選ぶ

理想の住まいを実現するには、住宅性能だけでなく、デザインや空間の雰囲気が自分の好みに合う会社を選ぶことも大切です。高気密高断熱の性能が高くても、内装や外観のテイストが合わなければ、暮らしの満足度に影響することがあります。

住宅会社によって、自然素材を活かした温かみのあるデザインや、シンプルでモダンな空間など、得意とするスタイルは異なります。施工事例を見る際は、見た目の好みだけでなく、「この家で自分たちが暮らすイメージができるか」を意識して確認しましょう。

情報収集では、公式サイトの施工事例やカタログ、InstagramなどのSNSを確認するのがおすすめです。また、モデルハウスや完成見学会では、写真だけでは分かりにくい素材感や動線の使いやすさも体感できます。

事前に好みのデザインを整理しておくことで、打ち合わせもスムーズに進みます。性能とデザインの両方に納得できる会社を選ぶことが、後悔しない家づくりにつながります。

対策を万全にして快適な高気密高断熱の家づくりを

高気密高断熱住宅は一年中快適な温度で過ごせるうえ、光熱費を削減できるなどさまざまなメリットがあります。しかし、一般的な戸建てに比べて建築費用が高い傾向にあり、カビや結露対策も必要になるなど注意したいポイントもたくさんあります。高気密高断熱住宅づくりをしたい場合は、施工実績の豊富な信頼できる施工会社を選ぶことが重要です。
キノエデザインは、家族が健康に過ごせる高性能の注文住宅を提供しています。日本の暮らしに適した高断熱住宅にも定評があり、自然素材を用いた「深呼吸する家」を実現します。注文住宅でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

高気密高断熱住宅の後悔に関するよくある質問

高気密高断熱住宅は息苦しく感じますか?

基本的に、正しく換気計画がされていれば息苦しさを感じることはほとんどありません。高気密住宅では計画換気が重要になるため、24時間換気システムの性能や空気の流れを事前に確認しておくと安心です。

高気密高断熱住宅は乾燥しやすいですか?

冬場は暖房効率が高い分、室内の湿度が下がりやすく、乾燥を感じることがあります。加湿器の活用や調湿性のある内装材の採用、換気量の調整などで、快適な湿度を保ちやすくなります。

高気密高断熱住宅で結露やカビは発生しますか?

断熱性と気密性が適切に確保されていれば、結露は抑えやすくなります。ただし、施工精度が低い場合や換気が不十分な場合は、壁内結露やカビの原因になることもあります。断熱材の施工品質や換気計画の確認が重要です。

高気密高断熱住宅で後悔しないために確認すべきことは?

断熱性能だけでなく、気密性能、窓の性能、換気計画、日射遮蔽、施工実績を確認することが大切です。数値だけで判断せず、設計者が地域の気候や暮らし方に合わせて提案してくれるかも重要なポイントです。

高気密高断熱住宅に向いている人はどんな人ですか?

一年を通して室内の温度差を少なくしたい方、冷暖房費を抑えたい方、家族の健康や快適性を重視したい方に向いています。特に小さな子どもや高齢住宅族がいる家庭では、室温差による負担を減らしやすい点が魅力です。

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