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2024.08.27

注文住宅で理想的な中庭の広さとその設計ポイント

注文住宅で理想的な中庭の広さとその設計ポイント

中庭のある注文住宅を建てる際には、家の内部だけでなく中庭の設計も重要です。理想的な中庭は、家の雰囲気を一層引き立て、家族のプライバシーを保ちながらも自然を感じられる空間となります。中庭の広さや配置、デザインは、居住空間全体の快適性や機能性に大きく影響するため、慎重に考える必要があります。

この記事では、注文住宅における理想的な中庭の広さと設計ポイントについて詳しく解説します。注文住宅にこだわりの中庭をつくりたい方は、ぜひ参考にしてください。

中庭の広さと設計の基本

中庭の広さと設計の基本

中庭の設計は、住宅全体のプランに合わせたバランスが求められます。広すぎると管理が大変になり、狭すぎると開放感が失われるため、適切な広さを保つことが重要です。また、中庭の設計では採光、通風、プライバシー保護といった要素を考慮することが大切です。これらの基本を抑えた上で、中庭を魅力的な空間に仕上げましょう。

中庭の広さの目安

一般的に、理想的な中庭の広さは5帖~6帖程度と言われています。テーブルや椅子を置いて家族全員が快適に過ごしながらも、メンテナンスが手軽に行える広さです。この範囲ならば、グリーンを配置したり、テーブルやチェアを置いたりするスペースも確保できます。

また、近隣住宅との距離感を保つことで、プライバシーも十分保たれます。中庭の広さを決める際には、自身のライフスタイルや家族構成を考慮し、中庭でどう過ごしたいかを具体的にイメージすることが大切です。

中庭のある住宅の形と種類

中庭のある家では、主に3つの種類に分けられます。

・ロの字型

・コの字型

・L字型

ロの字型の家にある中庭は、部屋や壁が中庭を囲むタイプです。四方が囲まれているため、外部からの視線を遮断でき、プライバシー性に優れた間取りになっています。

コの字型の家にある中庭は、三方向から部屋や壁が中庭を囲み、1方向は遮るものがない開放されたタイプです。ロの字とは異なり、開放された1方向から外へ出ることができ、洗濯物を干したり、アウトドアも楽しめます。

L字型の家にある中庭は、2方向を外壁で囲うタイプです。ロの字型やコの字型の中庭と比べると活用の自由度が高く、中庭自体の広さも確保しやすくなっています。

理想的なサイズの選び方

理想的な中庭のサイズを決めるには、いくつかの要素を考慮する必要があり、家全体の敷地面積に対する中庭の割合を考え、適切なバランスにすることが重要です。目安としては、家全体の敷地面積の10%~20%を中庭に充てると良いでしょう。

次に、生活スタイルや趣味、家族構成に合わせて広さを決めます。例えば、庭でバーベキューを楽しみたい場合は、広いスペースを取る必要があり、ガーデニングをメインで楽しむなら、必要な作業スペースを確保できれば問題ありません。

また、中庭がどの部屋から見えるか、どのようにアクセスできるかも大きな要素となります。これらを総合的に考慮して、最適なサイズを選びましょう。

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中庭のある家のメリット

中庭のある家のメリット中庭のある家には多くのメリットがあります。まず、採光性が向上する点です。室内全体に自然光が行き渡り、明るく開放的な空間が生まれます。通風性も良くなり、季節の変わり目でも快適に過ごせます。

次に、外部からの視線を気にせずにリラックスできる、プライベートな空間として機能する点です。中庭を通じて自然を感じられるため、ストレス解消やリフレッシュの場としても最適です。

中庭は家族のコミュニケーションの場としても活用でき、バーベキューやガーデニングなど、家族一緒に楽しむアクティビティが増え、絆を深めるきっかけになるでしょう。

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中庭の設計における注意点

中庭の設計は、美しいだけではなく実用性も重視する必要があります。特に注意すべきポイントとしては、採光と通気性の確保、設計にかかる費用が挙げられます。以下では、採光と通気性を確保する方法、建築予算の見積もりについて詳しく解説します。

採光と通気性を確保する

中庭の採光と通気性を確保するためには、設計段階でいくつかのポイントに注意する必要があります。まず、建物の配置と高さに注目しましょう。建物が日陰になる方角や高さに無理なく設計することで、自然光が中庭にまんべんなく行き渡るようにします。

次に、窓の配置とサイズも大切です。大きな窓を設けることで、室内に自然光を取り込みやすくなり、開放感が増します。通気性を確保するためには、風の流れを意識した設計が必要です。対角線上に窓を設けることで風が流れやすくなり、室内の湿気や匂いも飛びやすくなるでしょう。

さらに、屋根に開閉式の天窓を設置すると、効率的に通風が確保できます。植栽を工夫することで自然の風の道を作ることも一つの方法です。

建築予算の見積もり

中庭の設計には美観と機能性が求められるため、建築予算の見積もりは重要なステップとなります。全体の敷地面積と建物の設置場所を考慮し、中庭に追求したい機能やデザインを明確にしましょう。

次に、使用する材料や施工方法によっても費用が左右されるため、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。例えば、耐候性の高い素材を選ぶことで、長期的に見てメンテナンス費用を抑えることができます。

また、植栽や水道設備、照明など、中庭をより魅力的にするための要素をどの程度取り入れるかも重要です。これらの計画を実現するための見積もりを建築業者と共に詳細に詰め、予算内で満足のいく中庭を作り上げることが成功の鍵となります。

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中庭のある注文住宅の施工事例

実際の中庭付き注文住宅の事例は、理想の住まいづくりに役立つ重要な参考情報です。設計とデザインの工夫次第で、どのように快適で魅力的な生活空間が生まれるかを見ることができます。広い中庭を活かした平屋や、キッチンと中庭のつながりがある家など、多様な事例を通して具体的なイメージを掴みましょう。

キッチンやリビングと繋がる中庭

キッチンやリビングと繋がる中庭

広すぎない中庭に設置したチェアでくつろぐ時間は、部屋で過ごすご家族の様子を伺いつつ、日々の疲れを癒やす大切な時間となります。

キッチンとリビングをL字型にし、中央に中庭を配置したつくりは、採光面や通風面で優れている点が特長です。地続きで外に出られるため開放感があり、利便性の高さを維持しつつしっかりと壁で囲まれているので、防犯性の高い間取りになっています。

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自然を感じられる中庭

自然を感じられる中庭

たっぷり広さをとった中庭の中央に木を植え、家の中にいても自然を感じられる癒しの空間を設計しました。中庭で遊ぶお子様を見守りながら、ご夫婦が椅子に座って寛ぐ家族団らんの光景が目に浮かんでくるのではないでしょうか。

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愛犬と思う存分遊べる中庭スペース

愛犬と思う存分遊べる中庭スペース

家族の一員である愛犬との時間をもっと充実できるよう採用したのが、中庭スペースです。住宅を塀で囲い、プライベート感のある中庭にしました。安全性を確保した上でドッグランやボール遊びなど、愛犬との時間を楽しめます。中庭であれば、旦那様が在宅勤務中でも室内から愛犬の様子を見守れるので安心です。

将来お子様やペットの数が増えた際も対応できるよう、十分な広さに設計しました。家族みんなでプールやバーベキューも楽しめ、レジャー活動の幅も広がるでしょう。

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快適で心地良い中庭を叶えましょう

おしゃれな間取りにすることを重要視してしまうと、採光やプライバシーの確保などが抜けてしまう場合があります。中庭のある家のメリット・デメリットをしっかりと把握し、自分たちのライフスタイルや間取りに合わせた中庭の広さを考慮して、家づくりを進めましょう。

キノエデザインは、兵庫県を中心に注文住宅の施工を行っています。お客様のご要望をしっかりとお伺いしたうえで、高性能で居心地の良い健康住宅をご提案しますので、家づくりの際はお気軽にご相談ください。

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中庭の広さに関するよくある質問

中庭は何帖必要ですか?

中庭の広さは、住宅全体の設計や家族のライフスタイルによって異なりますが、一般的には4〜8帖程度が適切とされています。4帖程度の中庭はコンパクトで手入れがしやすく、プライベートな空間を確保するのに十分です。一方、8帖程度の中庭は広々としており、ガーデニングやアウトドアリビングとしての利用が可能です。中庭の設計にあたっては、日当たりや風通し、プライバシーの確保なども考慮することが重要です。

中庭は建築面積に含まれますか?

中庭は建築面積に含まれません。建築面積は建物の外壁の中心線で囲まれた部分の面積を指し、屋根や壁で囲まれていない中庭はその範囲に含まれません。ただし、中庭に屋根がかかっている場合や特定の条件を満たす場合には、建築面積に含まれることがありますので、具体的な計画については専門家に確認することをお勧めします。

中庭のある家は寒いですか?

中庭のある家が寒いかどうかは、設計や断熱性能によって異なります。中庭は外部に面しているため、適切な断熱対策がされていないと寒さを感じることがあります。しかし、最近の住宅では高性能な断熱材や二重窓などを使用することで、寒さを軽減する工夫がされています。また、中庭を囲むように建物が配置されることで、風の影響を受けにくくし、温かさを保つ設計も可能です。したがって、中庭のある家が寒いかどうかは、設計と断熱性能次第と言えるでしょう。

中庭は固定資産税の対象になりますか?

中庭自体は建物の一部として評価されることが多いため、固定資産税の対象となる場合があります。ただし、具体的な評価方法や課税対象の範囲は自治体によって異なるため、詳細については地元の税務署や市区町村の役所に問い合わせることをおすすめします。また、中庭が建物の付属施設として評価される場合、その面積や用途によっても税額が変わることがありますので、専門家に相談するのも良いでしょう。

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