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2023.05.19 コラム

【徹底ガイド】注文住宅が完成するまでの期間や流れ、スムーズな進め方

注文住宅の購入は、手続きや決めなければならないことが多岐にわたり、長期の買い物となります。
いざ購入を考え始めて実際に住むまでにどれくらいの期間がかかるのか、どのような段階を踏んでいくのかなど、初めての家づくりをする方にとってはわからないことが多いでしょう。

本記事では、注文住宅購入の全体的な流れや購入にかかる期間、スムーズに進めるポイントについて詳しく解説します。
注文住宅の購入を検討している方や、何から始めれば良いかわからない方はぜひ参考にしてください。

注文住宅購入の流れ

注文住宅が完成するまでの流れは、「土地なし」の場合と「土地あり」の場合で異なるものの、基本的な流れはほとんど同じです。
ただし、購入する方によって順番が前後することもあります。ここでは土地あり、土地なしそれぞれの住宅購入の流れを見ていきましょう。

​​​​土地なし

以下は、土地なしの場合の一般的な流れです。

①予算決め・建てたい住宅のイメージ
②土地・建築会社探し
③間取り相談、見積り依頼
④住宅ローン事前審査
⑤土地の売買契約
⑥工事請負契約
⑦住宅ローン本審査
⑧詳細打合せ・プラン決定
⑨土地引き渡し・着工
⑩建物完成・引き渡し

土地なしの場合は土地探しから始まり、建物だけでなく土地の予算と合わせて検討する必要があります。
住むエリアを決めたり理想的な土地を探したり、住宅の大きさを考えたりとさまざまな準備が必要です。

また、理想的な土地が見つかったとしても、建築条件付きの土地で建築会社が指定されているケースがあります。
自身が希望する建築会社で建てられない可能性があるので注意しましょう。

土地探しについて詳細はこちら:
【初心者必見】土地探しのコツ|探し方や選ぶ基準、注意点を解説

土地あり 

続いて、土地ありの場合の流れは以下のとおりです。

①予算決め・建てたい住宅のイメージ
②建築会社探し
③間取り相談、見積り依頼
④住宅ローンの事前審査
⑤工事請負契約
⑥住宅ローン本審査
⑦詳細打合せ・プラン決定
⑧着工
⑨建物完成・引き渡し

土地ありの場合は土地探しの段階を省けるため、建築プランの打合せや着工までが比較的スムーズに進められます。
土地が決まっていない場合は建物の間取りや大きさ、形状などが大きく変わる可能性があり具体的な話を進めづらいですが、土地をすでにお持ちの場合は決まった土地に合わせてプランを入れられるため、初期の相談時点から具体的な見積りが取れるでしょう。

住宅購入の流れについて詳細はこちら:
注文住宅購入の流れとは?期間・費用・注意点まで徹底解説

注文住宅の契約から引き渡しまでにかかる期間

一般的に、注文住宅の契約から引き渡しまでにかかる期間は1年~1年半ほどです。
契約手続きや住宅ローンなど並行して行えるものもあり、順調に進められれば期間を短縮することもできます。
ここでは、「土地なし」の状態から住宅が完成し、引渡しとなるまでの流れに沿って、それぞれの工程にかかる期間を解説します。

事前準備 

建てたい住宅をイメージして予算を決めたり、土地探しを開始して建築会社を探したりする事前準備期間です。
土地探しは探している時期に物件があるかどうかや、購入したいと思える物件があったとしても他の人に先に買われてしまうなど、タイミングもあるためこのくらいの期間があれば決められる、といった決まりはありません。

目安としては、住宅のイメージや予算決めに1~2ヶ月程度、土地探しや建築会社探しに3ヶ月程度を想定し、トータルで3~5ヶ月程度を目安にすると良いでしょう。

見積り・事前審査

土地が決まったらおおまかな間取りを想定し、建築費の見積りを取って建築会社を決定します。
建築会社は2~3社に絞ったうえで相見積りを取り、比較検討して決めるのがオススメです。
続いて金融機関を選び、住宅ローンの事前審査を行います。
期間は1~2ヶ月程度を目安にしておくと良いでしょう。

契約・本審査

次に土地の売買契約、工事請負契約、住宅ローン本審査などの手続きに入ります。
契約業務や住宅ローンの本審査申し込みは比較的早く済ませられるため、手続きにかかる期間は1ヶ月程度みておくと良いでしょう。

ただし、工事プランに変更があった場合や審査に不備があった場合は、それ以上に時間を要する可能性もあります。

プラン打合せ

建てたい住宅のイメージを担当者と共有し、必要なものとそうでないものを取捨選択していく段階です。
加えて法令の制限や土地の状態なども確認し、希望する住宅が実現可能かどうかを明確にしていきます。

詳細なプランの打ち合わせは2~3ヶ月程度で決められるのが理想ですが、こだわりが強い方は半年以上、納得がいかなければそれ以上かかるといったケースもあります。
注文住宅購入全体の流れの中で、最も期間を左右する項目の一つといえるでしょう。

着工・完成 

最後に建物の着工から完成、引き渡しまでにかかる期間です。
順調に進めば3ヶ月程度ですが、遅れや追加の工事が発生する場合を見越して5ヶ月程度みておくと良いでしょう。

建物が完成すると市区町村の完成検査を受け、検査済証が発行されます。
期間中は建物の建築途中を確認できるほか、建物の引き渡し時には所有者が立ち会い、破損や不具合の箇所がないか最終チェックを行い、問題なければ引き渡し手続きをして完了です。

理想の住まいづくりのフロー例はこちら

お引き渡し後のアフターフォローについてはこちら

注文住宅の購入手続きから引き渡しまでをスムーズに行うポイント

注文住宅は、物件探しから実際に住めるようになるまでさまざまな工程を踏んで時間がかかるものです。
ここでは、購入から引き渡しまでをスムーズに進めるためのポイントを紹介します。

入居希望日から逆算して余裕を持ったスケジュールを立てる

入居希望日が決まっている場合は希望日から逆算し、先述のような流れを想定したスケジュールを立てましょう。
大まかなスケジュールを立てておけば、進行の目安になり大幅なズレを防げます。

打合せが長引いたり天候の都合などで工期が遅れることも想定し、ゆとりを持ったスケジュールを立てることをオススメします。

住宅のイメージを家族でまとめておく

理想の住宅にするためには、その家に暮らす全員が満足できる家であることが重要です。
家族それぞれの希望が決まっていないと、設計や間取りがなかなか決まらず、打合せに時間がかかってしまうことも考えられます。

家族全員で満足する家づくりをするために、優先事項やこだわりたい部分、それぞれが希望する点などをあらかじめ話し合っておくと打合せをスムーズに進められるでしょう。

自分に合った建築会社を見つける

自分に合った建築会社を見つけることは、注文住宅を建てる際に重要なポイントの一つです。
要望を伝えやすく真摯に向き合ってくれる会社であれば、イメージを実際に住宅に反映しやすいうえに安心して施工も任せられます。

会社の品質や提案力、コスト、担当者の対応などトータルで見極めるようにしましょう。

信頼できる建築会社との出会いが注文住宅購入の期間を変える

今回は、注文住宅を建てる際にかかる目安の期間について解説しました。
住宅が完成するまでの期間は、家を建てる方のこだわりや工期などによっても異なります。
スムーズに進められるコツもあるため、ポイントをしっかり事前に押さえておきましょう。

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