理想の注文住宅をつくるなら、自分好みのデザインにしたいと考える方は多いでしょう。住宅デザインにはさまざまなものがありますが、中でも幅広い層から人気を集めているのが、シンプルモダンな住宅です。シンプルモダンのようなスタイリッシュな家は、流行に敏感でおしゃれな方が建てるものだと考えるかもしれませんが、シンプルモダンなデザインにするポイントや特徴を押さえておけば、誰でもおしゃれな住宅に仕上げることが可能です。
そこで本記事では、シンプルモダンな家の特徴や魅力、内外装で人気のあるデザイン、シンプルモダンなデザインにするポイントなどを解説します。注文住宅を検討しはじめたばかりの方や、おしゃれに仕上げる方法がわからないという方はぜひ参考にしてください。
<このような方におすすめ>
・シンプルモダンな注文住宅を建てたい方
・おしゃれな内装・外観デザインのアイデアを探している方
・流行に左右されにくく、長く愛せる住まいをつくりたい方
・デザイン性と暮らしやすさ、メンテナンス性を両立したい方
<この記事のまとめ>
・シンプルモダンな家は、直線的な形状と無駄を省いたデザインが特徴
・色や素材を絞り、間取りや収納をすっきり整えることで、洗練された内装に仕上がる
・外観は建物の形や屋根、窓、外壁、外構まで統一感を持たせることが大切
・見た目だけでなく、素材の耐久性や将来のメンテナンス費用も考えて計画することが大切
INDEX
シンプルモダンの家とは
シンプルモダンな家とは、直線的で無駄のないシンプルなデザインの家を指します。黒や白、紺などのシンプルでクールな色を多用し、スッキリとした都会的なデザインに仕上げることが特徴です。四角い外観にガルバリウムなどの金属製の外壁を採用したキューブ型の住宅は、まさにシンプルモダンの代表格といえます。
シンプルモダンな家は直線的な形に加え、金属やガラスなどの無機質な素材を組み合わせることもポイントです。無駄なものを排除し、素材の良さをそのまま活かしたスタイリッシュで現代的な家がシンプルモダン住宅といえるでしょう。
シンプルモダンな家の魅力
シンプルモダンな家は多くの魅力があるため、幅広い世代から人気を集めています。ここでは、シンプルモダンな家が支持される理由となっている魅力を紹介していきます。
流行に左右されない
シンプルモダンな家の大きな魅力は、流行に左右されないことです。住宅は購入サイクルの短いファッションや車などとは異なり、「生涯にわたり住み続ける」という特性を持っています。そのため、いつの時代も古さを感じさせない、普遍的なデザインであることが望ましいでしょう。シンプルモダンなデザインは、何年経っても飽きの来ないシンプルな外観や内装が魅力です。
ほかのテイストと合わせやすい
余計なものを排除したシンプルモダンなデザインは、どのようなテイストにもマッチすることが特徴です。和風のデザインを取り入れれば和モダン、天然素材を多く使えばナチュラルモダンなど、求める要素に寄せてテイストを組み合わせてもチグハグな印象になりません。夫婦で好みのデザインが異なる場合などは、部屋ごとにテイストを変えることも可能です。
建築費を抑えられる
シンプルモダンな家は凹凸の少ない単純な構造であることが多く、建築費用を押さえられるというメリットもあります。構造が複雑な場合、柱の数が多くなってしまったり特殊な建築技術が必要だったりするため、建築費用がかさみがちです。デザインや形がシンプルであればあるほど建築費用を抑えられ、工期も短くできるでしょう。
メンテナンスしやすい
複雑さや装飾の少ないシンプルモダンな家は、メンテナンス費用を抑えやすいことも特徴です。外壁の塗り替えや屋根の葺き替えは、形が単純なほうが手間がかからないからです。また、シンプルなつくりの家は室内の掃除が行き渡りやすく点検がしやすいことから、問題をすぐに見つけられます。劣化した部分を早期に対応することで、住宅の寿命を長くすることにもつなげられるでしょう。
シンプルモダンな家の人気デザイン
シンプルモダンな家はクールな印象になりやすいですが、使用する素材や色によって温かみのある印象や、可愛らしい雰囲気にすることが可能です。また、内装と外観を異なるデザインにすることで、シンプルな中にも個性を演出できます。以下では、シンプルモダンな家で人気のデザインを内装と外観に分けて解説します。
無駄を省いたシンプルな間取り
シンプルモダンな家はデザインだけでなく、間取りもスッキリとシンプルにまとめることが重要です。無駄な部屋をなくしてできるだけ壁をなくしたり、吹き抜けをつくったりすることで開放感のある空間づくりが実現します。間取りをシンプルにすることで、施工コストを安く抑えられるのも人気の理由です。
白を基調とする色/統一された素材
室内の色は白を基調とし、モノトーン系のカラー3色程度で全体をまとめるとシンプルモダンに仕上がります。また、使用する素材を統一することもシンプルモダンな空間デザインに重要なポイントです。無垢材や漆喰などの自然素材は、シンプルな内装の定番素材でもあります。その他、金属やモルタルなど無機質な素材を組み合わせ、スタイリッシュでクールな印象をプラスしましょう。
空間のアクセントになる勾配天井や梁見せ
間取りによっては屋根の勾配を活かした天井にしたり、梁をあえて剥き出しにしたりすることで空間にアクセントをつけることが可能です。シンプルな間取りやデザインだからこそ、本来見えないはずの梁を見せることでデザインが際立ちます。勾配天井は開放感を演出したい場合にも有効です。
インテリアも含めたトータルコーディネート
家具や家電もシンプルかつ直線的なものを選ぶのがおすすめです。ステンレス素材やモノトーンを基調としたカラー、スッキリしたデザインの自然素材などと相性が良いでしょう。照明はできるだけ目立たないほうがスッキリした空間になるため、ダウンライトやレール照明がおすすめです。観葉植物を置くと無機質になりすぎず、アクセントとしても役立ちます。
生活感を隠す収納計画の工夫
シンプルモダンな空間を維持するためには、室内の生活感を極力隠す工夫が求められます。
特に物が集まりやすいキッチン周辺は、扉付きの背面収納やパントリーを設けて家電などを隠せるように設計するのが効果的です。
また、リビングにあえてソファを置かず床を一段下げてくつろぐ段差を取り入れたり、テレビの裏側に収納スペースを配置したりすることで、常にすっきりと片付いた状態を保てます。新築やリノベーションの初期段階から、生活感を排除する動線をしっかり計画しておくことをおすすめします。
外観
シンプルモダンな外観に仕上げるには、以下のようなデザインを意識して取り入れると良いでしょう。
片流れ屋根・陸屋根、軒や庇のないシャープな外観
外観をシャープな印象に仕上げるなら、屋根の形状を片流れもしくは陸屋根にするのがおすすめです。屋根がフラットな陸屋根は天井がバルコニーにもなるため、お庭の代わりとして活用できます。雨漏りの心配を防ぐため排水性を重視するなら、片流れ屋根が良いでしょう。軒や庇がないほうが、シンプルな見た目に仕上がります。
凹凸の少ない四角形が美しいシンプルな形状
凹凸の少ないシンプルな四角形は、シンプルモダンな外観の定番です。土地の形や間取りのこだわりなどで、外観がきれいな四角形にならない場合もあるでしょう。その場合は、道路側から見える形をシンプルにするだけでも、スタイリッシュな印象を与えられます。
外壁はモノトーンカラーで1~2色の配色
外壁はモノトーンカラーで単色、もしくは2色で仕上げるのがおすすめです。ネイビーやグリーンなどのアクセントカラーを取り入れたい場合は、できるだけ暗い色を選択することでポップにならず落ち着いた印象に仕上げられます。2色でまとめたい場合は、玄関ドアのみ違う色にするのも良いでしょう。特に木目調のものは比較的どの色にもなじみやすく、温かみを出すのに役立ちます。
窓の配置にこだわり、数やデザインの種類を多用しない
シンプルモダンな家の特徴の一つとして、窓の数が少ないことが挙げられます。数だけでなく、デザインの種類を最小限に抑えることで、シンプルな見た目に仕上げられるでしょう。窓をつくる際は、室内・外観ともに配置を意識するのがポイントです。自然光を室内に取り込みやすくするために、通常は南向きや東向きの方角に窓を多く設置する傾向にあります。外観の正面となる部分が北向き・西向きであれば窓を配置する必要がないため、よりシンプルモダンな印象に近づけやすくなるでしょう。
シンボルツリーを取り入れた外観デザイン
住宅の外観をよりおしゃれに仕上げるには、建物だけでなく駐車場やアプローチなどの外構も含めてデザインを考えることが欠かせません。建物自体がシンプルな分、玄関周りにシンボルツリーを植栽することで、無機質になりすぎず程よい温かみをプラスできます。
また、夜間は植栽を照らす間接照明を活用すると、昼間とは異なる洗練された表情を演出できます。あわせて、室外機や給湯器などが道路側から見えないように配置し、外観からも生活感を徹底して排除することがポイントです。
スタイリッシュさが際立つ平屋の活用
ワンフロアで生活空間が完結する平屋は、シンプルモダンなデザインと非常に相性が良いスタイルです。
2階部分がないため建物の水平ラインが強調され、よりシャープで洗練されたシルエットを生み出せます。シンプルな箱型の形状や片流れ屋根を組み合わせることで、さらにモダンな印象を強めることが可能です。
また、コの字型などの形状にして中庭を設ければ、外部からの視線を遮りながら室内に自然光を取り込めるため、デザイン性と快適性を両立した住まいになります。
シンプルモダンな家をつくる際のポイント
シンプルモダンな家の魅力や人気のデザインを把握しておけば、家づくりの際に役立ちます。加えて以下のポイントを押さえておくと、満足のいく家づくりができるでしょう。
素材選びは慎重に行う
シンプルモダンは外観や間取りがシンプルな分、素材を何にするかでおしゃれになるか否かが決まります。素材にこだわりバランス良くコーディネートすることで、安価なものでもそれなりに高品質に見せることが可能です。一方、デザインばかりを重視すると、耐久性が低くメンテナンスの頻度が高くなってしまいます。長期的に見ると、メンテナンスコストが通常よりも多くかかってしまうことになるため注意しましょう。
完成後のメンテナンスも考慮した資金計画を立てる
住宅を購入すると、住み続けているだけで日々のメンテナンスに手間や費用がかかります。おしゃれで綺麗な状態を保つのであれば、こまめな点検やメンテナンスを行うことは必要不可欠といえるでしょう。特にシンプルモダンな外壁や外構は、汚れが目立ちやすい白が使われることが多くあります。定期的なメンテナンスができるよう、素材や色を考慮したうえで長期的な資金計画を立てることが大切です。
シンプルモダンな家づくりを得意とする建築会社に依頼する
シンプルモダンな家を建てたい場合は、シンプルモダンなデザインを得意とする、または施工実績が多い建築会社を選ぶと良いでしょう。シンプルモダンは無駄がない直線的なデザインを重視するため、雨風の影響を受けやすく、雨漏りのリスクが高くなりがちです。シンプルなデザインだからこそ、防水面を考慮するなどの知識や建築技術が必要で、完成度の高さにもつながります。建築会社を選ぶ際は、カタログやホームページで施工事例を確認したり、モデルハウスを見学したりするのがおすすめです。
見た目も住み心地も満足できるシンプルモダンな家をつくろう
いつの時代も古く感じないシンプルモダンな家は、幅広い世代におすすめのデザインです。内装や外観を自分好みのデザインでつくり、見た目でも満足できる飽きの来ないマイホームを実現しましょう。キノエデザインでは、シンプルモダンの家を数多く手がけてきた実績があります。自然素材をはじめとした素材にもこだわっているため、長期的なメンテナンスコストを抑えられるほか、住み心地の良い家づくりができるでしょう。シンプルモダンな家を検討している方は、ぜひ一度キノエデザインまでご相談ください。
シンプルモダンな家に関するよくある質問
Q. シンプルモダンな家には何色がおすすめですか?
白・黒・グレーなどの無彩色を中心に、使用する色を1~2色程度に絞ると、統一感のあるシンプルモダンな外観をつくりやすくなります。
白は明るく清潔感のある印象、黒や濃いグレーは重厚感のある印象を与えます。実際の外壁は面積や光の当たり方によって見え方が変わるため、できるだけ大きなサンプルを屋外で確認することが大切です。
Q. シンプルモダンな家の内装はどのようにまとめればよいですか?
壁や床、天井、家具の色数を抑え、生活感が目立ちにくいすっきりとした空間にまとめるのが基本です。間取りもできるだけシンプルにし、壁や仕切りを減らすことで、開放感のある室内をつくりやすくなります。
収納を適切に設け、家具や家電の配置まで考えておくと、入居後もシンプルな印象を保ちやすくなります。
Q. シンプルモダンな家は冷たい印象になりませんか?
白・黒・グレーを中心にすると、無機質で冷たい印象になることがあります。木材や漆喰、タイル、間接照明、ファブリックなどを取り入れることで、シンプルさを保ちながら温かみを加えられます。
外観はシャープなシンプルモダンにし、内装には木の質感を取り入れるなど、外観と室内で印象を変える方法もあります。
Q. シンプルモダンな家に合う間取りはありますか?
廊下や仕切りを必要以上に増やさず、LDKを中心に空間をまとめた間取りが適しています。吹き抜けや大きな窓、中庭、テラスなどを取り入れると、シンプルな空間にも開放感や変化を加えられます。
ただし、見た目だけで間取りを決めるのではなく、収納量や家事動線、家具の配置、家族の生活スタイルまで考えることが大切です。キノエデザインでは、見た目だけでなく家事のしやすさや動線計画を含めた「機能美」を重視しています。
Q. シンプルモダンな家は窓を少なくしたほうがよいですか?
道路側の窓を少なくしたり、窓の位置や大きさをそろえたりすると、外観をすっきりと見せやすくなります。ただし、デザインを優先して窓を減らしすぎると、採光や通風を確保しにくくなる可能性があります。
窓は外観のアクセントであると同時に、室内の明るさや風通し、防犯性にも関係します。敷地の方角や周辺環境、室内からの見え方を踏まえて配置しましょう。
Q. シンプルモダンな家は飽きやすいですか?
シンプルモダンは装飾や流行の要素を抑えたデザインのため、比較的飽きにくく、幅広い年代になじみやすいスタイルです。
一方で、流行している色や奇抜な形状を多く取り入れると、年月が経ったときに古さを感じる可能性があります。建物全体はシンプルにまとめ、玄関や照明、植栽など、変更しやすい部分で個性を加えるとよいでしょう。
Q. キノエデザインでシンプルモダンな家を建てられますか?
キノエデザインでは、シンプルモダンを取り入れた住宅を数多く手掛けています。施工事例では、黒やグレーを基調とした外観、中庭やテラスを設けた家、木の温かみを加えた室内など、さまざまなシンプルモダンの住まいを確認できます。
見た目の美しさだけでなく、家事動線や暮らしやすさ、住宅性能まで考慮し、家族のライフスタイルや敷地条件に合わせた住まいを提案しています。