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2024.05.06 家の造り コラム

猫と暮らす家をつくるには?特徴からわかる条件や間取り例を解説

猫と暮らす家 │ 特徴からわかる条件や間取り例

猫を飼っている方であれば、家の中に猫のための設備を充実させたいと考える方は多いでしょう。
これから注文住宅を建てるのであれば、設計の段階から素材や間取りにこだわることが可能です。

本記事では、猫の特徴や猫が快適に暮らせる家の条件、特徴や条件からわかる間取り例、猫と暮らす家をつくる際のポイントなどについて解説します。
猫にとっても快適な家をつくりたいと考えている方や、参考になる間取りを知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

猫の習性・特徴

夢のマイホームで長く快適に暮らし続けるには、家族の一員である猫にとっても快適な環境を用意する必要があります。
そのためにも、猫の習性や特徴を押さえておくことが大切です。以下では、猫の習性や特徴について解説します。

​​​​高い場所が好き

猫はかつて狩りをして暮らしていた習性の名残を持ち、獲物を見つけやすいこと、外敵が少ないことなどから高い場所を好む傾向があります。
高い場所は視野が広く安全なため、家の中でも冷蔵庫や棚の上などの高いところに登りがちです。
また、高い場所にはダニやノミなどが少なく、虫から身を守ることもできます。

日向ぼっこが好き

猫は日向ぼっこが好きな動物です。
成猫は1日14時間ほどを寝て過ごすといわれているため、リラックスして過ごせるような、日当たりが良く暖かいスペースを確保しましょう。
また、人間と同様に、猫も日に当たることで精神が安定したり体温調整しやすくなったりするなど、健康面でのメリットもあります。

暗く狭い場所が好き

猫は段ボールや紙袋、押し入れ、家具の隙間、引き出しなどの暗くて狭い場所を好みます。
小さな穴やスペースに入り込みがちなのも、捕獲した獲物を隠すことができ、外敵からも身を守れるといった、かつてのハンターとしての習性の名残かもしれません。
また、暗くて狭い場所には獲物が隠れていると思い、狩猟本能が掻き立てられるといった説もあります。

綺麗好き

猫は日頃から毛繕いをしたり、排泄物を埋めて隠したりするなど、とても綺麗好きです。
トイレは同じ場所でする習性があるものの、ニオイがついている場所や排泄物が残っているような場所を使用することを好みません。
不衛生なトイレだとストレスを溜め込んでしまいます。

また、トイレが汚いと別の場所に排泄してしまうため、こまめな手入れが必要です。
水分補給のための水も、しばらく放置されたものだと飲まなくなってしまう可能性があるため注意しましょう。

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猫が快適に暮らせる家の条件

猫が快適に暮らせる家の条件とは

前述したように、猫にはさまざまな習性があることがわかりました。
では、どのような家であれば猫が快適に暮らせるのか、上で紹介した習性をもとにして、以下で条件を解説していきます。

キャットウォーク・キャットタワーがある 

猫は高い場所を好むため、上下運動ができるキャットウォークやキャットタワーを用意してあげることが大切です。
家の中で思い切り体を動かすことができれば、ストレス解消はもちろん、病気や肥満の解消にも期待できます。

また、猫にとって安心感を得られる高い場所は、落ち着いて過ごせる場所にもなります。
吹き抜けのある空間がある場合は、壁にステップを設置するなどして運動スペースを確保することも可能です。

清潔感がある 

猫が快適に過ごすためには清潔な環境が必要です。
そのため、トイレや給水器などはこまめに掃除し、常に綺麗な状態を保つように心がけましょう。
自動洗浄トイレや自動給水器があると、飼い主が楽なうえに猫も安心です。
外出時にも役立つため、設置を検討してみると良いでしょう。

猫専用の通路がある

猫は狭い場所が好きで、観察好きな習性があります。
段ボール箱などのような狭い場所に入り込み、物陰から覗き込むような行動をとることもあります。
そのため、猫専用の通路やペットドア、覗き穴などがあると、家の中を自由に巡回できて猫も喜ぶはずです。
覗き穴は目立たない場所に、さりげなくつくるのがポイントです。
覗き穴があることで猫が安心できるうえ、飼い主も猫の様子を観察できます。

リラックスできる日向ぼっこスペースがある

猫は日向ぼっこが好きなので、室内でも日当たりの良い場所の窓を大きくしたり、日がたっぷりと入る窓の近くにキャットウォークを設置したりするのがおすすめです。
また、脱走対策ができた中庭やテラスがあると、外の空気を感じながらリラックスできるでしょう。

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猫と暮らす家の間取り例

猫と暮らす家の間取り例とは

猫の主な習性や、家の中で快適に暮らせる条件を理解できれば、どのような間取りを取り入れると良いかがわかりやすくなります。
以下では、実際に取り入れると良い間取り例を紹介します。

安全面に配慮した間取り

冷蔵庫や食器棚の上などの高い場所があるキッチンは、猫にとって興味の湧く空間です。
ただし、キッチンスペースには食品が置いてあるので、誤飲・誤食がないように、猫が侵入できないような対策をとる必要があります。
猫が自由に出入りできないようキッチンを独立させたり、仕切りドア・開閉可能な窓を設けたりなどの工夫をしましょう。

また、玄関ドアは人の出入りがある際に猫が脱走してしまう可能性があります。
脱走防止となるよう、ドアのほかに網戸や内ドアを設置することをおすすめします。

運動しやすい間取り

家の中で猫がストレスなく動き回れるよう、運動しやすい間取りを考えましょう。
先述したようにキャットタワーやキャットウォークを設置したり、猫専用の開口部を設けたりすることも一つの方法です。
また、吹き抜けを利用して1階と2階をつなぐキャットステップを設置することもできます。

ほかにも猫の導線を意識し、ドアの開閉なしに猫が通れるペットドアや通路を設置すれば、室内でものびのびと過ごせるでしょう。
これらを設置する際には、猫の体格に合わせ、落下などを防ぐ安全な設計にすることが重要です。
クリアタイプの素材を使用すれば、下から猫の肉球を見て楽しむこともできます。

習性に配慮した間取り

暗く狭い場所が好きといった猫の習性に配慮し、デッドスペースを活用してトイレを設置するのもおすすめです。
視線が気になりにくいリビング収納や洗面台の下、階段下などをトイレスペースにするのも良いでしょう。
人通りの多い玄関や廊下などでは落ち着いて排泄できない場合があるため、注意が必要です。

また、日向ぼっこが好きな猫のために、バルコニーの一部にフェンスや柵をつくって日向ぼっこスペースを確保しましょう。
難しい場合は、室内の窓を出窓にすれば十分な日向ぼっこスペースになります。

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猫と暮らす家をつくる際の注意点

猫と暮らす家をつくる際の注意点とは

猫と暮らす家を考える際には、以下のような点にも注意が必要です。

  • 掃除しやすい床材を選ぶ
  • 破れにくい壁紙にする
  • ニオイ対策をする

それぞれについて詳しく解説していきます。

掃除しやすい床材を選ぶ 

猫は抜け毛が多いうえ、年に2度ほど毛の生え変わりのタイミングがやってきます。
抜け毛が溜まった場所にはダニやホコリなどが集まりやすいため、放っておくと不衛生です。

猫と暮らす家では抜け毛の掃除が欠かせないため、掃除をしやすい床材を選ぶことが重要です。
また、吐しゃ物や糞尿などの汚れも考えられるため、掃除のしやすさだけでなく汚れにくい素材の床を選ぶようにしましょう。

破れにくい壁紙にする

猫は爪とぎを日常的に行います。
なかには壁やソファなどの家具類で爪とぎをしてしまい、家の中のものがボロボロになってしまうこともあるでしょう。
家の中に爪とぎスペースを複数用意してあげることも大切ですが、万が一違う場所で爪とぎしてしまった場合の被害を少なくするためにも、壁紙を見栄え重視で決めるのではなく、破れにくい素材のものにしておくと安心です。

また、腰壁シートを利用すれば、万が一破れや汚れが気になる場合でも、下側だけ張り替えることができるため経済的です。

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ニオイ対策をする

室内で猫と暮らすと、どうしても気になるのがニオイです。
ニオイの主な原因は糞尿によるものなので、トイレスペースを通気性が良い場所に設置します。
また、ニオイがこもらないように24時間換気システムを導入したり、消臭効果のある漆喰素材を壁に採用したりすることを検討しましょう。

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猫と暮らす家の間取り事例3選

ここでは、猫と暮らす家の間取り事例を3選ご紹介します。

3匹の猫が快適に暮らせ家事楽な回遊動線のある2階建て

3匹の猫が快適に暮らせ家事楽な回遊動線のある2階建て

こちらは3匹の猫が快適に暮らせ家事楽な回遊動線のある2階建ての施工事例です。

この事例の特徴は、窓からたくさん日差しが入る広々空間で、木のぬくもりが感じられるリビングです。明るい空間で、木のぬくもりを感じることで、癒しの空間が出来上がりました。

さらに、オーナー様ご夫婦の、3匹の猫がのびのび暮らせる環境を作りたいというご要望のために、壁にキャットウォークを設置しました。猫の運動不足解消や、ストレス軽減につながり、みんなが快適に過ごせるリビングになりました。

3匹の猫が快適に暮らせ家事楽な回遊動線のある2階建ての施工事例を見る

趣味や愛猫との暮らしを楽しめる家

趣味や愛猫との暮らしを楽しめる家

こちらは趣味や愛猫との暮らしを楽しめる家の施工事例です。愛猫が家の中で伸び伸びと暮らせるように設置したキャットウォークも、お家の特徴です。リビングの壁に設置されたキャットウォークは、吹き抜けの窓まで繋がっているため、猫ちゃんはキャットウォークで窓まで上ったら、温かい光を感じながら外を眺めたり、お昼寝を楽しめるでしょう。

リビングでご夫婦と遊んだり、キャットウォークで寛いだり、のびのびと暮らす猫ちゃんの様子に、オーナー様ご夫婦も幸せを感じていると仰っていただきました。

趣味や愛猫との暮らしを楽しめる家の施工事例を見る

愛猫がのびのび過ごせるやわらかい雰囲気のリビングのある家

愛猫がのびのび過ごせるやわらかい雰囲気のリビングのある家

こちらは、愛猫がのびのび過ごせるやわらかい雰囲気のリビングのある家の施工事例です。リビングは、日光が存分に降り注ぐ明るい空間に仕上げています。

日向ぼっこが大好きな愛猫が自由気ままに過ごせるよう、キャットウォークを設置しました。また、階段下のスキマスペースもペットコーナーとして活用できます。内装はご要望にもあった洋風ナチュラルなデザインで、家族団らんの時間をよりゆったりと過ごせる設計です。また、天井にはシーリングファンも採用して、室内空調の快適性とデザイン性の良いとこどりをしました。やわらかい印象のリビングは、ご家族にとっても一番の癒やしスペースになったといえるでしょう。

愛猫がのびのび過ごせるやわらかい雰囲気のリビングのある家の施工事例を見る

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人も猫も健康に暮らせるキノエデザインの注文住宅が安心

大切な家族の一員である猫と暮らす場合、猫の習性を知り、快適に過ごせる工夫が必要です。
飼い主の目の行き届きやすさや安全性にも配慮して、家族みんながのびのびと暮らせる家づくりを目指しましょう。

キノエデザインでは、人も猫も健康に暮らせる「深呼吸する家」をご提案しています。
調湿性、消臭性にも優れた壁材を使用し、健康な住環境を実現します。常時見学いただけるモデルハウスも用意していますので、まずはお気軽にご相談ください。


猫と暮らす家に関するよくある質問

猫と住むとどんな効果があるの?

猫と住むことには、さまざまな効果があります。まず、猫はストレスを軽減する効果があるとされています。猫の穏やかな動きやゴロゴロとした音は、リラックス効果をもたらし、飼い主の心を落ち着かせます。また、猫との触れ合いは、オキシトシンと呼ばれる「幸せホルモン」の分泌を促し、幸福感を高めることができます。さらに、猫を飼うことで、日常生活における規則正しい生活習慣が身につくこともあります。猫は毎日の世話が必要なため、飼い主は自然と規則正しい生活を送るようになります。これにより、生活の質が向上することが期待できます。

一人暮らしで猫を飼うにはいくらの給料が必要ですか?

一人暮らしで猫を飼うために必要な給料は、生活費や猫の飼育費用によって異なります。猫の飼育にかかる費用には、初期費用としてのペットショップや保護施設からの購入費用、予防接種や去勢・避妊手術の費用、日常的な餌代、トイレ砂、定期的な健康診断や病気の際の医療費などがあります。これらを考慮すると、月々の猫の飼育費用は1万円から2万円程度が目安となります。したがって、一人暮らしの生活費に加えて、これらの飼育費用を負担できるだけの給料が必要です。具体的な金額は、住んでいる地域や生活スタイルによっても変わりますが、月収20万円以上が一つの目安となるでしょう。

猫と一緒の部屋で寝るとどうなりますか?

猫と一緒の部屋で寝ることにはいくつかの利点と注意点があります。利点としては、猫の温かさやゴロゴロ音がリラックス効果をもたらし、安眠を助けることがあります。また、猫との絆が深まるという心理的なメリットもあります。しかし、注意点としては、猫が夜中に動き回ったり、鳴いたりすることで睡眠が妨げられる可能性があります。また、アレルギーを持っている人にとっては、猫の毛やフケが健康に影響を及ぼすことも考えられます。猫と一緒に寝るかどうかは、個々のライフスタイルや健康状態に応じて判断することが重要です。

猫は狭い部屋でも飼えますか?

猫は比較的狭い空間でも飼うことができますが、快適に過ごすためにはいくつかの工夫が必要です。猫は高い場所に登ったり、隠れたりするのが好きなので、キャットタワーや棚を設置して縦の空間を活用すると良いでしょう。また、猫が自由に動き回れるように家具の配置を工夫し、ストレスを感じない環境を整えることが大切です。さらに、定期的な遊びや運動の時間を設けることで、狭い空間でも猫が健康的に過ごせるように心がけましょう。

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