家づくりコラム
家づくりで採用したいナチュラルな内装!魅力や仕上げ方を紹介
目次
ナチュラルな内装は、住宅で人気のテイストの一つです。
シンプルなデザインであるがゆえ、ナチュラルなテイストを取り入れたいと思っても、仕上げ方が難しいのではないかと悩む方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ナチュラルな内装の家の特徴や人気の理由、仕上げ方のポイントについて解説します。
ナチュラルテイストの代表的な種類についても紹介するので、ナチュラルな内装の家をつくりたい方や、魅力を知りたい方はぜひ参考にしてください。
ナチュラルな内装の家の特徴
ナチュラルな内装とは、木や石、漆喰などの自然素材を多く取り入れた内装デザインを指します。
金属やプラスチックなどの人工的な素材を極力使用していないため、室内にいながら自然の温もりを感じられ、リラックスできる空間に仕上がります。
内装は木目の床や白い壁などを基本とした、主張の強くないデザインが多く、インテリアによって雰囲気を変えやすいことも特徴です。
デザイン自体はシンプルですが、建築会社によっては無垢材や塗り壁など、体に優しい素材を使用することにこだわっているところもあります。
ナチュラルな内装が人気の理由
シンプルで優しい印象に仕上がるナチュラルテイストは、万人に受け入れられやすいだけでなく、家具や照明などのインテリアによって雰囲気を変えやすいことも人気の理由です。
内装に飽きたらインテリアを変えたり、家具の配置を変えたりするだけでも気分転換になるでしょう。
その他にも、ナチュラルテイストにはさまざまな魅力があります。
魅力
見た目以外にも隠れた魅力が多いのが、ナチュラルな内装です。
魅力に感じる代表的なポイントを以下で3つ紹介します。
デザインが流行に左右されない
家づくりでは、その時代の流行デザインをつい取り入れてしまいがちです。
しかし、長く住むことを考えると、「数十年後も飽きないか」という視点を持つことも大切です。
自然素材を使ったナチュラルな内装は流行に左右されないため、数年後や数十年後も古く感じることはないでしょう。
また、インテリアを変えるだけで簡単に部屋の印象を変えられるため、内装リフォームに費用をかけなくて済む点も魅力の一つです。
健康的な居住空間をつくれる
無垢材や漆喰・珪藻土などの塗り壁は、化学物質が少ないため体に優しい空間に仕上がります。
多くの住宅は、建材そのものや接着剤に化学物質が含まれていることがあり、新築時にシックハウス症候群などの問題を招くことがあります。
小さい子どもやペットのいる家庭は特に、体に優しい天然素材を使った家づくりがおすすめです。
自然素材の調湿効果で結露やカビを防ぎ、家そのものを健康的に保つ効果も期待できます。
万人に好かれやすい
ナチュラルな内装は、飽きにくいだけでなく万人に受け入れられやすいことも特徴です。
個性を主張しない自然体な雰囲気は、居心地が良いことはもちろん、小物や家具にこだわることでおしゃれに見せることもできます。
また、木目やモノトーンなどのナチュラルなカラーを多用するため、清潔感がある点も魅力的です。
老若男女問わず人気なので、2世帯で住む場合にも取り入れやすいでしょう。
普遍的なデザインなら、住むほどに愛着のわく家を実現できます。
ナチュラルな内装のテイスト
一口に「ナチュラル」といってもさまざまなテイストがあり、ナチュラルな内装はいくつかのタイプに分けられます。
代表的なものは主に以下の4つです。
ナチュラルモダン
ナチュラルモダンは、温かみのあるナチュラルテイストと直線を多用した都会的なモダンデザインを組み合わせたデザインです。
シンプルかつスタイリッシュな印象に仕上がるので、かっこよさを取り入れたい場合におすすめします。
明るい木目やホワイトをメインカラーにしつつ、ブラックやネイビーなどの濃いめの色をポイントで取り入れると良いでしょう。
北欧ナチュラル
北欧ナチュラルは、ナチュラルを基本に淡い色やポップなデザインを組み合わせ、より柔らかいイメージを際立たせたテイストです。
暗い色はあまり使用せず、ホワイトやベージュ、明るめのグレーなどを使用します。
北欧デザインの明るいクロスやビビットカラーの小物を配置すると、より北欧らしい印象になります。
北欧家具も組み合わせると、全体がまとまりやすくなるでしょう。
南欧ナチュラル
南欧ナチュラルは地中海のリゾート地をイメージした、陽気で素朴な印象のデザインです。
タイルや塗り壁、アーチ型の出入り口などで、柔らかく温かみのある内装に仕上げます。
赤茶や濃い色のカラーを組み合わせた、コントラストのはっきりした内装デザインがポイントです。
南欧風は、アンティーク調の家具や雑貨が似合います。
ナチュラルヴィンテージ
ナチュラルヴィンテージは、シンプルなナチュラルテイストにヴィンテージ感のあるアイテムを組み合わせ、落ち着いた印象に仕上げるデザインです。
古材を使った家具や、くすんだ革製のソファなどを取り入れるだけでヴィンテージ感を演出できます。
家具だけで雰囲気を変えられるので、様々なヴィンテージスタイルに挑戦できる点も魅力の一つといえるでしょう。
ナチュラルな内装に仕上げるポイント
ナチュラルな内装には、さまざまな魅力がありテイストも豊富にありますが、ナチュラルな内装に仕上げるためには以下のような点を意識することが重要です。
- 木目や色を統一する
- 収納スペースを十分に確保する
- 無垢材を活用する
- 自然光を取り入れる
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
木目や色を統一する
本物の木材や木目調の素材を使うだけで、ナチュラルな印象になります。
注意したい点としては、窓枠や床、ドアなどに使用する木材の色や木の種類を統一することです。
せっかく木材を使用しても、統一感がないと全体がごちゃごちゃして落ち着かない印象の部屋になってしまう可能性があります。
同系の木目にホワイトやベージュなどの淡い色を組み合わせることで統一感をもたせ、ナチュラルかつシンプルに仕上げると良いでしょう。
収納スペースを十分に確保する
ナチュラルテイストはシンプルでスッキリした室内空間が魅力のため、物が収納できるスペースをしっかり確保しておくことが大切です。
リビングなどの見えやすい場所に物が多いと、狭く圧迫感のある室内になってしまいます。
玄関なら土間収納、リビングや寝室にはクローゼット、キッチンにはパントリーなど、それぞれの場所に収納をつくっておくと安心です。
部屋に物が少ないほど床や壁のシンプルさが際立ち、開放的で清潔感のある内装を演出できるでしょう。
無垢材を活用する
内装に無垢材を取り入れると、ナチュラルな印象をより強めることができます。
見た目の良さはもちろん、木の香りや調湿効果を感じられる点も魅力です。
床や天井、窓枠などにバランスよく配置して温かみをプラスしましょう。
ただし、無垢材はお手入れにコツが必要なため、できるだけ水回りに使用するのは避けた方が無難です。
また、お手入れや予算の問題で無垢材を諦める場合は、テーブルを無垢材にするだけでもインテリアとして映えるのでおすすめします。
自然光を取り入れる
注文住宅をつくる際に室内の採光の確保は重要なポイントですが、ナチュラルな内装と自然光は、室内に明るさをもたらす相性の良い組み合わせです。
天窓から吹き抜けを通してリビングに光を取り込んだり、ウッドデッキとつながる大きな掃き出し窓をつくったりするのも一つの方法です。
自然光によって室内を明るくし、ナチュラル感を際立たせましょう。
ナチュラルな内装の家で快適かつ健康に暮らそう
ナチュラルな内装の魅力は、体に優しい環境がつくれるうえ長く愛されるデザインであることです。
家具や小物などのインテリアを変え、好みに合わせた暮らしを実現できる楽しさもあります。
また、自然素材を使った住宅は経年とともに風合いが変化し、住むほどに愛着が増していくことも魅力です。
キノエデザインでは自然素材の良さを感じられる、長く快適に暮らせる家づくりを提案しています。
ナチュラルな内装の施工事例も多くあるため、内装デザインに迷われている方はぜひ一度キノエデザインまでご相談ください。