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2023.07.27 コラム

注文住宅に庭は必要?失敗しない庭づくりのポイントを伝授

注文住宅に庭は必要?失敗しない庭づくりのポイントを伝授

注文住宅を建てる際、プランの打合せで悩むことの多い項目の一つが庭づくりです。
庭の仕上げ方にはさまざまな種類があり、仕上げ方によっては後悔してしまうこともあるでしょう。
庭を後から変更しようとすると手間と多額の費用がかかるため、慎重に考えることが大切です。

この記事では庭の代表的な仕上げ方やメリット・デメリット、庭づくりのポイントについて紹介します。
これから注文住宅を建てる方や、庭の必要性を考えている方はぜひ参考にしてください。

注文住宅に庭をつくる必要性

注文住宅に庭をつくる必要性

庭は戸建て住宅ならではの開放的な空間ですが、草むしりや虫の発生などマイナスなイメージを持たれている方も少なくありません。
庭にはさまざまなメリット・デメリットがありますが、うまく設計すれば外観の見栄えが良くなるだけでなく、室内からの眺めも良くなり、生活空間に変化を与えます。

緑や自然を充実させれば、生活に潤いを与えてくれるでしょう。
庭のデメリットや注意点を考慮して設計すれば、生活し始めたあとも大きな手間をかけることなく快適に暮らせます。

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注文住宅の庭の仕上げ方

注文住宅に庭をつくる際に考えたいポイントは仕上げの方法です。
仕上げ方によって見た目だけでなく、費用やメンテナンスの頻度も異なります。

注文住宅の庭として代表的な仕上げ方を、メリットやデメリットを含めて以下で紹介します。
理想の庭となる仕上げ方を選びましょう。

土のまま

土のままは、施行せずそのままの状態で仕上げる方法です。
庭のイメージが固まらない場合や、低予算で仕上げたい場合に利用される方法の一つです。

施工費や材料費がかからず低予算でできるメリットがある一方で、あまり見栄えが良いとはいえません。加えて雑草が生えやすい、雨でぬかるんだり水たまりができたりしやすい、土埃がたつなどのデメリットがあるため、何らかの工夫が必要といえるでしょう。

芝生

自然の緑を感じられる天然芝や人工芝は、庭づくりにおいて人気の仕上げ方です。
クッション性が高く、子どもやペットが遊ぶのにも適しています。

天然芝は施工費が安価ですが、雑草抜きや芝刈りなどの定期的なメンテナンスが必要です。
一方で、人工芝は天然芝よりも施工費用はかかりますが、メンテナンスが要らず、10年前後は張り替えの必要がありません。

砂利

砂利は劣化しにくく、雑草の発生を抑えられるうえに音による防犯効果も期待できます。
砂利は形や色、大きさが豊富にあるため住宅や庭のイメージに合う種類を選べます。

土を踏み固めた上に砂利を敷くだけなので、手間や費用がかからない点が魅力です。
ただし、ベビーカーや自転車など車輪のあるものの移動がしにくいため、一部にタイルや石を設けるなどして通り道を作ると利便性が向上します。

コンクリート

コンクリートは雨や雪などに強く、耐久性が高いため劣化しにくいという特徴があります。
雑草も生えず、掃いたり水で流したりするだけで掃除できるため、メンテナンスの手間がかかりません。ただし、コンクリートは日光の熱を吸収しやすいうえに熱がしばらく保存されるため、照り返しなどで室内環境に影響を及ぼす可能性があります。

また、コンクリートの場合は子どもが庭で寝転がるような遊びをしにくくなったり、転んだ際にケガをしやすかったりする点がデメリットです。

関連記事はこちら:
庭付き一軒家の魅力や注意点とは?おしゃれな庭づくりの仕上げ方

注文住宅に庭をつくるメリット・デメリット

注文住宅に庭をつくるメリット・デメリット

注文住宅に庭をつくるとさまざまなメリットを得られる一方で、手間や費用などの面でデメリットがあります。
注文住宅を設計する際は、庭のメリット・デメリットを把握したうえで土地や間取りを決めると、満足度の高い住宅が完成するでしょう。
ここでは、庭をつくるメリット・デメリットを具体的に紹介していきます。

メリット

庭は家での暮らしにゆとりを与え、いくつかのメリットがあります。
庭づくりの代表的な4つのメリットを見ていきましょう。

採光・通風を確保しやすい

庭をつくると周りの住宅や道路との間にスペースができるため、日当たりや風通しが良くなります。
日当たりの良い立地を選ぶと、日中は住宅の中に自然光が差し込みやすく、照明をつける必要がありません。

日当たりの悪い土地に家を建てる場合でも、庭をつくることで自然光を取り入れやすくなるでしょう。
注文住宅を建てる際は家の広さも重要ですが、採光・風通しの確保のために、土地の広さと家、庭の面積のバランスを考慮することが大切です。

趣味に利用できる

庭はガーデニングや家庭菜園などの趣味の場所としても利用できます。
ガーデニングで季節の花や樹木を植えると、華やかな雰囲気を演出するのに効果的です。
また、家庭菜園では子どもたちと一緒に育てた野菜を食べられるため、食育にも良いでしょう。
住宅の中から眺めても景観が楽しめるため、リビングやキッチンに居ながら自然の癒しを得られます。

子ども・ペットの遊び場にできる

ある程度の広さがある庭は、子どもやペットの遊び場になります。
なかでも、芝生で仕上げられた庭はケガの心配が少ないため安心です。

また、一部を土や砂場にしたり、滑り台・鉄棒などの遊具を置いたりすると、親の目の届く範囲で子どもを自由に外で遊ばせられます。
その他、ペットのドッグラン用スペースとしても活用でき、散歩に連れて行けない場合もペットのストレスを解消できる環境をつくれるでしょう。

プチアウトドアを楽しめる

住宅に隣接した庭は、プライベートな屋外空間です。
小さなテントを張ったりバーベキューをしたり、プールを設置して遊んだりして、家に居ながらも敷地内でプチアウトドアを実現できます。

また、ウッドデッキをリビングからつなげて設置すれば空間を広く見せられるうえ、大人数の友人を招いてホームパーティーもできるでしょう。
晴れた日は庭でごはんを食べるだけでも、ピクニック気分を味わえるためおすすめです。

デメリット

次は庭をつくるデメリットを紹介します。
デメリットを把握して庭づくりをおこなえば、維持にかかるコストやリスクを減らせるでしょう。

庭の手入れに手間がかかる

庭があると、草木の管理や芝の手入れなどに手間と費用がかかります。特に梅雨時期から秋にかけて雑草が伸びやすく、定期的な草取りが必要です。
また、樹木がある場合は落ち葉の片付けが必要になるうえ、害虫が発生するケースもあり、近隣トラブルに発展することも少なくありません。

樹木が隣家との境界線の近くにある場合は、定期的な剪定(せんてい)や害虫対策が必要です。
仕上げを芝にしたい場合は、人工芝を選ぶと管理の手間を減らせるでしょう。

外から見えやすくなる

庭をつくると採光や風通しに効果的ですが、庭が広くなるほど外から見えやすくなります。
子どもを遊ばせる場合や洗濯物を干す場合は、防犯面も意識しなければなりません。

防犯対策やプライバシーを保護するために、目隠しフェンスや丈のある樹木で庭の周りを囲うなどの工夫が必要です。
目隠しフェンスを設置する場合は、木目調のものにすると柔らかな印象になります。
一方で、樹木で目隠しする場合は葉の密度が濃いものがおすすめです。

土地代が高くなりやすい

住宅に併設して庭をつくる場合は、ある程度の土地の広さが必要になります。
そのため庭をつくらない土地に比べて必要な面積が広く、土地代が高くなる傾向にあります。

特に都市圏では土地の価格が高く、庭付き住宅のための広い土地を予算内で探すのも一苦労です。
予算を抑えて庭の広さを十分に確保したい場合は、都心部よりも郊外エリアを検討したほうが良いでしょう。

関連記事はこちら:
テラスのある家ってどんな家?特徴や注意点を把握して快適空間を実現

注文住宅における庭づくりのポイント

注文住宅における庭づくりのポイント

前述のとおり庭づくりは新築時におこなうのが一般的で、後からつくり替えるのは大変な作業です。
「庭をつくりたい」となんとなく考えている場合は、土地選びの段階である程度イメージを明確にすると、土地を選びやすくなります。
庭づくりで後悔しないよう、以下の3つのポイントに注意しましょう。

庭の用途を決める

庭をつくる際は、希望する使い道をイメージしておくことをおすすめします。
なんのために庭を設けたいのか目的がはっきりしていると、必要な広さや仕上げ方がわかるため、スムーズに庭づくりを進められます。

また、ライフスタイルの変化によっても庭に求める用途は変わってくるでしょう。
先述のとおり、コンクリート舗装した部分を土に戻したい場合、多額の費用が必要です。
用途がはっきり決まらない場合は、仕上げを人工芝や土にするとその後の変更に柔軟に対応できます。

庭をつくる方角や周辺環境を考慮する

庭の方角や周辺環境も、注文住宅の庭を考える際の重要な要素です。
周囲からの視線や日当たり、道路との接面状況など周りの環境を確認しましょう。
日当たりを良くしたい場合は、南向きに庭を配置するのがおすすめです。

周辺の交通量が多く、外部からの見え方が気になる場合は、目隠しフェンスや生け垣を設けるとプライバシー保護やセキュリティ対策になります。
また、希望や予算によっては中庭にするのも一つの方法です。中庭であれば、外からの視線を気にする必要がありません。
注文住宅を建てる際は庭の方角や周辺環境を考慮して、快適に暮らせる住宅をつくりましょう。

定期的なメンテナンスが可能か考える

庭は手入れの手間がかかる点がデメリットともなり得ます。
今後の生活スタイルの中で、定期的にメンテナンスする時間や予算があるかどうかを考えましょう。

メンテナンスが完全に不要な庭はありませんが、設備や仕様によってメンテナンスが最小限で済むものもあります。
せっかくつくった庭が悩みの種にならないように、予算や手間をかけられる時間などを考慮して、メンテナンスが負担にならない庭づくりをしましょう。

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キノエデザインで庭にもこだわり抜いた注文住宅を建てよう

注文住宅の庭に求めるものは年齢や家族構成、ライフスタイルによってさまざまであり、時の流れとともに変化していくものでもあります。
庭の仕上げ方にはいくつか種類があるため、それぞれのメリット・デメリットを考慮してこだわった庭付きの注文住宅を建てましょう。

キノエデザインは兵庫県を中心に、これまで数々の注文住宅を手がけてきました。
お披露目会やモデルルームで実際の注文住宅を体感していただけます。
注文住宅の建築を検討中の方は、お気軽にご来場ください。

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