施工実績
まるで壁のような隠し扉のあるお家
施工について
生活のほとんどを一階で済ませられる半平屋構造の邸宅には、友人たちが家族ぐるみで集まれる工夫が多く込められています。
大容量の収納スペースや、大人にも嬉しい趣味のスペース、考えられたさまざまなデザインは、きっと友人に自慢したくなる家となるでしょう。今回は、オーナー様に家づくりのきっかけと要望、お家の特徴を伺いました。
家づくりのきっかけと要望
家づくりのきっかけ
もともと友人と集まるのが大好きだったというオーナー様。自分や友人にパートナーができ、子どもが生まれ、家族が増えた後も、楽しく集まれる家をつくりたいと思ったのが家づくりのきっかけでした。
実際にご自分たちにもお子さまが生まれ、賃貸が手狭になってきたことから、一軒家を持つことを考えたそうです。せっかく家を建てるのであれば書斎や趣味のスペースも欲しいなどといった家族の要望を出し合い、理想の家もイメージできるようになったため、今回家づくりをすることにしました。
家づくりの要望
オーナー様は家を建てる前は賃貸で暮らしていたため、階段の上り下りがある家よりも、生活のほとんどが一階で完結できる暮らしがしたいとの要望がありました。ただし家づくりのきっかけにもあったとおり、書斎や趣味のスペースも欲しい、また子ども達が成長し、自分の部屋が欲しくなったときに、平屋でそれぞれのスペースを十分取れる部屋が用意できるかといった疑問もあったそうです。
そこでご提案したのが、半平屋住宅でした。半平屋住宅であれば、友人家族と集まれるスペースがしっかりと用意でき、かつ自分たちの部屋やスペースも取れる設計が可能です。他にも話し合う中で、一階で生活していくのであれば、収納スペースがしっかりとあること、また遊びに来た友人家族にも嬉しい工夫などあれば嬉しい、といった要望もお持ちでした。
お家の特徴
生活スペースがほぼほぼ一階で終わる半平屋構造
半平屋構造とは、1階のうちの1/2〜1/3部分など、小規模な二階部分を持つ家を指します。寝室やお風呂などを一階に設けているため、大人は平屋として住むことができ、子ども達にとっては二階建てとして過ごせます。
家族それぞれの空間を確保しつつ、生活を一階で済ませたいオーナー様のご希望が、叶えられる形となりました。
工夫された収納スペース
生活を一階で済ませるためには、多くの収納スペースが必要です。リビングには、約3帖の小上がりのスペースを設け、下に大容量の収納スペースを用意しました。
散らばる子ども達のおもちゃを一気にしまえる収納スペースは、きっとお片付けの強い味方となるでしょう。またキッチンと面している位置に小上がりを配置したため、お子さまが遊ぶ様子を見ながら、奥様が料理できるのも嬉しいポイントです。
小上がりだけでなく、5.3帖の寝室にも、ウォークインクローゼットを設けました。ウォークインクローゼットの大きさは、なんと4帖。通常の2帖のウォークインクローゼットの倍であるため、洋服の多く持っている方はもちろん、家族の服や、季節の飾りなども一緒にしまっておけます。
子どもが喜ぶおこもり空間や大人に嬉しい趣味のスペース
オーナー様は家族ぐるみで遊ぶご友人がいることから、お子さまが喜ぶ空間もご用意しました。リビングの本棚の裏におこもりスペースを設けることで、小さな子が遊びに来た際に、秘密の隠れ家して使うのも楽しいでしょう。
もちろん子どもが成長した後や、大人がゆっくりと集中して本を読むときにも使えます。
また一階の生活スペースと二階の子供部屋の間、階段のホール部分に設けたのは、奥様の趣味のピアノを設置できるゆとりあるスペースです。すぐ側の隠し扉には、旦那さまの書斎もあります。
おこもり空間や趣味のスペース、書斎を用意することで、リビングで家族団らんを楽しむだけでなく、趣味や仕事に没頭したいときに使える空間も用意したため、満足のいく暮らしとなっていくでしょう。
考え抜かれたデザイン
この邸宅は実用的なだけではなく、考えられたデザインも魅力的です。
真っ白な漆喰のリビングの壁に一箇所だけ配置した、濃いグレーのアクセントクロスは目を惹きます。壁掛けテレビの上につけた間接照明も加わって、ご友人家族をあっと驚かせるデザインです。
リビングの大型の窓は、家の中をさらに明るく広く見せ、開放的な空間を演出しています。またコンセプトの異なるトイレも、遊びに来る友人にとって楽しいデザインです。子供部屋も今は一つしかありませんが、将来部屋を分けようと思った際にそれぞれの部屋に窓がつくよう、2つ設計されています。
ご友人家族の遊びに来る姿や、子ども達がおこもりスペースで楽しむ姿、家族が趣味やひとり時間を楽しむ姿、成長した子ども達の部屋…。現在から未来まで考え抜かれた邸宅は、きっと誰にでも自慢したくなるデザインとなった素敵な家といえるでしょう。