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2024.06.14 コラム

【注文住宅】失敗しないためのランドリールームの収納アイデアや実例を紹介

目次

【注文住宅】失敗しないためのランドリールームの収納アイデアや実例を紹介

注文住宅を計画する際、日常生活の快適さを大きく左右するのがランドリールームの設計です。効率的で使い勝手の良いランドリールームをつくるためには、収納に着目することが重要です。ここでは、ランドリールームの収納を最大限に活用するためのアイデアや実例を紹介します。ランドリールームの採用を悩んでいる方や、活用方法を考えている方はぜひ参考にしてください。

ランドリールーム(洗濯室)とは?

ランドリールーム(洗濯室)とは?

ランドリールームは洗濯機や乾燥機を置くだけではなく、洗濯物の整理、衣類のケア、アイロンがけなどを一箇所で行える間取りです。特に、収納スペースの確保が重要で、洗濯用品やクリーニング道具を整理するための工夫が求められます。

ランドリールームをつくる際は、洗濯機や乾燥機の配置、床材・壁材の選び方を工夫するのがポイントです。設備を使いやすい高さと位置に設置したり、耐水性や清掃が容易な素材を選んだりすることで、空間をスッキリ保ちながら、長期にわたって清潔で快適なランドリールームを保つことができます。

ランドリールームを「快適で機能的な生活支援空間」として位置付け、計画的に設計することが重要です。

洗面所との違い

洗面所は、洗面台+脱衣所でできた空間を指します。例えば、顔を洗って髪を整えたり、お風呂に入る前に服を脱いだりするための部屋と考えると想像しやすいでしょう。

ランドリールーム単体には洗面所のような役割はなく、あくまで洗濯に関する家事を行うための部屋です。最近ではランドリールームと洗面所を一体化させた部屋を設ける住宅もあります。

サンルームとの違い

サンルームは、屋根や壁をガラス張りにするなどして日光が多く入るようにつくった部屋のことを指します。洗濯物を干すだけでなく、採光やくつろぎのためにも利用するため、ランドリールームとは異なる目的でつくられるのが特徴です。

家事動線の良い間取りづくりにランドリールームは必要?後悔しないためのポイントを解説について詳しくはこちら

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ランドリールーム(洗濯室)のメリット

ランドリールーム(洗濯室)のメリット

家事楽を実現してくれる機能的なランドリールームのメリットは何でしょうか。主な例を3つ紹介します。

家事効率がアップする

ランドリールームがあると、家事をするうえで無駄な移動をなくしたり、片付けの手間を減らしたりすることができます。一般的な2階建ての場合、洗濯物を持って階段を上ったり、取り込んだ洗濯物をほかの場所で畳んだりする工程が発生します。ランドリールームはこれらの工程を一箇所でこなせるので、移動の手間と負担がかかりません。そのため、家事効率がアップして家事に充てる時間を短縮することが可能です。

天気の悪い日でも洗濯物を干すことができる

雨や雪、強風の日でも洗濯ができるのもランドリールームの魅力の一つといえます。暑い真夏や寒い真冬でも、快適に洗濯物を干すことが可能です。

さらにランドリールームがあれば、リビングや居室などの生活スペースに部屋干しせずに済みます。べランダだと急な雨や強風が心配ですが、ランドリールームであれば天気に左右されないので、共働きなどで自宅を空ける時間が長い方も安心です。

花粉や黄砂などの外気からも洗濯物を守れる

外に洗濯物を干すと、花粉や黄砂、PM2.5が気になるという方も少なくありません。しかし、ランドリールームがあれば一年を通して外気に触れない場所で洗濯物を干せるため、汚染による健康被害からも安心して守れるでしょう。

 

ランドリールーム(洗濯室)のデメリット

魅力的なランドリールームですが、デメリットも存在します。代表的な例3つは下記のとおりです。

建築費が高くなる可能性がある

ランドリールームをつくると床面積や内装工事、電気配線が追加で増えるため、建築コストがアップする可能性があります。限られた予算や床面積をランドリールームに割いても良いのか、そもそもランドリールームが必要なのかをよく検討する必要があるでしょう。

1つの部屋で家事作業をすることになる

リビングやダイニング、キッチンなどで家族の気配を感じながら家事をしたい方には、ランドリールームは向かないかもしれません。小さいお子さまがいる場合は、目の行き届く場所で作業できなくなるため注意が必要です。

また、ランドリールームにはある程度の広さが必要になります。十分な広さを確保するためには、ほかの部屋を犠牲にしなければならないこともあるでしょう。

使いにくいと、将来使わなくなる

「洗濯〜物干し〜畳む」の洗濯動線だけでなく、洗面所やお風呂場などほかの家事や生活動線との融合性も無視できません。動線が悪く使いにくいランドリールームだと、いずれ使われない部屋になってしまいます。生活における家事動線全体を把握したうえで、どのようなランドリームにするのかを考えましょう。

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ランドリールーム(洗濯室)を快適に使うためのポイント

ランドリールーム(洗濯室)を快適に使うためのポイント

ここでは、ランドリールームを快適に使うためのポイントを紹介します。

十分な収納スペースを確保する

ランドリールームでは、使用する家電も含めて使うアイテムをリストアップし、収納できる十分なスペースを確保することも大切なポイントです。収納スペースが足りないと物があふれ、ホコリが溜まったりカビが生えたりする原因になります。

洗剤やアイロンなどの道具、タオル、衣類など、アイテムごとに使いやすい収納のサイズや配置が異なります。収納スペースをつくる際は、収納したいものが全て収納できる高さと幅、使いやすい奥行きにすることを心がけましょう。

湿気対策を行う

室内干しによって湿度が高くなるランドリールームは、湿気対策としてカビやダニの発生を抑制する必要があります。換気扇の設置は必須ですが、効率良く湿気を排出するための配置も併せて考えましょう。

洗濯物を乾かす場所の近くに排気口を付けて、全体の空気を入れ替えられる場所に吸気口を付けると効率的になります。湿気対策として適度に換気や送風をすることも重要ですが、より効果を高めるには除湿機やエアコンの除湿機能を使ったり、床や壁を調湿効果のある素材で仕上げたりするのもおすすめです。

家事動線の良い間取りの注文住宅|便利ポイントとおすすめアイデアを紹介について詳しくはこちら

 

 

ランドリールーム(洗濯室)のある間取り事例8選

家事の効率化を叶える理想のランドリールーム

家事の効率化を叶える理想のランドリールーム

家事の効率化を叶えたいというご要望に、ランドリールームを提案させていただきました。収納と作業台がついたランドリールームは、乾燥まで終わった洗濯物を取り出した後も、同じ空間で「畳む、しまう」の作業がおこなえます。

またランドリールームは、玄関と続きで配置されています。例えばお子さまが遊んでいて汚れて帰った際なども、ランドリールームに直行して服を洗えるため、便利です。

家事の効率化を叶える理想のランドリールームの施工事例はコチラ

生活動線を考え抜いたランドリールーム

生活動線を考え抜いたランドリールーム

主に家事をおこなう1階部分の動線は、これから家づくりを検討しているご家族に参考にしていただきたい間取り事例です。

リビングの続きに洗面所、風呂場などを配置し、調理中の空き時間に洗濯機を回せるようにした間取りは、大きな特徴です。洗面所には物干し竿を設置してあるため部屋干しも可能であるほか、洗面所と玄関が近いため、帰宅後の手洗いもスムーズにおこなえるでしょう。

家事動線は家族の人数や年齢により、最適な動線が異なります。家づくりをおこなう際に家事の効率化を図りたいと思ったら、普段の家事を細部まで落とし込み、動きやすい動線を探っていきましょう。

生活動線を考え抜いたランドリールームの施工事例はコチラ

アイロン台などの作業スペースのあるランドリールーム

アイロン台などの作業スペースのあるランドリールーム

家事効率を上げたいといった奥さまの要望から、ランドリールームを設置しました。洗濯機と物干し竿、作業スペースを一箇所に集めたため、洗濯に関する「洗う、干す、取り込む、畳む」といった作業を効率良くこなせます。

ランドリールームで家事効率が上げられれば、ご家族との時間も増やせるでしょう。賃貸ではなかなか叶わないランドリールームの設置は、家づくりをおこなう大きなメリットといえます。

アイロン台などの作スペースのあるランドリールームの施工事例はコチラ

高窓で明るい陽射しが差し込むランドリールーム

高窓で明るい陽射しが差し込むランドリールーム

効率的に家事をおこなうため、以前の賃貸では叶わなかった家事室をつくった事例です。家事室には洗濯機と室内用のポール、作業スペースを設置したため、洗濯をして干し、必要であればアイロンをかけて畳むといった一連の動作が、一箇所でおこなえます。

家事導線や生活動線、来客動線など、住む人にとって最適な導線を考えられるのも、注文住宅のメリットです。普段どのような家事をして、どの位置に何があれば便利かを想像し、ご自身が納得できるような導線を考えましょう。

高窓で明るい陽射しが差し込むランドリールームの施工事例はコチラ

キッチン横に設置した間取りのランドリールーム

キッチン横に設置した間取りのランドリールーム

効率的な家事動線を目指し、キッチンの続き間にランドリールーム、その先にお風呂場といった間取りが便利な事例です。キッチンとランドリールームが近ければ、帰宅した家族の汚れ物を洗濯機まで持っていったり、キッチンで作業をしていても、洗濯が終わったことにすぐに気づけたりします。

お子さまだけでお風呂に入るのが不安な年頃でも、お風呂場が近ければ、キッチンやリビングにいてもすぐに様子を見られる点もメリットです。家族構成や環境によってそれぞれ魅力の感じる家事動線は異なるため、最適な動線を話し合い、家族で満足のいく動線をつくりましょう。

キッチン横に設置した間取りのランドリールームの施工事例はコチラ

水回りに特化したランドリールーム

水回りに特化したランドリールーム

水回りに特化したランドリールームも、自慢したいお家の特徴です。洗濯から部屋干し、畳み、アイロンがけまで一箇所でおこなえるランドリールームは、家事の動線がシンプルになり、動きにムダがなくなったと評判です。

ランドリールームはお風呂場と続いているため、棚に使用するタオルを収納すれば、お風呂の度にタオルを取り出す動作も省けます。移動や所作の手間を極限まで省いた家事は、毎日の洗濯の負担を軽くしてくれるでしょう。

水回りに特化したランドリールームの施工事例はコチラ

洗濯の手間が省ける家事室(ランドリールーム)

洗濯の手間が省ける家事室(ランドリールーム)

家事室をつくったことで、洗濯関連の動作を一つにまとめられるようになりました。これまでは一度洗濯をすると、物干し場へ行き、取り込んで各部屋へ収納、場合によってはアイロンがけをする作業がそれぞれの場所で発生していました。

家事室ではお風呂に入る際に使用するタオルもしまえるほか、アイロンやアイロン台なども置いておけるため、わざわざアイロンを出し入れする必要がありません。移動の手間を省いた家事室は、毎日の洗濯の負担を軽くしてくれるでしょう。

洗濯の手間が省ける家事室(ランドリールーム)の施工事例はコチラ

家事が楽しくなるランドリールーム

家事が楽しくなるランドリールーム

譲れないご要望の一つに、ランドリールームの採用がありました。これまで住んでいたアパートでは洗面所が狭く、ベランダのスペースだけで足りないときは家の中に干すこともあったようです。そのため、リビングなどの部屋の中には洗濯物を干さないで済むようなスペースがあることを希望されていました。

ランドリームは、洗面所からすぐの場所にあり、干し場のスペースもたっぷりあります。洗濯物を干す・取り込む・畳むが同じスペースでできるため、家事効率が良くご満足いただいています。

家事が楽しくなるランドリールームの施工事例はコチラ

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ランドリールームを活用して、少しでも家事の手間を削減しましょう!

ランドリールームは床材・壁材の素材選びや換気、収納の工夫などによって、快適で衛生的な環境を実現できます。家族構成に応じた動線を確保したうえで、ランドリールームの設計プランを進めましょう。

キノエデザインは、兵庫県を中心に注文住宅の施工をおこなっています。お客様のご要望をしっかりとお伺いしたうえで、高性能で居心地の良い健康住宅をご提案いたしますので、家づくりの際はお気軽にご相談ください。

 

ランドリールームに関するよくある質問

ランドリールームとサンルームのどちらが使いやすいですか?

ランドリールームとサンルーム、どちらが使いやすいかは、家庭のライフスタイルやニーズによって異なります。

ランドリールームは洗濯機や乾燥機、洗濯用品を一箇所に集約できるため、洗濯作業の効率化に貢献します。

また、洗濯物を室内で干すスペースがある場合、天候に左右されずに洗濯物を乾かすことができます。

一方、サンルームは自然光をたっぷりと取り入れることができるため、読書やリラックススペースとしての利用や、冬場の暖かい日差しを楽しむことができます。

また、植物を育てるスペースとしても適しており、ガーデニングが趣味の人には特に魅力的です。

したがって、洗濯作業の効率化や洗濯物の管理を重視する場合はランドリールームが、自然光を楽しみながらリラックスしたい、または植物を育てたい場合はサンルームが使いやすいと言えるでしょう。

最終的には、家庭の優先順位や生活スタイルに合わせて選択することが重要です。

ランドリールームで洗濯物が乾きにくいのはなぜですか?

ランドリールームで洗濯物が乾きにくい主な理由は、通気性が不足していることにあります。

ランドリールームは、家の中で特定の機能を持たせた部屋であり、しばしば換気が十分でない場合があります。

洗濯物を乾燥させるには、空気の流れが重要で、湿った空気が部屋の外に逃げることができなければ、洗濯物は乾きにくくなります。

また、ランドリールームが狭い場合、洗濯物同士が密接して吊るされていると、空気の流れがさらに悪くなり、乾燥時間が長くなる原因にもなります。

適切な換気設備の設置や、洗濯物を適度に間隔をあけて干すことで、乾燥効率を向上させることができます。

ランドリールーム どうやって乾かす?

ランドリールームで洗濯物を乾かす方法は、スペースの設計や家庭のニーズに応じて様々です。以下の方法を参考にしてください。

  1. 室内物干しスペースの設置

ランドリールーム内に物干しバーまたは伸縮式の物干しラックを設置し、洗濯物を室内で乾かす方法です。空間を有効活用でき、天候に左右されずに洗濯物を乾かすことができます。

  1. 乾燥機の利用

ランドリールームに乾燥機を設置することで、洗濯物を素早く乾燥させることができます。乾燥機は時間を節約できるだけでなく、雨の日でも洗濯物を乾かすことができるため便利です。

  1. 換気扇や乾燥効率を高める設備の利用

ランドリールームに良好な換気システムを設置することで、湿気を外に排出し、洗濯物の乾燥を早めることができます。また、除湿機を使用することで、湿度をコントロールし、乾燥を効率化することが可能です。

  1. 天井に設置された乾燥ラック

天井から吊り下げるタイプの乾燥ラックを設置することで、床面積を有効活用しながら、大量の洗濯物を一度に乾燥させることができます。特に、高い天井を活用できるランドリールームに適しています。

ランドリールームでの洗濯物乾燥方法は、家庭のライフスタイルやランドリールームのサイズ、設備によって最適な方法が異なります。

自宅の状況に合わせて、最も効率的で便利な乾燥方法を選択しましょう。

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