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2023.05.15 家の造り コラム

スキップフロアがある平屋の魅力とは?おしゃれな間取りにする方法を解説

ワンフロアの便利さから暮らしやすさが際立つ平屋は近年人気を集めており、間取りに「スキップフロア」をつくり、家族が心地良く過ごせるこだわりの空間にしたいと考える方も少なくありません。

本記事では、平屋にスキップフロアを設置するメリット・デメリットやオススメの活用術、スキップフロアを取り入れる際の注意点について詳しく解説します。
平屋の建築を検討している方や、スキップフロアを取り入れるべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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スキップフロアとは

スキップフロアとは、フロア内に高さの異なる段差を設ける間取りのことです。
縦の空間を活用した家づくりができることから、利便性を高めたり、空間をおしゃれにしたりすることを目的に多くの住宅で取り入れられています。

スキップフロアの代表的な例は、2階建て住宅で1階と2階の中間に設ける中2階です。
ただし、階段を設置しなければならないというわけではなく、1段でも段差を設けるだけでスキップフロアとなるため、平屋でも取り入れられます。

スキップフロアは棚を設置して収納スペースにしたり、子どもの遊び場にしたりとライフスタイルに合わせてさまざまな用途で使えるのが特徴です。
近年は人気のある間取りとして、多くの住宅に取り入れられています。

スキップフロアのある平屋の施工事例はこちら:
居心地の良いヌックとスキップフロアで家族が繋がる平屋住宅

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スキップフロアのメリット・デメリット

スキップフロアを取り入れる際に気になることは、「設置することでどのように役立つのか」「暮らしやすさにどのような影響があるのか」ということです。
間取りは簡単に変更できるものではないため、設計の段階で慎重に検討する必要があります。
ここからは、平屋建て住宅にスキップフロアを設置するメリットとデメリットについて解説します。

スキップフロアのメリット

平屋にスキップフロアを設置するメリットは、主に「開放感が生まれる」「間取りの自由度が高まる」「収納スペースが増える」の3つです。
それぞれのメリットについて、以下で解説していきます。

開放感のある空間になる

1階建ての平屋で縦の空間を生かし、立体的なスペースを効率的に利用できるのは大きな魅力だといえるでしょう。
LDKや水回り、家族の個室などをすべてワンフロアに設置する平屋の場合、基本的に各スペースを仕切りや壁で区切るため、家具やインテリア用品を配置すると狭さや圧迫感が気になることがあります。

スキップフロアを設置することで、自然と目線の高さを変えられる立体的な間取りが可能になり、開放感が生まれるのが大きなメリットです。

間取りの自由度が広がる

「子どもの遊び場」「読書部屋」「テレワークスペース」など、さまざまな用途に使えるスキップフロアは、通常の平屋では実現できなかったスペースの確保に役立ちます。
スキップフロアは壁や間仕切りで囲む完全な個室ではありません。

しかし、目線の高さが変わることである程度の独立性を確保でき、ほかの部屋と区切って利用できます。
例えば「オモチャを出していいのはスキップフロアの部分だけ」などのルールを決めておけば、後片づけや掃除などにかかる手間も削減できるでしょう。

収納スペースを確保できる

収納スペースが足りないときに、スキップフロアを収納スペースとして活用できるのも大きなメリットです。
段差があることで目線の高さが変わるため、スキップフロア部分に家具や荷物が多くなってしまっても目立ちにくく、リビングをすっきりと見せられます。

さらに、段差の下の部分を収納スペースにすることも可能です。低めのスキップフロアであっても、段差部分に引き出しを設置するだけで収納力がぐっと高まるので、活用してみましょう。

スキップフロアのデメリット

スキップフロアは便利で人気のある間取りですが、デメリットがないわけではありません。
主に挙げられるのは、「コスト増」「バリアフリーにできない」「自治体によって規制がある」などの3点です。
それぞれ詳しく解説していきます。

コストがかかる

スキップフロアを設置するとなると、延床面積が増えたり階段が必要になったりするため、通常の平屋よりも建築費が高くなる傾向にあります。
また、固定資産税が高くなる点にも注意しましょう。

スキップフロアを取り入れると空間が広くなり、冷暖房が効きづらくなることも考えられます。
その分、光熱費が高くなりやすいため、建築コストだけでなく住み始めてからの維持コストも工夫が必要です。

バリアフリーにはならない

2階建てと平屋の大きな違いは、日常生活での上下移動の有無です。
平屋の良さは「老後は階段の上り下りが負担になるかも」という心配をする必要がなく、バリアフリーにしやすい点ですが、スキップフロアを取り入れると完全なバリアフリーにはなりません。

スキップフロアのある平屋では、2階建てのような大きな上下移動はないものの、数段の階段であってもいずれ体の負担になり、避けるようになる可能性はあります。
スキップフロアを活用し続けるためには、あらかじめ手すりを設置するなど工夫するようにしましょう。

自治体によって制限される可能性がある

住宅を建築する際は、自治体に申請し建築許可を取らなくてはなりません。
これは法律や条例に違反していないことを確認するためですが、自治体によってはスキップフロアの設置を許可していないところがあるため、注意が必要です。

スキップフロア部分が階層とみなされると、平屋ではなく2階建てとなってしまうこともあり得ます。
地域によってはスキップフロアを設置すること自体が許可されないケースもあるため、事前に確認することが重要です。

スキップフロアのある平屋の施工事例はこちら:
居心地の良いヌックとスキップフロアで家族が繋がる平屋住宅

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スキップフロアを平屋で活用する際のオススメの間取り

新しく住宅を建てる際に、スキップフロアを取り入れたいと考える方は少なくありません。
しかし、「日常生活の中で実際に活用するイメージが湧かない」という理由から、悩んでいるケースが多くあります。
そこで、家族構成やライフスタイルに合わせたスキップフロアの活用方法を以下で紹介します。

子供部屋として

ファミリー層に人気があるのが、スキップフロアを子供部屋として活用する方法です。
子どもの人数や間取りによっては、子供部屋を人数分つくれない場合があります。

スキップフロアがあれば個室のように使えるうえ、リビングやキッチンからでも子どもの様子がチェックしやすく、学習・遊びのスペースとして利用するのにぴったりです。
子どもの友だちが集まった際にも、リビングと遊びのスペースを簡単に分けられるメリットがあります。

ワークスペース・書斎として

近年、テレワークやリモートワークが多い大人に人気なのが、ワークスペースや書斎として活用する方法です。自宅で仕事をする場合、家族の出入りも多いリビングでは業務に支障が出ることがあり、仕事に集中するための部屋が必要と感じる方は少なくありません。

また、気分転換やリラックスができるスペースにするのも良いでしょう。
本棚を置いて読書部屋にしたり、オーディオを設置したり、コレクションを飾ったりと、ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができます。

リビング空間として

スキップフロアとリビングをつなげることで、リビング空間を広く使うという方法もあります。
リビングと一体感のある空間として使いたい家庭に人気なのが、スキップフロア部分を畳敷きの和室にすることです。
家族がゆったりできるリラックスルームになるだけでなく、来客があった際には来客用の寝室にできるなど汎用性が高く、時と場合に応じてさまざまな用途に活用可能です。

平屋の施工事例はこちら

平屋について詳細はこちら:
スキップフロアを平屋で活用する際のオススメの間取り

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スキップフロアで後悔しないための注意点

「おしゃれに見えるから」「流行しているから」という理由だけで平屋にスキップフロアを取り入れると、長期間にわたって暮らしていく中で後悔につながってしまう可能性があります。
家を建てた後で「こんなはずではなかった」と後悔しないために、以下で解説するポイントに注意しつつ、じっくり検討していきましょう。

実際の生活・将来の暮らしをイメージする

スキップフロアのある平屋は、通常の平屋より建築コストと維持コストが高くなりがちです。
完成してから後悔しないよう、実際の暮らしや生活をイメージして必要性・機能性などを考えると良いでしょう。

年齢を重ねて階段の上り下りが負担になれば、スキップフロアの空間を使わない暮らしにシフトしていくことも考えられます。
ライフステージごとの活用方法を考えたうえで、住みやすい環境をつくるようにしましょう。

断熱性能を確保する

スキップフロアとリビングを一体化させたり、スキップフロアのために天井を高くしたりすると、壁や間仕切りを設ける間取りよりも空間が広く取れます。
しかしその分、光熱費が高くなりやすいため、断熱効果についても事前に考えておくことが重要です。

断熱性の高いサッシや断熱材を使うことによって空調効率をアップさせれば、外気温の影響を受けづらくなり、温度調整がしやすくなります。
快適性が上がるだけでなく毎月の光熱費削減にもつながるため、できるだけ断熱性能を確保するようにしましょう。

実績豊富な建築会社に依頼する

スキップフロアは間取りの自由度が高いことが魅力であるものの、構造が特殊で自治体によっては制限されることもあります。
後悔しないためには、スキップフロアのある住宅を多数手がけている建築会社に依頼するようにしましょう。

実績豊富な建築会社であれば、スキップフロアに関する知識やデザインの引き出しが多いだけでなく、自治体ごとに異なる制限や規制にも詳しいため、後々のトラブルを防げます。
家づくりはやり直しがきかないため、実績豊富で信頼できる建築会社を選ぶようにしましょう。

スキップフロアのある平屋の施工事例はこちら:
居心地の良いヌックとスキップフロアで家族が繋がる平屋住宅

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平屋にスキップフロアを取り入れておしゃれな間取りを実現しよう

平屋にスキップフロアを設置すると、開放感のある間取りにできることに加えて子ども部屋や収納スペース、テレワークスペースなど、暮らしに合わせてさまざまな使い方ができます。
ただし、段差があることでバリアフリーにはできないため、将来を見据えながら間取りを決めることが大切です。

キノエデザインでは、スキップフロアのある平屋住宅で快適に健康に暮らせる家を建てられます。
平屋を建てたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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