注文住宅にサウナを設置するには?費用相場や間取りのポイントを解説|家づくりコラム|三木市・加東市・小野市・加古川市の新築注文住宅はキノエデザイン

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2025.07.29 コラム

注文住宅にサウナを設置するには?費用相場や間取りのポイントを解説

マイホームの夢を叶える際に「自分たちらしい家を建てたい」「暮らしをさらに楽しみたい」と考える方は少なくありません。昨今では、サウナ文化の定着や「ととのう」ブームの影響から自宅にサウナを設置するケースが増えつつあります。

そこで本記事では、注文住宅に設置できるサウナのスタイルや設置にかかる費用目安、自宅サウナのメリット・デメリット、注意点などをまとめて紹介します。自宅サウナの設置を検討する際に、ぜひ参考にしてください。

注文住宅に設置可能なサウナの種類

注文住宅にサウナを導入するには、室内にサウナスペースを設けるか、庭や屋上などの屋外に設置することになります。まずは、一般住宅に設置可能なサウナの種類を確認しておきましょう。

​​​​ドライサウナ

ドライサウナとは、高温かつ低湿度の環境で体を温めるサウナのことです。室温はおおむね80~100度程度、湿度は10~20%程度に保たれています。

日本の銭湯やスポーツジム、ホテルの大浴場などに多く導入されているタイプで、短時間でたっぷり汗をかけるのが特徴です。入った後のスッキリ感にやみつきになる方も少なくありません。

スチームサウナ

スチームサウナとは、高温の水蒸気で満たされた空間にて体を温めるサウナを指します。室温は一般的に40~50度程度とドライサウナよりも低い一方で、湿度は80~100%と高めです。

肌や髪、喉などへの刺激が少なく、体に大きな負担をかけずに楽しめるのが特徴です。じんわりと汗をかきながらリラックスしたい方に向いています。

注文住宅にサウナを設置する場合の費用目安

注文住宅でサウナを設置する際に気になるのが費用面です。初期費用と維持費用の目安について、以下でそれぞれ解説します。

初期費用

サウナの設置にかかる初期費用は「埋め込みタイプ」と「据え置きタイプ」で異なります。

埋め込みタイプは、家づくりを計画する段階で住宅の間取りの一部として設計するのに対し、据え置きタイプは既製品の設置のみで済むため、比較的安く導入できます。

タイプ別の初期費用の目安は次のとおりです。

ドライサウナ スチームサウナ
埋め込みタイプ 100万円以上 70万円以上
据え置きタイプ 40万円以上 30万円以上

ただし、具体的な価格はメーカーや商品によって大きく異なります。また、オプションを追加する場合は、その分の費用が上乗せされると考えておきましょう。

維持費用

自宅用サウナの設置後は、使用するための電気代と維持費がかかります。電気代は1時間あたり40~70円程度が目安です。毎日2時間ほど使用した場合、月に2,400円~4,200円程度の電気代が発生することになります。

維持費の内容は、点検や部品交換にかかるメンテナンス費用、機器の入れ替え費用、床や壁の防水補強費用などです。一般的にサウナストーンは1年程度、サウナヒーターは10~15年程度で交換が必要になります。

注文住宅にサウナを設置するメリット

サウナは自宅に必須の設備ではないため、設置すべきかどうか迷うこともあります。注文住宅にサウナを設置すると、どのようなメリットを得られるのか確認しておきましょう。

好きなタイミングでサウナを楽しめる

自宅にサウナがあれば、わざわざ外部のサウナ施設まで足を運ぶ必要がありません。

時間帯も気にせずに済み「朝サウナに入ってスッキリしてから出勤する」「テレワークの合間に気分転換する」など好きなタイミングで楽しめます。夏の猛暑日や真冬の雪の日などのあまり外出したくない日でも、自宅で手軽にサウナを楽しめるのが大きな魅力です。

サウナ施設の利用料金が浮く

外部のサウナ施設を利用するには、利用料金を支払わなくてはなりません。具体的な料金は施設によって異なるものの、比較的リーズナブルな銭湯でも500円前後で、サウナ専門施設の多くは1,000~3,000円ほどです。

一方で、自宅のサウナだと使うたびに電気代はかかるものの、外部施設の利用料金と比べれば圧倒的に安価です。

自分だけのルール・スタイルで過ごせる

自宅のサウナであれば、自分の好きなスタイルでリラックスタイムを満喫できます。温度や湿度も好みに応じて調整でき、テレビを設置したり音楽をかけたり、アロマオイルで香りを楽しんだりと、何をするにも自由です。

外部のサウナ施設のように、利用者同士で譲り合ったり配慮したりする必要もありません。サウナタイムを自由に過ごせることは、サウナを愛する方にとってこれ以上ないメリットです。

注文住宅にサウナを設置するデメリット

自宅のサウナには、メリットとデメリットの両面があります。マイホームにサウナを導入する前に、デメリットについてもチェックしておきましょう。

初期費用や維持費がかかる

マイホームにサウナを設置してサウナライフを楽しむには、初期費用と維持費がかかります。特に初期費用は決して安いものではなく、まとまった予算が必要です。

また、使い続けているうちに設備全体が劣化していくため、必要に応じて部品や機器の交換、防水処理の補強などもしなければなりません。

費用をできるだけ抑えるには、テントタイプなどの簡易的な設備を選択するという方法もあります。

準備や手入れの手間がかかる

自宅サウナを利用する際は、余熱などの準備が必要になるため、入りたいときにすぐに入れるわけではありません。加えて、利用後は換気や拭き掃除などのメンテナンスが必須です。高温多湿になるサウナ内部は、清掃が不十分だとカビが発生しやすい環境のため、使うたびにこまめなお手入れが欠かせません。

導入時には、手間がかかることを考慮した上で検討しましょう。

設置するスペースが必要になる

注文住宅にサウナを設置するには、それなりのスペースが必要です。

個人住宅向けのサウナには1人用のコンパクトなタイプもあるものの、家の中に設置したとき「意外とスペースを取る」と感じるケースは珍しくありません。

設置前に、居室や収納スペースとのバランスを考慮することが大切です。室内への設置が難しい場合は、庭やウッドデッキなどの屋外に設置する方法もあります。

注文住宅にサウナを設置する際の注意点

サウナは、日常生活に豊かな時間を生み出すものです。以下では、自宅サウナを快適に使うために注意しておきたいことを解説します。

ほかのスペースへの動線を考慮する

サウナタイムは単に温まるだけのものではなく、水風呂に浸かったり、外気浴をしながらくつろいだりする時間も含まれます。サウナタイムを存分に楽しむために、サウナルームからそれぞれのスペースに移動することを考え、動線を確保した上で設置しましょう。

外気浴のスペースは、外から見えない中庭を活用するのがおすすめです。タープやパラソルなどがあれば、日光や多少の雨を遮るのに役立つでしょう。

日々のメンテナンスを欠かさない

先述のとおり、サウナルームを清潔に維持して長く使い続けるためには、日々のお手入れが欠かせません。使用後は十分に換気をして水分を拭き取り、万が一カビが発生した場合はすみやかに除去する必要があります。

屋外に設置する場合は、風雨や直射日光にさらされることで劣化が早まる可能性があるため、こまめな点検が必須となるでしょう。

施工実績が豊富な建築会社に依頼する

自宅にサウナをつくるケースは増えつつあるものの、一般的といえるほどではないため、施工に対応していない建築会社も存在します。また、建築会社ごとに取り扱い可能なサウナメーカーやラインナップも異なるため、サウナの施工実績が豊富な会社に依頼すると安心です。

施工事例を確認しつつ、担当者から話を聞いて検討するようにしましょう。

注文住宅にサウナを設置し、毎日の暮らしをより豊かに

自宅にサウナがあると、いつでも好きなタイミングでリラックスでき、ストレス解消や疲労のケアに役立ちます。たっぷりと汗をかいた後に水風呂に浸かったり、屋外でくつろいだりする時間は、至福のひと時となるに違いありません。

キノエデザインには、サウナのある注文住宅を手がけてきた実績があります。兵庫県や大阪府でサウナライフを楽しめるマイホームをご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。