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2024.05.17 コラム

注文住宅の内装の決め方|失敗例やおしゃれに仕上げるポイントとは

注文住宅の内装の決め方|失敗例やおしゃれに仕上げるポイントとは

注文住宅をつくる際にこだわりたいのが内装です。自分好みの内装に仕上がると日々を心地良く過ごせますが、一方でどのような内装にしようかと悩む方も多いでしょう。実際に住んでから後悔しないよう、家を建てる前にしっかりとイメージをしておくことが大切です。

この記事では、注文住宅に取り入れやすいデザインや内装の決め方、おしゃれに仕上げるポイントなどについて解説します。あわせて後悔しやすい点も紹介するので、これから注文住宅をつくりたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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注文住宅の内装に取り入れやすいデザイン例

内装デザインの種類は豊富にあるので、ぜひ自分好みのデザインを取り入れたいものです。ここでは、注文住宅の内装デザインとして取り入れやすいテイストを紹介します。

​​​​モダンテイスト

モダンテイストはシンプルで直線的、機能的なデザインが特徴です。都会的で高級感のある室内空間を演出でき、シンプルなデザインはほかのテイストとも合わせやすいでしょう。凹凸や装飾が少ないので掃除がしやすいのも魅力です。白や黒、グレーなどのモノトーンでまとめ、差し色に落ち着いた色味のブラウンやネイビーなどを使用するのもおすすめです。

ナチュラルテイスト

ナチュラルテイストは、シンプルかつ木の温かみを感じる優しい雰囲気を演出できます。特徴は自然界にある色や無垢材などの自然素材を取り入れる点で、素材の温かみを活かしてカフェらしい空間に仕上げるのも人気です。ホワイトやベージュ、グリーンなどの淡いカラーでまとめ、家具もナチュラルテイストのものを合わせると良いでしょう。

北欧テイスト

北欧テイストの特徴は、シンプルで心地良い雰囲気を演出できることです。ベースカラーには白を、アクセントカラーにはパステルカラーやグレー系を採用することでかわいらしい印象になります。壁紙や扉などにインパクトのあるビビッドカラーをポイント使いすることで、室内を明るい雰囲気にすることも可能です。木やレンガ、石などの自然素材を多用すると魅力が増し、家具を北欧家具にすると統一感が出るでしょう。

和テイスト

昔ながらの古民家のような雰囲気で、日本人にとって馴染み深いのが和テイストです。日本ならではの伝統美が感じられ、落ち着いた雰囲気に仕上がります。畳や木材、紙などの自然素材を多用し、経年変化を楽しめるのも魅力です。障子だけでなく、照明などのインテリアに和紙を取り入れるのも人気で、アースカラーや金、銀、藍色などの差し色を取り入れると良いでしょう。

 

注文住宅の内装の決め方

注文住宅の内装の決め方

内装はデザイン以外にも、各建材の素材や色、設備など膨大に決めていくことがあります。注文住宅の内装を決める際に基本となる手順を押さえておくと、比較的スムーズに決めることが可能です。以下では内装の決め方について、押さえておきたいポイントを紹介します。

全体のテイストを決める

まずは部屋全体のテイストを決めることが重要です。テイストに合わせて内装の細かい箇所の色や素材、家具などが決めやすくなるでしょう。部屋ごとにテイストを変えることもできますが、1つのベースとなるテイストを決めておくと統一感が出るのでおすすめです。特にリビングやダイニングなどの家族が集まる場所は、家族間でしっかりと話し合って決めましょう。

配色を決める

続いて、テイストに沿った色合いで配色を決めるのがポイントです。同じ部屋で何色も色を使うとまとまりのない印象になるため、詳しくは後述しますが3色程度に抑えるのがおすすめです。壁や床、天井などの面積の広い部分は目に入りやすいので、部屋の印象を大きく左右します。まずは面積が広く目立ちやすい箇所の配色をおおまかに決め、後から細部を決めていきましょう。

施工事例を見て好みのテイストを見つける

内装を決める際にはイメージするだけでなく、実際にカタログやモデルハウスなどの施工事例を複数確認し、好みのテイストを見つけることも重要です。イメージだけだと思ったような仕上がりにならず、後悔してしまうこともあります。SNSなどもうまく活用すれば選択肢を増やすことができます。気になるテイストの画像を見つけたら保存しておき、施工会社に伝えるのもおすすめです。

サンプルを確認する

クロスやフローリング材などを決める際はカタログから選ぶことが多いですが、サンプルは必ず確認するようにしましょう。色味や肌触り、素材感などは実際に見て触れてみないとわからないものです。また、サンプルは実際に使用するもののほんの一部の大きさなので、実際に使いたい部屋をきちんとイメージすることも大切です。部屋の明るさや色温度などによって見え方が変わってくるため慎重に決めましょう。

家族で話し合って決める

内装は家族間でも好みが分かれやすいので、しっかりと話し合って事前に方向性を決めておくと良いでしょう。意見がまとまらないとプランの打ち合わせに時間がかかり着工までの期間が延びてしまうため、話し合いをしておくと時間短縮につながります。希望する条件の優先順位をつけておくと、メリハリのある選択ができるでしょう。

設備や家具などのデザイン・カラー・系統を決める

設備や家具も内装デザインとして捉えて決めることが大切です。内装のテイストが決まっても、テイストに合わない設備や家具だとまとまりのない空間になってしまいます。まずは床や壁、建具などのメインとなるところから先に決め、設備や家具などはメインの箇所に合わせると決めやすくなるでしょう。扉など細部のデザインにこだわりたい場合は、細部を引き立たせる形で周囲を合わせるのも有効です。

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内装で後悔した例

内装で後悔した例

実際に建物が完成し、その家で生活を始めてみて「後悔した」「失敗した」と感じることも少なからずあります。ここからは、注文住宅を建てた方が「後悔した」と感じる代表的な例を紹介します。

収納が足りない 

実際に住んでみて気づくことが多いのが、収納スペース不足です。収納が少ないと見えるところに物を置くことになるため、ごちゃごちゃした印象になったり、空間が狭く感じたりします。物が少なくすっきりしていれば、広く開放的な空間づくりが可能です。ウォークインクローゼットやシューズクローゼット、パントリーなどのように、用途を明確にして収納スペースを確保することをおすすめします。

コンセントが足りない・位置が悪い

コンセントの数が足りない、位置が悪いなどは住みやすさに関係する大きなポイントです。コンセントの数が足りないと、タコ足配線を用いるなどするため見た目にも影響する可能性があります。コンセントの位置によって家具や家電の配置も決まりやすいため、どのように家具・家電を設置するのかをイメージしながらコンセントの数や位置を決めるようにしましょう。

イメージしていた色と違った

「イメージしていた色と違った」というのは失敗例として多い傾向にあります。フローリングやクロスなどを選ぶ際はカタログから選ぶことが多いため、実際の見え方と異なる場合があります。照明や光の入り方によっても色の見え方は変わるので、実物のサンプルや使いたい素材が採用されているモデルハウスを確認してイメージしましょう。

 

内装をおしゃれに仕上げる4つのポイント

内装をおしゃれに仕上げる4つのポイント

内装の決め方を押さえて後悔した例を把握しておくと、こだわりの内装をつくることが可能です。内装をおしゃれに仕上げる4つのポイントを以下で紹介していきます。

カラーは1~3色にまとめる

内装のカラーの配置によって空間の印象は大きく変わります。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーに分けて3色以内にまとめると、バランス良く見えるでしょう。部屋全体の印象を決めるベースカラーを70%、メインカラーを25%、アクセントカラーを5%ほどの割合にするのがおすすめです。ポイント使いのアクセントカラー以外は、シンプルな色味を使うとまとまりやすくなります。

照明や採光にもこだわる

内装を決める際に照明のデザインや色にこだわると、おしゃれでラグジュアリーな雰囲気を演出できます。部屋全体を照らすシーリングライトのほかに、ダウンライトや間接照明などを部分使いするのもおすすめです。自然光が入ったときの室内の見え方を考慮すると、電球の色が選びやすくなるでしょう。過ごし方に合わせて明るさや色味を変えられる、調光機能付きの照明も便利です。

本物の素材にこだわる

内装は無垢材やタイルなどの本物の素材にこだわるようにしましょう。本物の素材は肌触りが良く独特な香りがあり、自然な凹凸や色味も味になります。ただし、全体的に採用すると費用がかかるため、リビングの一部など目につきやすい場所に採用すると良いでしょう。

トータルコーディネートする

それぞれの部屋ごとにデザインやインテリアを考えるのではなく、家全体をトータルコーディネートすると、おしゃれにまとめやすくなります。インテリアが決まっている場合は、逆算して内装を決めていく方法もあります。どのような空間にしたいのかをイメージしていくと決めやすくなりますが、悩んだ際はインテリアコーディネーターに相談するのもおすすめです。

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失敗例も踏まえて自分に合った内装をつくろう

「理想の家づくりができなかった」と後悔しないよう、注文住宅を建てる前には紹介した失敗例も参考に、しっかりとプランを立てておく必要があります。家族の意見も取り入れながら、家族全員が快適に過ごせる内装づくりを目指しましょう。

秋山住研は家族構成やライフスタイルを丁寧にヒアリングし、長く快適に暮らせる住宅を提案しています。高気密・高断熱・透湿性の「深呼吸する家」にこだわりの内装づくりを行いたい方は、お気軽にご相談ください。

 

注文住宅の内装に関するよくある質問

注文住宅の内装はいつ決める?

注文住宅の内装は、基本的には設計段階で決めることが一般的です。設計図を作成する際に、壁紙の色や床材、キッチンやバスルームの設備など、具体的な内装の詳細を決定します。ただし、これらの詳細は建築工事が進行する中で変更することも可能です。また、工事が進行するほど変更にかかるコストは増えるため、できるだけ早い段階で決定することをおすすめします。

家の内装とは何ですか?

家の内装とは、家の内部の装飾やデザインのことを指します。これには壁紙や床材、照明、家具、カーテンなどが含まれます。内装は、家の雰囲気やスタイルを決定する重要な要素であり、住む人のライフスタイルや好みを反映します。また、機能性や耐久性も考慮され、快適な生活空間を作り出すための要素となります。

新築の内装を決める順番は?

新築の内装を決める順番は以下の通りです。 

  1. フローリングや壁紙の色・素材選び:全体の雰囲気を決める大切な部分です。床材や壁材の色や素材を選びます。
  2. キッチン・バスルーム・トイレなどの設備選び:生活スタイルに合わせて、設備を選びます。キッチンはカウンタータイプやアイランドタイプなど、バスルームはユニットバスやタイル張りなど、トイレは温水洗浄機能付きや節水タイプなど、選択肢は多岐にわたります。 
  3. 照明器具の選択:部屋の雰囲気を大きく左右します。ダウンライトやペンダントライトなど、部屋の用途や好みに合わせて選びます。
  4. カーテンやブラインドの選択:窓の形状や部屋の雰囲気、プライバシーの確保などを考慮して選びます。 
  5. 家具・インテリアの配置:家具のサイズや配置を考え、部屋を機能的に使えるようにします。また、インテリアアイテムを選ぶことで、より自分らしい空間を作り上げます。 

このような順番で進めていくと、全体のバランスを見ながら内装を決めることができます。ただし、これは一例であり、自分のライフスタイルや好みに合わせて順番を変えることも可能です。

注文住宅で聞くべきことは?

注文住宅を選ぶ際には、以下のような点を確認することが重要です。 

  1. 予算:自分の予算内で希望の住宅が建てられるかどうかを確認しましょう。また、建築費だけでなく、土地代や諸経費も考慮に入れる必要があります。 
  2. デザイン:自分のライフスタイルに合った間取りやデザインが提案されるかどうかを確認しましょう。 
  3. 品質:建築材料や設備の品質、耐久性、メンテナンスのしやすさなどを確認しましょう。 
  4. アフターサービス:建築後のアフターサービスがしっかりと提供されるかどうかを確認しましょう。保証期間や定期点検の有無などを聞くと良いでしょう。
  5. 施工期間:自分の希望するタイミングで住宅が完成するかどうかを確認しましょう。 
  6. 信頼性:建築会社の信頼性も重要です。過去の施工実績や口コミ、評判を調べてみましょう。 

これらの点を踏まえて、自分の希望に最も近い建築会社を選ぶことが大切です。

 

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