吹き抜けのあるリビングをおしゃれにするインテリア・内装例を紹介|家づくりコラム|三木市・加東市・小野市・加古川市の新築注文住宅はキノエデザイン

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2025.07.30 コラム

吹き抜けのあるリビングをおしゃれにするインテリア・内装例を紹介

おしゃれな吹き抜けのある間取りに、憧れる方も多いでしょう。吹き抜けは上下階をつなげた室内空間で、リビングや玄関などに取り入れることで明るく開放感のある空間を演出できます。おしゃれな間取りにする場合は、快適に過ごせるかどうかも考慮しながら間取り計画を立てることが大切です。

本記事では、吹き抜けのメリット・デメリットを解説した上で、おしゃれな吹き抜け空間を演出するインテリア・内装の工夫や施工事例を紹介します。これから家づくりを始める方や、おしゃれな空間づくりにこだわりたい方は、ぜひ参考にしてください。

吹き抜けのメリット

吹き抜けのある住まいは、開放感あふれる空間を演出し、自然光をたっぷり取り込めるのが魅力です。ここでは、吹き抜けがもたらすメリットをわかりやすく解説します。

​​​​開放的な空間になる

吹き抜けを取り入れると天井が高くなるため、視線が上へ抜けて部屋全体に圧迫感がなくなるのが大きなメリットです。開放感あふれる広々とした空間となり、実際の床面積よりも広く感じられるという視覚的な効果があります。

天井が高いことで空間にゆとりが生まれ、気分もリラックスしやすくなるでしょう。

採光を確保しやすく明るい室内になる

吹き抜けのある家は、自然光をたっぷり取り込める点も大きな魅力です。吹き抜けの上部に天窓や高窓を設置すると、高い位置から太陽の光が室内の奥まで届きやすくなります。明るい空間は視覚的にも広く見え、室内がより開放的に感じられます。

さらに、日が入りにくい部屋と比べて電気代の節約にもつながるでしょう。

家族間のコミュニケーションが取りやすくなる

吹き抜けのある家は上下階の空間がつながるため、家族がどこにいてもお互いの気配を感じやすくなります。声や物音が届きやすく、1階と2階で自然と会話が生まれやすい点も特徴です。

リビングで遊ぶ子どもの声が2階の書斎まで届いたり、料理中の音が吹き抜けを通じて聞こえてきたりします。吹き抜けは、自然と家族のコミュニケーションを促進する間取りといえるでしょう。

縦の空間を有効活用できる

吹き抜けを設けると天井が高くなるため、縦の空間を有効活用できます。開放感を確保しながら、スキップフロアや小屋裏収納をつくることが可能です。ほかにも、新しい居住スペースを増やしたり、季節モノの荷物をしまえる大容量の収納スペースにしたりと、活用方法が多様にあります。

空間を無駄なく使い、住まいを豊かにできるのは吹き抜けならではの魅力です。

吹き抜けのデメリット

吹き抜けは開放感や採光性に優れていますが、住み心地の面で注意点もあります。以下では、吹き抜けの代表的なデメリットをわかりやすく解説します。

空調効率が下がる

吹き抜けのある家は天井が高くなり空間が広がるため、一般的な高さの天井の場合と比べてエアコンの効きが悪くなりがちです。

特に、冬は温かい空気が上に溜まり、足元が冷えて防寒性が下がります。冷暖房効率が落ちるため風量を強めたり極端な温度設定にしたりする必要があり、結果として光熱費にも影響します。

音やニオイが広がりやすい

上下階がつながる吹き抜け空間は、生活音やニオイが家全体に広がりやすくなるため注意が必要です。リビングの声やテレビの音が2階の個室まで届き、勉強の集中力を欠いたり睡眠を妨げたりする場合があります。

生活リズムが異なる家族がいる場合はストレスの原因になりやすいため、快適な住環境を保つために換気や遮音対策を行いましょう。

2階の居住スペースが狭くなる

吹き抜けをつくるには、1階の天井と2階の床を一部なくして空間をつなげる必要があります。そのため、2階の床面積は通常の家よりも少なくなり、必要な部屋数を確保できなかったり、収納スペースが十分に取れなくなったりする可能性があります。

吹き抜けをよりおしゃれに演出するインテリア・内装

吹き抜けのある空間は、インテリアや内装の工夫によってさらにおしゃれに演出することが可能です。以下では、吹き抜けを引き立てる具体的なアイデアを紹介します。

リビング階段

リビング階段はリビング内に設けられた階段で、リビングを通って2階へ上がれる間取りです。動線がスムーズになり生活を便利にするだけでなく、インテリアとしても大きな役割を果たします。

ノーマルなリビング階段でもおしゃれですが、スケルトン階段を採用すれば、視線が抜けてさらにデザイン性が高まります。

大きな窓

吹き抜けに大きな窓を設けると、視界が抜けて開放感が高まり、自然光をたっぷりと室内に取り込むことが可能です。特に天窓や高窓は採光効果が高く、明るく心地良い雰囲気をもたらします。

見た目にもスタイリッシュで、外との一体感が生まれやすくなり、ナチュラルさを演出できるのが魅力です。ただし、大きな窓は家の断熱性能に影響を与えるため、二重窓や断熱ガラスを採用するなどの工夫が求められます。

シーリングファン

シーリングファンは、天井に設置して空気を循環させる大型のファンです。空間の上下の温度差を抑え、冷暖房効率を高めます。

存在感のあるデザインも空間のアクセントとなり、おしゃれなインテリアとして活用できる点も魅力です。吹き抜けのデメリットを解消し、かつ機能性とデザイン性を両立する優れた設備といえるでしょう。

見せ梁

見せ梁とは、天井にあえて露出させることで空間にアクセントを加える装飾的な横木です。吹き抜けの広さを活かし、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出します。梁に照明を取り付けたり、ハンモックを吊るしたりとアレンジも豊富です。

シーリングファンとともに天井空間の印象を変えられるアイテムとして、大きな力を発揮します。

勾配天井

勾配天井とは、屋根の形に合わせて斜めに傾斜をつけた天井です。通常のフラットな天井とは異なり、空間に開放感とデザイン性の高さを与え、上品でおしゃれな雰囲気を演出します。

ダウンライトやペンダントライトなど、照明との組み合わせによって空間に奥行きと立体感が生まれ、勾配天井の美しい形状が際立ち上質な雰囲気になるでしょう。

おしゃれな吹き抜けのある間取りの施工事例

おしゃれな吹き抜けの間取りといっても、実際どのようなスタイルがあるのでしょうか。ここでは、おしゃれな吹き抜けのある間取りの施工事例を3つ紹介します。

暮らしやすさと遊び心をかけ合わせた、回遊動線のある平屋

スキップフロアや勾配天井の吹き抜けがもたらす開放的な空間に、工夫と遊び心をちりばめた平屋の事例です。アメリカンテイストの外観に呼応するように、内装も自由な空気に包まれています。

リビング上の畳敷きスキップフロアは、吹き抜けでゆるくつながった隠れ家のような場所となっており、子どもの遊び場や読書・昼寝スペースとしても最適です。

暮らしやすさと遊び心をかけ合わせた、回遊動線のある平屋の施工事例を見る

トレーニングルームやサウナのこだわりが詰まったホテルライクな3階建て

高級感あふれるホテルライクな空間には、独特の明るさと開放感が満ちています。一部が2階まで吹き抜けになった玄関は、上部のFIX窓とダウンライトで光あふれる明るい空間を演出しています。

1階から3階へと続くスケルトン階段も吹き抜けでつながり、FIX窓から十分な採光を確保しているのが特徴です。いつでも明るい室内は、デザイン性と開放感、家族とのつながりを重視する方に適した住まいといえるでしょう。

トレーニングルームやサウナのこだわりが詰まったホテルライクな3階建ての施工事例を見る

吹き抜けと回遊動線が叶えるモダンでアシンメトリーな2階建て

アシンメトリーなデザインが印象的な2階建ては、毎日の家事や子育てが楽しくなるモダンな住まいです。

吹き抜けリビングの採用により、明るく広々とした空間の中で、心に余裕を持って家事や子育てを快適にこなせます。高天井と自然光に包まれたLDKは、家族がそれぞれリラックスしながらも、自然と互いの気配を感じられる心地良い場所です。空間にゆとりがあるからこそ、家族の絆も自然と深まります。

吹き抜けと回遊動線が叶えるモダンでアシンメトリーな2階建ての施工事例を見る

吹き抜けのある間取りをおしゃれに。自慢の住宅をつくろう

吹き抜けのあるおしゃれな住まいは、バリエーションが多彩です。理想の空間をつくるには、吹き抜けの設計・施工実績が豊富な建築会社に依頼しましょう。

キノエデザインは、実用性とデザイン性を両立したバランスの良い家づくりを提案します。要望やこだわりを反映した納得のプランを作成しますので、お気軽にお問い合わせください。