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2023.04.25 家の造り コラム

【必見!】2階建てと平屋の違いや比較ポイントまとめ

家を建てる際、一般的にイメージされやすい戸建て住宅は「2階建て」タイプです。
しかし、近年は平屋も人気が高まっており、デザイン性の高いものが多く見られるため、平屋と2階建てで悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2階建てと平屋それぞれの特徴やメリット・デメリット、比較しやすいポイントなどについて詳しく解説します。
注文住宅の購入を検討している方や、2階建てと平屋の魅力をそれぞれ知りたい方はぜひ参考にしてください。

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2階建てと平屋について

2階建てと平屋についてお教えします!

エリアによっても異なりますが、戸建て住宅というと一般的に2階建てが多く見られます。
また、家族構成や好み、土地の条件によって建てたい家のタイプは異なるでしょう。
2階建てと平屋ではそれぞれの魅力があるため、特徴やメリット・デメリットを理解して、どちらが良いのか検討材料にすることをオススメします。

​​​​2階建て

まずは2階建ての特徴やメリット・デメリットについて見ていきましょう。

特徴

日本の住宅で一般的なのは2階建てです。
特に都市部では広い土地の確保が難しいため、2階建てが多く見られます。
一定のニーズがあることに加えて将来的に売却することを視野に入れた場合、シンプルな間取りで需要のある2階建てが売りやすい傾向にあります。

メリット

2階建ては、土地の狭さをカバーできる点が大きなメリットです。
土地面積が小さくても、上に伸ばすことで広い延床面積や部屋数の確保を実現できます。

平屋の場合は近隣の建物との距離が近くなり、十分な日当たりが確保できないことも考えられますが、2階建てなら採光を確保しやすく、2階に人が集まるリビングをつくるのも良いでしょう。
さらに防犯性を高めたり、階を隔てることで家族間のプライバシーを確保しやすくなったりするメリットもあります。

デメリット

2階建ては、ワンフロアの平屋と比べて生活・家事動線が複雑になりやすい点がデメリットの一つです。
1階で洗濯したあとに2階のベランダに移動して洗濯物を干したり、掃除の際に1階から2階へ掃除機を運んだりするのは、頻繁であればあるほど負担に感じやすくなります。

また、高齢者や小さい子どもにとって階段の使用は体の負担になるほか、転落などの危険性もあるため配慮が必要です。
その他、平屋より家族間のコミュニケーションが取りづらくなるのもデメリットといえるでしょう。

平屋

続いて、平屋の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

特徴

平屋とは、1階建て住宅のことをいいます。
すべてがワンフロアに収まり、コの字型やロの字型で中庭を囲むなど、個性的な間取りの住宅も実現可能です。
平屋は小さく古いといった昔ながらのイメージもありますが、近年ではおしゃれなデザイン性の高い住宅も多く、注目を集めています。

メリット

平屋は家全体を見渡しやすく、家族間のコミュニケーションが取りやすい点が魅力です。
横に広い分、間取りの自由度が高く、スキップフロアや高い天井など縦の空間を生かしたおしゃれなデザインに設計することも可能です。

また、階段の上り下りがなく体の負担を軽減できるうえに転落の可能性もないため、幅広い年齢層にとって安全な間取りといえるでしょう。
さらにワンフロアの平屋は生活・家事動線を確保しやすく、無駄な動きを省略できる効率的な間取りに仕上がります。

デメリット

2階建てに比べて平屋は広い土地面積が必要になり、建築費もかかることから全体的に費用が高くなりやすい点がデメリットといえます。
また、部屋数が増えると住宅中心部の部屋の採光が難しく、暗くなりやすいため工夫が必要です。

さらに、ワンフロアでは家族間の距離が近くなり、プライバシーの確保も難しくなります。
1階に浴室や寝室などすべての部屋が配置されるため、外からの視線が気になってしまうという方もいるかもしれません。

平屋について関連記事はこちら:
新築平屋はいくらで建てられる?失敗しない間取り例やポイントを伝授

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2階建てと平屋の比較ポイント

2階建てと平屋の比較ポイントとは?

上述のとおり、2階建てと平屋どちらにもそれぞれの特徴や魅力があります。
どちらにしようか悩んでいる場合は、以下で紹介する比較ポイントを参考に、自分自身や家族にとって合う条件で選んでみてはいかがでしょうか。

土地の広さ

2階建てと平屋、どちらを建てるかによって必要な土地の広さが異なります。
同じ延床面積の建物を建てる場合、平屋のほうが横に広がりを持つため、より広い土地が必要です。

ただし、土地の広さに余裕がある場合でも、2階建てと同じ延床面積をそのまま平屋で実現できるとは限りません。
地域によって建ぺい率や容積率が決まっているため制限があり、その土地に建てられる面積の上限があるからです。

したがって、広い土地面積を確保しやすい郊外に平屋は多く、2階建て以上の住宅は市街地など都市部に多く見られる傾向にあります。

費用面

建築時と入居後にかかる費用面について、2階建てと平屋で比較してみましょう。
同じ延床面積の建物を建築する場合、平屋は2階建てに比べて基礎や屋根の面積が広くなります。

建物工事費用の中でも大部分を占めるのが基礎・屋根工事のため、建築費用は一般的に平屋のほうが高くなりがちです。
また、土地から購入する場合は平屋のほうが広い面積を必要とするため、その分土地代も高くなります。

入居後には固定資産税と都市計画税がかかりますが、2階建てより平屋のほうが税金が高くなる傾向にあります。
一方メンテナンス費用は、外装のメンテナンス時に足場が必要になる2階建てのほうが高くなりやすい傾向です。

利便性

家の中での暮らしやすさや利便性を高めるためには、生活動線や家事動線を考えた間取りにする必要があります。
2階建ての場合、階段の上り下りがあるため、頻度の高い家事動線はワンフロアで済ませられるようにするなどの工夫が必要です。

一方、平屋は上下移動の負担がなくなるため、生活・家事動線の確保が比較的容易です。
ただし、無駄なスペースを省くことを最優先にした間取りにしてしまうと、家族で動線の行き来が増えてストレスになることも考えられます。
そのような場合には、廊下をつくったり、補助動線をつくるなど工夫をすると良いでしょう。

安全性

快適に生活するためには、住宅の安全性は必要不可欠です。
平屋はワンフロアのため階段の上下移動がなく、転落による負傷が防げます。
また、極力段差をなくしたバリアフリーの間取りをつくりやすく、小さな子どもから高齢の方まで安心して生活できます。

一方、2階建ては平屋に比べ、不審者の侵入や外からの視線を防ぎやすいのが特徴です。
災害時には、2階建ては浸水などが発生した際に上階へ避難でき、平屋は地震発生時に建物の揺れが少なく安定しやすいでしょう。

家族構成

どのような住宅にするか決めるうえでは、家族構成も重要なポイントです。
平屋は家の隅々まで目が届きやすく、2階建てと比べて家族のコミュニケーションが取りやすくなっています。
子どもや高齢の方に優しいフラットな家づくりも実現できるでしょう。

一方、2階建ては生活音などが筒抜けになることがなく、プライバシーを確保しやすいのが特徴です。
そのため、年頃の子どもがいる世帯や二世帯住宅として利用する場合にも適しています。

2階建てについて関連記事はこちら:
老後の暮らしを考えた間取りの作り方|2階建て住宅を上手に生かそう

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2階建てを平屋に減築することも可能

2階建てを平屋に減築することも可能です!

すでに2階建て住宅をお持ちの場合は、2階建てを平屋にリノベーションすることも可能です。
近年、建物や設備の老朽化やライフスタイルの変化などに対応し、2階建てを平屋に減築するケースも増えています。

ただし、2階部分のみをなくす場合は1階部分の面積が十分あること、1階部分を増築する場合はそれなりの土地の広さがあること、建築確認申請が承認されるかなどを確認する必要があります。
また、大掛かりな工事のため費用が1,000万円以上かかるケースもあり、実現可能かどうかの判断が必要です。

メリットは多いものの負担もかかるので、検討する際にはリノベーション事例を複数確認したり、2階建てから平屋への減築工事の実績が多い業者に相談・見積もりを依頼したりすることをオススメします。

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 自身のライフスタイルや優先度にあわせた家づくりをしよう

2階建てと平屋にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、家族構成や土地の広さ、費用、利便性などを考慮し、自身に合ったほうを選ぶようにしましょう。
2階建てを平屋に減築することを検討している場合は、専門業者に相談するのがオススメです。

キノエデザインがご提案するのは、自然素材の良さを体感できる「深呼吸する家」です。
家族構成やライフスタイルを丁寧にヒアリングし、心地よく過ごせる住宅を提供しています。
費用相場などもぜひお気軽にお問い合わせください。

2階建てについて関連記事はこちら:
2階建てに取り入れたい間取りとは?後悔しないためのポイントを紹介

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