一軒家を建てるメリットや魅力の一つに、庭を持てることが挙げられます。
注文住宅を建てる際、庭づくりにこだわりたいと考える方も多いのではないでしょうか。
使い勝手が良くおしゃれな庭を実現するには、憧れを描くと同時にデメリットや注意点も把握しておく必要があります。
本記事では、代表的な庭の仕上げ方や注文住宅に庭をつくるメリット・デメリット、おしゃれに仕上げるポイントなどを紹介します。
これから一軒家を建てたいと考えている方や、庭づくりに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
庭の仕上げ方
庭をつくる際、用途に合わせて仕上げ方を決めると失敗が少なくなるでしょう。 仕上げ方の代表的な例として、芝生・砂利・コンクリートなどが挙げられます。 なかでも人気なのが、自然を感じられる芝生です。 足元が柔らかいため、子どもやペットを安全に遊ばせられることはもちろん、ガーデニングとの相性も良いのでおすすめです。 芝生には天然芝と人工芝がありますが、芝刈りや雑草取りなどのメンテナンスの手間がかかることから人工芝が選ばれやすい傾向にあります。 その他、防犯や防草効果も期待できて見た目がすっきり仕上がる砂利・瓦チップや、耐久性が高くメンテナンスの手間がかからないコンクリートなども人気の仕上げ方の一つです。 費用やメンテナンスの手間だけでなく、見た目の印象も仕上げ方によって大きく異なります。 好みや理想もありますが、それぞれの特徴を把握した上で庭の用途やデザインなど全体的に判断して決めましょう。 庭・テラスのある家の施工事例はこちら
庭付き一軒家のメリット
庭の仕上げ方は複数種類があり、理想の庭のイメージをそれぞれの好みで持つものです。
しかし、庭をつくることにはメリットだけでなくデメリットも存在するため、双方を知った上で検討することが大切です。
以下では、一軒家に庭があることのメリットとデメリットを詳しく紹介していきます。
主なメリットとして挙げられるのは以下の4つです。
スペースが確保でき日当たり・風通しが良くなる
庭を設けることで隣接する建物との間に空間ができ、日当たりや風通しが良くなるというメリットがあります。 都市部の住宅地は家と家との距離が近い一軒家が多いですが、その場合、風通しや日当たりが悪くなり湿気が多く暗い空間になってしまうこともあるでしょう。 その点、庭があれば隣の家との距離が確保できるため、明るく開放的な室内空間を実現しやすくなります。 庭を設ける際は広さや方角なども考慮した上で、日当たりや風通しが良くなるように設計することが大切です。子どもやペットが遊べる
庭がある家は室内以外に広いスペースを確保できるため、子どもやペットがのびのび遊べる環境になる点も大きなメリットの一つといえます。 家の外で遊ぶ場合には、常に子どもから目を離さず見守る必要があり、またペットはリードをつけるため自由に走らせることができず不自由に感じることもあるでしょう。 しかし、自宅の庭であれば家事をしながら見守ることができ、目が行き届く範囲で自由に遊ばせられるため安心です。 キッチンやリビングから庭が見えやすいようにしたり、子どもやペットが道路に飛び出さないよう工夫したりするなど、間取りにも配慮すると良いでしょう。 また、子どもが遊びやすいようにすべり台や砂場などを設置すると、遊びの幅が広がります。 毎日のペットの散歩が難しい場合にも、庭で遊ばせることでストレスを発散させられるでしょう。ガーデニング・家庭菜園を楽しめる
ガーデニングや家庭菜園が趣味の方にとって、庭があるのは大きな魅力です。 これまでベランダでガーデニングを楽しんでいた場合でも、庭があることで本格的に庭いじりが可能になります。 また、ガーデニングは自分自身が楽しめるだけでなく、庭を華やかに演出することもできます。 タイルやレンガ、枕木などを使って、花壇や小道を作るのも楽しみの一つになるでしょう。 ほかにも、家庭菜園をすることで食育にも役立ちます。 自分で育てた野菜を食べられるため食費の節約になる上、無農薬にするなど健康にも気を遣いやすくなるでしょう。多目的に利用できる
家の中で十分な広さを確保できない場合でも、庭があれば室内の延長としてさまざまな使い方ができます。 友人を大人数招いてホームパーティーをしたり、BBQをしたりするのも良いでしょう。 ウッドデッキがあれば室内と一続きの空間として使えるため、より使い勝手の良い空間になります。 友人を招かない場合でも、家族でBBQをしたりプールを設置したりして自由にアウトドアを楽しむこともできます。 気軽に外遊びができる空間があれば、移動の必要がなく自宅で過ごす時間をより充実させられるでしょう。 関連記事はこちら: テラスのある家ってどんな家?特徴や注意点を把握して快適空間を実現
庭付き一軒家のデメリット
一方、庭付き一軒家に挙げられる主なデメリットは以下のとおりです。
目隠しがないと外からの視線が入りやすい
庭付きに限らず一軒家全般の特徴として、隣家や通行人など外からの視線が入りやすい点はデメリットの一つといえるでしょう。 家の外である庭の場合はとくに、プライバシーが確保しにくいため注意が必要です。 外からの視線が気になる方は、隣家や道路との境目に柵やフェンス、植栽などで目隠しの工夫をすると良いでしょう。手入れの手間がかかる
きれいな庭の状態を維持するには、日々のお手入れが欠かせません。 とくに共働き世帯や小さな子どもがいる世帯は、庭のお手入れをする時間の確保が難しい傾向にあります。 ガーデニングが好きな方であればお手入れを苦に感じることは少ないかもしれませんが、庭は広ければ広いほど手間がかかります。 手間を少なくしたい場合は、お手入れが必要になるスペースを小さくすることも考えましょう。 庭の手入れには雑草取りや落ち葉掃き、芝生の場合は草刈りや防虫対策などが必要です。 また、メンテナンスが行き届かないまま放置すると近隣住民とのトラブルに発展する可能性もあるため、防草シートや砂利を敷くなどして対策することをおすすめします。土地の広さが必要なため庭のない土地より価格が高くなる
一軒家で庭をつくる場合、庭がない場合と比較して広い敷地が必要になります。 土地面積が広ければ広いほど購入金額も高くなるため、家づくり全体の費用が上がることも忘れてはいけません。 大きな買い物であり購入すれば資産価値になるものの、予算内で憧れの庭付き一軒家を実現できるか事前に資金計画をしっかり立てて検討しましょう。 庭・テラスのある家の施工事例はこちら
おしゃれな庭づくりのポイント
憧れの庭付き一軒家が購入できて庭づくりをするなら、おしゃれな庭に仕上げたいものです。
以下で紹介するポイントを押さえて、こだわりの庭づくりを実現しましょう。
全体のバランスを考えてコーディネートする
庭は家の外観の一部のため、建物や外構と調和が取れていることがおしゃれに見せるポイントです。 玄関アプローチや駐車場とのバランスを考えてコーディネートすると良いでしょう。 また、庭に取り入れたいウッドデッキや花壇などとの相性も考慮して選ぶとトータルバランスが良くなります。 庭の用途や使いたいアイテムに合わせて雰囲気を家全体で統一するとおしゃれに仕上がります。自然を取り入れる
おしゃれな雰囲気を演出するには、花や樹木などの自然の景観を取り入れることも大切です。 色彩豊かにたくさん植えたり一箇所にまとめて植えたりするよりも、色を統一させたり適度に分散させたりしてナチュラルに見えるようにすると良いでしょう。 植栽で目隠しをしたい場合は、常緑樹や生垣になる樹木を植え込むのが効果的です。 植栽に合わせてレンガや枕木などのナチュラルな資材を取り入れると、よりおしゃれに仕上がります。開放感のある庭にする
広い敷地が確保できなかった場合でも、土地の面積を広げることなく開放感のある庭を演出することも可能です。 フェンスや柵の高さを抑えることで圧迫感を軽減したり、庭に接する窓を大きくして庭と室内がつながっているように見せたりすると、開放感を演出するのに効果的です。 その他、植栽に高低差を出し立体感を演出することで、庭を広く見せる効果も期待できます。 さらにフェンスやブロックを明るい色にすると、洋風で軽やかな印象になり開放感ある空間を実現できるでしょう。 庭・テラスのある家の施工事例はこちら
理想の庭付き一軒家を建てるなら【キノエデザイン】がおすすめ
今回は、人気のある庭の仕上げ方やおしゃれな庭をつくるコツ、注意点について紹介しました。 庭は家の外観の一部のため、建物とのバランスを見て調和した空間に仕上げることがポイントです。庭付き一戸建てを検討している方はぜひ参考にしてください。 キノエデザインでは、家族全員が快適に暮らせる上にデザインにもこだわったおしゃれな注文住宅を提案しています。 庭づくりのご相談にも対応していますので、庭付き一軒家を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。